2008年 : Rock'n'Roll Gypsies / The Roosters
作成:2008年3月31日/更新:2017年5月8日
2008 年3月29日(土) 千葉県浦安市舞浜:Club IKSPIARI "2008 first bazooka by ROCK'N'ROLL GYPSIES"

[第1部]
1. In And Out〜Peter Gunn
(Henry Mancini)
2. Love Hurt
3. Tell Me Your Name
4. Neon Boy
5. No Time
6. Rumble Heart
7. Hey DJ
8. Junk! Junk! Junk?
9. 汽車はただ駅を過ぎる
10. Ho Train Boogie
11. Muddy Man
12. Truckin'
[第2部]
13. Walkin' The Dog
(Rufus Thomas)
14. Mona(I Need You Baby)
(Bo Diddley)
15. Fool For You
16. Natural Powered 1
17. Criminal Rock
18. Good Time(To Love You)
19. Lazy Sun
20. I'm A King Bee
(Slim Harpo)
21. Hangfire
22. Crazy Romance
23. N.W.O
24. 只の夢

(アンコール1)
26. Hallelujah Lord
27. 風の跡
(アンコール 2)
28. Do The Boogie

詳細1 : 2008年最初のライヴは千葉県舞浜、ディズニーランドの隣にあるClub IKSPIARIにて。同会場でのライヴは去年の3月17日以来1年振りその時同様、会場内はテーブルが用意され、食事をしながら鑑賞するという・・・ディナー・ショーといった雰囲気(笑)

 午後6時10分頃にメンバーが登場し、演奏がスタート。今回は"流れ"や花田裕之バンド同様に途中に20分程の休憩を挟んだ2部構成。オープニングはイ ンストの
「In And Out」前半は花田さんのアルバムから「Love Hurt」「Rumble Heart」「汽車はただ駅を過ぎる」やジプシーズの2枚のスタジオ・ アルバムからを中心にプレイ。花田さんのヴォーカルも力強く、下山さんのギター・プレイも好調でしたが、一旦休憩する前の「Ho Train Boogie」「Muddy Man」「Truckin'」辺りが特にラウドになり凄みを増していたような印象が。

 後半はお馴染みの「Walkin' The Dog」から始まり、「Fool For You」「Mona(I Need You Baby)」「Criminal Rock」といったルースターズ・ナンバーがプレイされる。PA のバランスを替えたのか、花田さんのヴォーカルがやけに大きく響く(ちょっとエコーもかかってたみたい)。「Good Time(To Love You)」は中々歌が始まらず「?」となる場面もありましたが、スローな「Hangfire」「Crazy Romance」、 下山さんヴォーカルの「N.W.O」と順調に続き、「LUCKY LOVE」(後半での池畑さんのプレイが圧巻でした)で本編が終了。

 その後2度のアンコールがあり、比較的最近になって取り上げられるようになった
「Hallelujah Lord」(ライヴで聴くと結構スリリング だったりする)、「風の跡」「Do The Boogie」をプレイし、午後9時頃に終了。(掲 載:2008年3月31日/更新:2009年12月28日)

2008 年4月30日(水) 新宿:LOFT "SHINJUKU LOFT 9TH ANNIVERSARY Night on the Wild Side vol.3 with loft"

1. Walkin' The Dog (Rufus Thomas)
2. Fool For You
3. 只の夢
4. Muddy Man
5. I'm A King Bee (Slim Harpo)
〜Baby What You Want Me To Do (Jimmy Reed)
6. Hangfire
7. Ramble Heart
8. Truckin'
9. Do The Boogie
詳細 : The Bullet Cabaret主催によるライヴで、ジプシーズは全4バンド中3番目に登場。始めはゆったりと「Walkin' The Dog」でスタート。メンバーの調子もいいようで、ライヴが進むに連れて徐々にテンションが上がっていった。出演時間は短かったものの 「Fool For You」「只の夢」「Ramble Heart」等、アップ・テンポなナンバーが中心だったこともありオーディエンス側もいい盛り上がりを見せていました。(掲載:2008年5月8日)
2008 年8月15日(金) 熊本:BATTLE-STAGE

1. LUCKY LOVE
2. No Time
3. Muddy Man
4. 只の夢
5. Lazy Sun
6. Hō Train Boogie
7. Hang Fire
8. N.W.O.
9. Hey DJ
10. I'm A King Bee (Slim Harpo)
11. Reliable Man
12. Truckin'
13. 光

(アンコール)
14. 風の跡
15. Route 66 (Bobby Troup)
詳細 : 熊本でのライヴ。カヴァー2曲にジプシーズ・ナンバー中心で、『I(First)』か らのインスト曲Reliable Manは久々&この年唯一の演奏。(情報提供:Aさん/掲載:2017年5月8日)
2008 年8月16日(土) 福岡:CROSS FM 『クロサタX 』
詳細 : この日の夕方、CROSS FMの音楽番組『クロサタX 』にジプシーズがゲスト出演。番組HP内に写真が掲載されています。
http://www.crossfm.co.jp/clg/cs.php?mode=diary 
(掲載:2008年8月17日)
2008 年8月16日(土) 福岡:サンパレス "サンパレスみんなで来んしゃい夏祭り"
詳細 : 福岡のホテル、サンパレスで開催されたアマチュア・バンド・コンテストにジプシーズがゲストとして出演。演奏内容など、詳細は不明。(掲載:2008年8月17日)
2008 年8月17日(日) 福岡県北九州市:高塔山野外音楽堂 "T-JAM 2008"

1. LUCKY LOVE
2. No Time
3. Muddy Man
4. 只の夢
5. Lazy sun
6. N.W.O
7. Crazy Romance
8. Truckin'
9. 光
会場 : 北九州市若松区高塔山野外音楽堂
[出演]
シーナ&ザ・ロケッツ/ROCK'N'ROLL GYPSIES
KOJI MINAMI & CNSTRCTRS(ex.人間クラブ)
山善BAND/The dobbrock(ex.NEW DOBB)feat.米岡誠一、大平啓人
/DARKSIDE MIRRORS/The Blue Blues Brothers Band/WINKS 他

[関連HP]
http://www.gryders.net/
詳細1 : 今年で5回目となった北九州・若松の高塔山での野外イベントにジプシーズが出演。9曲を演奏しています。
詳細2 : この日の写真が福岡の音楽雑誌『Blue Jug』のHP 上で観る事ができます。
詳細3 : この日の模様の一部が9月にケーブル・テレビのJ:COM北九州で放送されており、ジプシーズは「光」がオンエア。(情報提供:Wさん)
詳細4 : ちとおまけというか、余談というか。
http://bpm1st.blog33.fc2.com/blog-entry-61.html
(掲載:2008年10月4日)
2008 年10月2日(木) 吉祥寺:ROCK JOINT GB "Joint Theatre3 〜Rock'n'Roll Paradise〜"

1. LUCKY LOVE
2. No Time
3. Love Hurt
4. 只の夢
5. Muddy Man
6. Let'em Roll
7. Lazy sun
8. Hangfire
9. Crazy Romance
10. N.W.O
11. Truckin'
12. 光
(アンコール)
13. Do The Boogie
14. Route 66
(Bobby Troup)
出演 : Rock'n'Roll Gypsies/Soulshinethe ROWS
詳細1 : 吉祥寺にあるRock Joint GBで行われたライヴ。で…ライヴハウスのフロアは立ち位置によって聞こえ方が違って当然なんですけど、個人的には何だかバランスが悪かった印象が…。花 田さんのギターの音がやけに大きく、ドラムの音も引っ込んでい た。下山さんも気になったのか、1曲目から何度も後ろを振り向き、アンプの様子を見たりしていましたが・・・。

 最初の2曲では不安定な状態が続いたものの、3
「Love Hurt」からグッと良くなり、10「N.W.O」にかけて迫力のあるプレイを展開。しかし11「Truckin'」以降再び不安 定な状態に・・・。そういう状況でも、全編にわたり池畑さんの活躍が強く印象的でした。「光」に入る前、下山さんが珍しく メンバー紹介(この時に明らかになったのですが、市川さんは難 聴だったそうです)。アンコールも盛り上がりましたが、たぶん来週は今日とは違うサウンドになるの では・・・(ちと強引な〆)。(掲載:2008年10月4日)
詳細2 : Rock Joint GBのblogで、「Let'em Roll」の動画 が約14秒観る事ができます。
http://ameblo.jp/rock-joint-gb/day-20081002.html
詳細3 : 余談ですが、POLYSICSのメンバーが観に来ていたそうです。http://polysicsblog.exblog.jp/9848315
2008 年10月9日(木) 渋谷:CLUB CRAWL "ROCK RUSH RADIO放送7周年突入記念"

1. LUCKY LOVE
2. Love Hurt
3. No Time
4. 只の夢
5. Oh! My God
6. Let'em Roll
7. Lazy sun
8. I'm A King Bee
(Slim Harpo)
9. Crazy Romance
10. N.W.O
11. Truckin'
12. 光

詳細 : ラジオ日本の『ROCK RUSH RADIO』放送7周年を記念したライヴで、対バンは頭脳警察。先週のライヴでは色々と気になる点がありましたが、今回は演奏も音のバランスもバッチリ で、特に池畑さんのプレイが冴え渡っていた。選曲は先週とは若干変更があり、ルースターズ時代の「Oh! My God」やおなじ みの「I'm A King Bee」が登場。「Crazy Romance」は以前は『KAMINARI』の ヴァージョンに近かったのが、『FOUR PIECES LIVE』等でも聴けた、下山さんのギター・リフから始まるアレンジに変化している。(掲載:2008年10月12日)
2008 年10月18日(土) 福岡:DRUM LOGOS 池畑潤二50thアニ バーサリー "BIG BEAT CARNIVAL"

[Dee Dee Fever : Keikot(vo),池畑潤二(d),渡辺圭一(g)]
・Kids Shampoo
・大逆転
・Disco
・秘密
[クハラカズユキと素敵な森の仲間達 : クハラカズユキ(d),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
Tequila (The Champs)
Wipe Out (The Safaries)
・In And Out
[石橋凌 : 石橋凌(vo),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b),クハラカズユキ(d)]
・恋をしようよ
・Leather Boots
・Got My Mojo Working (Muddy Waters)
Route 66 (Bobby Troup)
[山口洋とサービスエリア : 山口洋(vo,g),池畑潤二(d),渡辺圭一(b)]
・ガールフレンド
・出発の歌
・歌を紡ぐとき
・Brand New Day /Way
[SION+松田文 : SION(vo),松田文(g)]
・ガード下
・12月
[SION : SION(vo),松田文(g),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
・俺の声
・ハレルヤ
・新宿の片隅から
[Jude : 浅井健一(vo,g),池畑潤二(d),渡辺圭一(b)]
・カリブの海賊の宴会
・Lovely
・Joey in my Pocket
・サニーのチョコレート/with 花田裕之(g,harp)
・シルベット/with 花田裕之(g,harp)
・Devil
[大江慎也 : 大江慎也(vo,g),池畑潤二(d),花田裕之(g),渡辺圭一(b)]
・Rosie
・Case Of Insanity
・ニュールンベルグでささやいて
・The Silent Midnight
・We Wanna Get Everything
Tequila (The Champs)
I'm A King Bee (Slim Harpo)
・Love Me Tender (Elvis Presley)
[Rock'n'Roll Gypsies :
花田裕之(vo,g),池畑潤二(d),下山淳(g),市川勝也(b)]
・Oh! My God
・No Time
・Lazy sun
・Old Guitar/with 山口洋(g)
・LUCKY LOVE
[The Roosters : 大江慎也(vo,g),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
・新型セドリック
Hippy Hippy Shake (Chan Romero)
C'mon Everybody (Eddie Cochran)
・Little Red Rooster (Howlin' Wolf)
・Girl Friend
・Walkin' The Dog
(Rufus Thomas)

詳細1 : "Big Beat Carnival"と題された、2008年10月20日に50歳の誕生日を迎える事になった池畑さんのバースデイ・ライヴ・イベントの福岡編。全編におい てスマイリー原島氏が進行役としてMCを担当。
 (※註)なお、福岡・東京共に実際に観に行かれた方から寄せられた情報を中心に、セット・リスト等、不明な点を複数のblogから補った上で作成した事 を先にお伝えしたいと思います。さらに訂正、ご感想等ございましたらメールにて随時募集しております。


 オープニング・アクトとして出演したのは、池畑さんが参加しているバンドの中では最も新しいDee Dee Feverという 3人組で、2007年5月頃に活動開始。メンバーは元々No Stars Innovation(1998年結成)のオリジナル・メンバーでしたが、この日はHEATWAVEの渡辺圭一がギタリストとして参加。
 次は何故か
" クハラカズユキと素敵な森の仲間達"と紹介されたようですが(笑)、元ルースターズのオリジナル・ メンバー3人と、元ミッシェル・ガン・エレファントで、現在はThe Birthdayで活躍中のクハラカズユキとのセッションで、初期ルースターズ・ナンバーを3曲演奏。その後、このメンツに石橋凌が加わり、ルースター ズ・ナンバー2曲と、Muddy Waters の「Got My Mojo Working」(なんかしらんがいまだに"Mojo Walking"と思っている人がいるようで・・・(笑))と、おな じみ「Route 66」を花田さんとのデュエットで演奏。演奏の合間にはオーディエンスと共に「Happy Birthday」の合唱があったようです。
 4番目は3人編成でのHEATWAVEですが、こちらも何故か
"山口洋とサービスエリア"という 名前で紹介されたらしい(笑)。アルバム『land of music』(2007年)からのナンバーを中心に演奏したようです。
 5番目は、現在池畑さんがTHE MOGAMIのメンバーとして参加しているほか、レコーディング等で80年代半ばからの付き合いになるSIONが登場。松田文(g)による弾き語りの後、 池畑潤二、井上富雄、花田裕之が加わりバンド編成で数曲演奏。
 6番目は2002年に池畑さんがHEATWAVEの再結成とほぼ同時期に参加した、浅井健一率いる
JUDE。JUDEも何度かメン バー・チェンジがありましたが、今回は勿論オリジナル・メンバーでの演奏が実現。2曲、花田さんがギターとハーモニカでゲスト参加。
  そして・・・ここ最近しばらく音沙汰のなかった大江さん。目撃談によると、大江さんがステージに登場するなり会場内から大歓声が沸き起こり、大江さんがテ レ気味に「うるさいっ!!」と返したらしい。全体的にルースターズ・ナンバーを中心に演奏したようですが、大江さんが去年の暮、YouTubeにupした 新曲
「The Silent Midnight」が初披露されたほか、ラストに原曲とは全くアレンジの異なるエルヴィス・プレスリーの「Love Me Tender」を 歌ったとの事。
 本編ラストはRock'n'Roll Gypsies。説明は不要ですよね。意外にも後期ルースターズ・ナンバー
「Oh! My God」からスタートし、1曲、山口洋が作詞を担当 した「Old Guitar」でゲスト参加しています。
 で・・・チケット発売前の告知で大江さんの参加が決まった時点で期待した方も多かったと思われますが、 アンコールでザ・ルースターズが2004年のフジロック以来、オリジナル・メンバーによる再結成が実現。

 
主に初期のレパートリーを中心に演奏され、「新型セドリック」『I'm A King Bee』(1999 年)やライヴ盤等で聴ける初期ヴァージョン。ハウリン・ウルフの「Little Red Rooster(原題:The Red Rooster)」はフジロックでも演奏されたスロー・ブルース。そしてストーンズのファースト・アルバムの如く、「Walkin' The Dog」で締めくくられる。曲の終わりで大江さんがオーディエンスを煽っていたようですが、ここで 演奏は終了。
 最後に池畑さんからの挨拶とコメントがあり、4時間にも及ぶイベントは終了。
(情報提供:Kさ ん、Yさん、Hさん etc./掲載:2008年11月2日)
詳細2 : この日の写真が"Smashing Mag"に掲載されています。

2008 年10月26日(日) 恵比寿:LIQUIDROOM ebisu 池畑潤二50thアニ バーサリー "BIG BEAT CARNIVAL"

[Dee Dee Fever : Keikot(vo),池畑潤二(d),渡辺喜丈(g)]
・Kids Shampoo
・大逆転
・Disco
・ハートブレイクアイソング
(No Stars Innovation)
・秘密
[クハラカズユキと素敵な仲間達 : クハラカズ ユキ(d),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
・Tequila (The Champs)
・Wipe Out
(The Safaries)
・In And Out
[チバユウスケ : チバユウスケ(vo,g),クハラカズユキ(d),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
・新型セドリック
Mona(I Need You Baby) (Bo Diddley)
・We Wanna Get Everything
・She Does It Right
(Dr. Feelgood)
・セルナンバー8
(バトルロッカーズ)
[石橋凌 : 石橋凌(vo),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b),クハラカズユキ(d)]
・恋をしようよ
・Leather Boots
・ダディーズ・シューズ
(ARB)
・Got My Mojo Working (Muddy Waters)
・(Get Your Kicks On) Route 66
(Bobby Troup)
[HEATWAVE : 山口洋(vo,g),池畑潤二(d),渡辺圭一(b),細海魚(k)]
・ガールフレンド
・出発の歌
・WILD IN THE STREET〜Do The Boogie
・Brand New Day/Way
[SION +松田文 : SION(vo),松田文(g)]
・ガード下
・このままが
[SION : SION(vo),松田文(g),池畑潤二(d),花田裕之(g),井上富雄(b)]
・俺の声
・ハレルヤ
・新宿の片隅から
[Jude : 浅井健一(vo,g),池畑潤二(d),渡辺圭一(b)]
・カリブの海賊の宴会
・Lovely
・Joey in my Pocket
・サニーのチョコレート/with 花田裕之(g,harp)
・シルベット/with 花田裕之(g,harp)
・Devil
[Rock'n'Roll Gypsies : 花田裕之(vo,g),池畑潤二(d),下山淳(g),市川勝也(b)]
・Love Hurt
・只の夢
・Fool For You
・Sitting On The Fence
・Old Guitar/with 山口洋(g)
・風の跡
・Truckin'
・光
[Session]
・Flash Back
・Rosie

詳細1 : 池畑さんのバースデイ・ライヴ・イベント、"Big Beat Carnival"の東京編。会場は恵比寿Liquid Room。ちなみに前売りチケットはネットでの先行予約と一般発売の2種類があったようですが、発売と共に短時間でソールド・アウトになった模様。なお、 このイベントに関しては既に複数のblogで熱い感想やレポが書かれており、ここでは若干主旨を変えてご紹介しますので、先に検索してblogを チェックする事をお薦めしたいと思います。

 当日。会場時間は過ぎていましたがまだ入場前で、入口やラウンジ付近は多くの人だかりが。気 のせいか、自分より年下(20代)の人達の方が多いような。開演時間までの1時間、場内では坂田かよさんと、先日、がんの再発が報じられた川村カオリさん によるDJ Timeが行われる(追記:川村カオリさんのblogにこの日の事についての記載があります。http://ameblo.jp/kawamurakaori/day-20081027.html)。

  開演時間になり、スマイリー原島氏が司会進行役として登場。 作り話込で池畑さんのプロフィール等を話していましたが、その時、いろいろと話ながら紙袋から池畑さんのサインが書かれたボールを数個、会場内に向けて投 げ入れていた。その大分後にはおにぎりまで投げ込んでいましたが・・・(笑)


(写 真左)これがその、池畑さんのサイン入り軟式ボール。原島氏が最後に紙袋ごと投げ込んだものを見事GETした方からのものを撮影しました。反対側は 「50」と書かれています。(資料 提供:Kさん)

[DeeDeeFever]
 トップはDeeDeeFever。 福岡編の所でも書きましたけど、No Stars Innovationのオリジナル・メンバー、 KeikoT(vo)、渡辺喜丈(g)、そして池畑潤二(d)からなる3人組。2007年に結成され、現在ギタリストは石田流さんという方になっています が、今回はオリジナル・メンバーで出演。
  去年の12月に新宿LOFTで行われたイベントで観た方もいらっしゃると思いますが、ケイコさんのキャラがその時よりも変化していて、場内は当惑気味の方 もいれば歓声をあげる方もいたりと反応も様々。ギターは(エフェクターを使用した)ループ・トラックを軸にハードに聞かせ、ベースがいない分、池畑さんの ドラムがより際立って聞こえてくる。演奏された曲は10月11日にリリースされたCD
『Ah-han!!』からの曲が中心でしたが、今回はさらに1曲、 No Stars Innovationのライヴで演奏されてきた「ハー トブレイクアイソング」という曲も加わり、ケイコさんがカメラ・ブースに降り、オーディエンスにマ イクを向ける場面も。


[クハラカズユキとすてきな仲間達]
 次は、The Birthdayのクハラカズユキと、元ルースターズのオリジナル・メンバー3人によるセッション。原島氏曰く「クハラカズユキとすてきな仲間達」だそう です(笑)。池畑さんが
「Tequila」のあのドラムを叩き出すと 、場内が瞬時に盛り上がりを見せ、キメの部分でオーディエンスが「テキーラっ!!」と叫ぶ。そして間髪入れずに「Wipe Out」で2人のドラ マーのバトルが繰り広げられる。

 「In And Out」が 演奏される中、原島氏の先導でチバユウスケが登場。 場内前方でファンがどっと押し寄せる。ルースターズのオリジナル・メンバーと共に演奏するというのは特別な感情を抱かずにはいられないはずですが、そうい う部分は表情に出さず、初期ルースターズ・ナンバーを、どこか冷気を感じさせるヴォーカルで熱唱する。ちなみに「新型セドリック」『I'm A King Bee』での初期ヴァージョン、「Mona(I Need You Baby)」はジプシーズが2003年以降よくやっている、途中からリズム・パ ターンが変わるアレンジ。「She Does It Right」ではチバユウスケと花田裕之が交互にヴォーカルをとり、ラストはバトルロッカーズの「セルナンバー8」で締めくくられ る。


[石橋凌]
 次は石橋凌。登場と共にもの凄い歓声が!  このメンバーで「ダディーズ・シューズ」をやると いうのもこの時の最大の見どころだった気がしますが、「恋をしよ うよ」「Lether Boots」、なんというか、鳴ってる音はルースターズなのに聞こえてくる声はARBという、共演 というよりも人力でマッシュ・アップをしてしまったかのような、なんとも不思議な感じが面白かったりしますが…(笑)
「Lether Boots」は花田さんが終始笑みを浮かべているし、井上さんもオリジナル・ヴァージョン以上にグルーヴ感を増したプレイが凄い。
 その後、福岡同様に「Happy Birthday」の合唱があり、Muddy Watersの
「Got My Mojo Working」では間奏で花田→井上の順番でソロが繰り広げられ、ラストはおなじみの「Route 66」
[HEATWAVE]
 中盤。池畑さんが現在参加しているバンドの一つ、HEATWAVEが登場。ここで ぐっとテンポを落とし、じっくりと聞かせるナンバーが続く。演奏の合間、メンバーがチューニング等をして静まり返っている中、観客側から「いーけは たぁーっ!!!!!」コールが(実は誰が叫んでるか知ってたりしま すが・・・(笑))。それに対し、山口さんが「僕は、"池畑"と呼び捨てに出来るあなた達が羨ましいです。」 と返して場内爆笑(笑)

 HEATWAVEの演奏後、DJブースの上辺のスペースに、池畑さんの幼少時代の写真が写し 出され、場内から驚きの歓声が。その後に二十歳の頃の写真も写し出されて場内がさらにざわめき立ったけど、雑誌『音楽と人』2008年10月号に掲載さ れていた、外車をバックに池畑さんが立っている写真でした。


[SION]
 次はSION。最初は松田文のアコースティック・ギターをバックに歌い、途中から池畑さん、井上さん、 細海魚さんが加わり…
あ、あれっ…?! 出てくるはずの花田さんが出て来ない!(笑)
SION「花田がおらん!!(笑)」
しばらくして、花田さんが登場。THE MOGAMIに近い編成で3曲を演奏。


[JUDE]
 次のJUDEは、恐らく今回のイベントで一番盛り上がっていた かもしれない。という事はベンジーのファンが多かったのかもしれませんね。勿論、池畑さんを含んだ最初のメンバーでの出演。個人的には2003年6月9 日、キクフェスタで観た以来。「サニーのチョコレート」「シルベット」で花田さんがギターとハーモニカでゲスト参加。
盛り上がりはこの時が一番大きかったかもしれない。

[Rock'n'Roll Gypsies]
 セット・チェンジの合間にスクリーンに「風の跡」のPVが流さ れ、その後、本編ラストとしてRock'n'Roll Gypsiesが登場。福岡とはセット・リストが大幅に変わり、「Fool For You」「Sitting On The Fence」のルースターズ・ナンバーが加わる。「Old Guitar」では作詞を担当した山口洋さんがゲストで加わり、ギター・ソロを演奏。下山さんも「Love Hurt」の時にス テージ前方にやってきてギター・ソロ弾いてましたが、ラストの「光」のギター・ソロも短縮され、かわりに花田さんが「ドラムス、池畑潤二!!」とコールして場を盛り上げる。
  で、アンコール。福岡編があまりにも凄い展開になったけど、大江さんが出演しない東京編はどうなったかというと、まずヴォーカリスト以外の出演者がステー ジに揃い、細海魚さんがピアノでアルペジオを弾き、それに花田さんがリード・ギターを加える。それを聴いただけで気分もグっと高まりましたが、アルバム『Insane』からのインスト・ ナンバー「Flash Back」。 ルースターズとしても恐らく1982年以来演奏されていなかったのでは。テンポが変わると、山口洋氏がメロディ・ラインを弾き、その横で下山さんが嬉しそ うにその光景を眺めていた。あの長丁場の終盤にもかかわらず、池畑さんがパワー全開の連打をぶちかます姿が圧巻でした。

 曲が終わるとスマイリー原島氏が、ちょっと誤解を招きそうな言い方をして場内の空気が一瞬変 わりましたが(苦笑)、すかさず「Rosie」が始まる。そしてステージにチバユウスケ、浅井健一、SION、石橋凌が登場。各出演者全員によるソロ・パートが順に行わ れ、場内は大いに盛り上がる。やはり池畑さんのパートが一番見どころで(その間、出演者がほぼ全員がしゃがみ込む)、圧巻の一言。
 そして演奏が終わり、オーディエンスの暖かい声援と拍手に迎えられ、イベントは無事終了。豪華なメンツを揃えたバースデイ・イベントというのはやろうと 思えば出来るでしょうけど、ここまで充実したものは中々出来るものではないと思います。凄い、イベントでした。
(一部情報提供: Kさん etc./掲載:2008年11月2日)


詳細2 : この日のレビューが『リズム&ドラム・マガジン』2008年12月号、『音楽と人』2009年1月号に掲載。
詳細3 : この日の模様がフジテレビ721にて1月24日(土)午後11:00〜午前1:00、フジテレビにて1月25日(日)午前3時〜30分に放送。(掲載:2009年1月25日)

2008年11月3日(月) 高円寺:High

[第1部]
1. In And Out
2. Love Hurt
3. Rosie
4. Let'em Roll
5. No Time
6. Oh! My God
7. Junk! Junk! Junk?
8. Old Guitar
9. Muddy Man
10. Hō Train Boogie
11. Truckin'
[第2部]
12. Walkin' The Dog (Rufus Thomas)
13. Mona (I Need You Baby)
(Bo Diddley)
14. Fool For You
15. Sitting On The Fence
16. Natural Powered 1
17. Good Time(To Love You)
18. Lazy sun
19. I'm A King Bee
(Slim Harpo)
20. Hangfire
21. Crazy Romance
22. N.W.O
23. 只の夢
24. LUCKY LOVE

(アンコール1)
25. Leather Boots
26. 風の跡
(アンコール2)
27. Route 66 (Bobby Troup)
28. Do The Boogie
詳細 : 久々のワ ンマン・ライヴ。会場となったのは高円寺駅南口近くにある"High"という、最近出来たライヴ・ ハウス。広さはQueやシェルター辺に近く、天井も高め。音の鳴りもいい感じでした。開場から1時間後、ジプシーズがステージに登場・・・と思ったら、最 初に現れた市川さんがモニター・スピーカーに躓いて転倒しまうアクシデントが。ステージ上が暗く、足場が見えにくい状態でしたが、無事にフロア への転落は間逃れて一安心。そして「In And Out」でスタート。休憩込みの2部構成で行われ、全体的に今年行 われたライヴの総括的な選曲。MCも普段は花田さんがメンバー紹介をしたりしてますが、今回は下山さんの方が多かった気がする。市川さんに話を振った り・・・そういえば下山さん、ギター・ソロ以外の時に、やたらと市川さんの方をじーっと、ニコニコしながら見ていましたが・・・(笑)

 演奏も最後まで好調で、1部では「Oh! My God」辺 りから、2部では最初からテンション高め。「Crazy Romance」のイントロも『Four Pices Live』で聴けるような感じで始まり、その後は本編ラストまで再び勢いが増し、池畑さんも先週のライヴ同様に最後までパワフルだった。

 アンコールでの「Leather Boots」は池畑さんの引き締まったプレイが目立っていましたが、花田さんのヴォーカルは終始ルーズ。しかし「風の跡」でのヴォーカルは 逆に熱唱モー ド。いい感じに盛り上がり、池畑さんがオーディエンスに向けてスティックを投げたのでここで終了っていう雰囲気になりましたが、しばらくして2度目のアン コールが。花田さんがギターを持ち替え、「Route 66」「Do The Boogie」を演奏し、ライヴは終了。気のせいかもしれませんが、普段とは雰囲気の異なるお客さんが目立っていた印象も・・・ということ で、年内最後の ジプシーズのライヴでした。つづく。(掲載:2008年11月13日/更新:2009年12月28日)
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