ROCK'N'ROLL BIBLE 作成:2001年1月24日/更新:2015年10月27日

(左)1993年発売のKING'S WORLD盤、(中)2000年KING'S WORLD再発盤、(右)1995年発売のコロムビア盤。
1. AROUND AND AROUND
2. WALKING THE DOG

3. ONE MORE TRY
4. TALKIN''BOUT YOU
5. CHANCE(OFF THE HOOK)
6. DO THE BOOGIE (LIVE VERSION)
7. HONEST I DO
8. I'M A KING BEE (LIVE VERSION)
9. I'M A MAN (LIVE VERSION)
10. PAIN IN MY HEART / 大江慎也
11. MERCY,MERCY
12. BYE BYE MY GIRL (LIVE VERSION)
CD : KING'S WORLD KWCD-801(1993)
CD : COLUMBIA COCA-12439(1995.3.21.)
Produced by Shozo Kashiwagi.
Exective Produced by Kenji Kawahara.
大江慎也(vocal,guitar,harmonica) 花田裕之(guitar,chorus) 井上富雄(bass,chorus) 池畑潤二(drums)
◎1993年にKING'S WORLDという九州のインディ・レーベルから発売された未発表音源集。後の1995年にコロムビアからジャケットを差し換え、歌詞・解説書付きで発売されましたが、これも『unreleased』同様メンバー非公認で製作されたもののようです。収録されている音源は1980年のファースト・アルバムのアウト・テイクや、デビュー前のデモ音源が中心で、一部1981年7月14日@渋谷EGGMANでのライヴ・テイクが使用されています。(情報提供:konさん)
ボックス・セット『Virus Security』との重複について:

● 2004年発表のボックス・セット
『Virus Security』に1〜5がRemixされて収録。
7,10,11はここに収録されているものとは別テイクが収録されています。
ライヴ音源の6,8,9,12は未収録。

曲名・曲順はコロムビア盤のものです。

1.Around And Around (作詞・作曲 : Chuck Berry)

 オリジナルはチャック・ベリーの1958年の作品で、名曲「Johnny B. Goode」のシングルB面として発表されていました。ルースターズThe Rolling Stonesが1964年8月に発表された5曲入りのEP『FIVE BY FIVE』及び、アメリカでは1964年10月に発表されたセカンド・アルバム『12×5』でのテイクを参考にしたものと思われます。また、David BowieThe Animalsや日本のザ・スパイダースも別のアレンジでカヴァーしています。

ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『Rock'n' Roll Bible』
 
このCDに収録されている音源は1980年8月、アルバム『The Roosters』でのセッションでレコーディングされながらもお蔵入りとなったもの。ただし、このCDでは左右が逆にミックスされており、イントロのギターも(マスタリングの際に)微妙に削られているのが難点。

b:『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション』
 
2003年3月にハガクレ・レコードから発売されたCDに収録された音源は『Rock'n' Roll Bible』と同一テイクですが、イントロのギターも完全収録されています。

c:『Virus Security (CD-26/Rare Studio Tracks II)
 
2004年9月に発表されたボックス・セットに収録されたリミックス・ヴァージョン。ただしヴォーカルは別テイク。これまで発表されてきたミックスではヴォーカルに深いディレイがかけられていましたが、Remix版ではリヴァーヴが薄くかけられています。(追記:2010年11月29日)

他のアーティストによるヴァージョン:(更新:2006年7月2日)
The Rolling Stones『12×5』(1964年/CD:(日)Universal UICY-93014)
The Animals『The Animals』(1964年/CD:(日)東芝EMI TOCP-67101)
David Bowie『Sound And Vision』(1990年/CD:(英)EMI 94511)
The Spiders『アルバム No.2』(1966年/CD:()テイチク TECN-20387)
The Pretty Things『Live At The Heartbreak Hotel』(1984年/CD:(ドイツ)LICD 9.00075 O)


2.Walkin' The Dog (作詞・作曲 : Rufus Thomas)

 オリジナルはアメリカのR&Bシンガー、ルーファス・トーマスが1963年に発表した曲で、タイトルの"Dog"とはルーファス・トーマスが考案した"ステップ"の事だそうです。ルースターズはThe Rolling Stonesのファースト・アルバムに収録されたヴァージョンを参考にして取り上げたようですが、アレンジの段階で口笛は省かれています。この曲は他にアメリカのPaul Revere & The Raiders、The Remains、The Love'd Ones、エアロスミス、ラット、イギリスのジョ・アン・ケリー、日本のザ・ダイナマイツ(山口冨士夫在籍)等も取り上げています。ライヴではデビュー前から1988年の解散直前まで多岐に渡って演奏され続け、2001年以降もRock'n'Roll Gypsiesやband HANADA、大江慎也、花田裕之のソロ・ライヴでも頻繁に演奏されている"定番曲"の一つ。

ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『18 Years』『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション(Disc 1)
 正確なデータが残されていないのですが、恐らく1980年、コロムビアとの契約以前に録音されたと思われるデモ・テイク。花田のコーラスがオン気味にミックスされています。

b:『Rock'n' Roll Bible』
 
このCDに収録されている音源は1980年8月、アルバム『The Roosters』でのセッションでレコーディングされながらもお蔵入りとなったもの。

b:『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション(Disc 2)
 
2003年3月にハガクレ・レコードから発売されたCDに収録された音源は『Rock'n' Roll Bible』と同一テイクですが、左右が逆にミックスされています。

c:『Virus Security (CD-25/Rare Studio Tracks I)
 
2004年9月に発表されたボックス・セットに収録されたリミックス・ヴァージョン。テイクはb,c同じですが、ここでは手拍子の音が入っています。

他のアーティストによるヴァージョン:(更新:2006年7月2日)
The Rolling Stones『England's Newest Hit Makers』(1964年/CD:(日)Universal UICY-93013)
The Sonics『Here Are The Sonics!!!』(1965年/CD:(米)Norton 530903)
Johnny Rivers『Totally Live At The Whiskey A Go Go』(CD:(米)EMI 32819)
Paul Revere & The Raiders『Mojo Workout!』(2000年/CD:(米)Sundazed SC 11097)
The Remains『A Session With The Remains』(1996年/CD:(米)Sundazed SC 6069)
The Trashmen『Bird Call! The Twin City』(1998年/CD:(米)Sundazed 11022)
ザ・ダイナマイツ『Colezo!: Vintage Collection』(1968年/CD:(日)Victor VICL-41245)
Aerosmith『Aerosmith(野獣生誕)』(1973年/CD:(日)Sony Music Direct MHCP-317)


3.ONE MORE TRY (作詞・作曲 : 大江慎也)

 大江慎也のオリジナル。別テイクが『I'm A King Bee』『18 YEARS』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』に収録されています。


4.TALKIN''BOUT YOU (作詞・作曲 : Chuck Berry)

 オリジナルはチャック・ベリーで、原題は「I'm Talking About You」。KING'S WORLD盤でのタイトルは「TALKING ABOUT YOU」になっている。元々はアップ・テンポの曲で、The BeatlesやThe Pirates、The Remains等がほぼオリジナルに近い形でカヴァーしていましたが、ルースターズがベースにしたのはテンポをぐっと抑え、R&B風にアレンジされたThe Rolling Stonesのヴァージョン(英3作目『OUT OF OUR HEADS』及び米盤『DECEMBER'S CHILDREN』収録)。
 ライヴでもデビュー前から1988年の解散直前まで多岐に渡って演奏され続け、2001年以降もRock'n'Roll Gypsiesやband HANADA、大江慎也、花田裕之のソロ・ライヴでも頻繁に演奏されている"定番曲"の一つ。

ヴァージョン/ミックス違いについて:
a: 『unreleased』(1987年)
 リード・ギターは中央やや左に配置。ドラムにはゲート・エコーらしき処理が施されている。
b: 『Rock'n'Roll Bible』(1993年)
 本CDでは何故かイントロが約1秒カットされているほか、左右が逆になっている。
c: 『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション』(2003年)
 bとテイク自体は同一ですが、イントロはカットされず完全収録。
d: 『Virus Security』(2004年)
 CD-25"Rare Studio Tracks I"に新たにマルチ・トラック・テープから作成されたRemix Versionが収録されている。リズム・ギターは右、リード・ギターは左。リード・ヴォーカルはaではディレイがかけられていたのに対し、Remixではかけらけていない。
(追記:2010年11月29日)

他のアーティストによるヴァージョン:
Chuck Berry『Gold』(2005年/(米)Chess 0004364 )
The Beatles『1962 Live at Star Club in Hamburg』(2000年/(日)プライムアトラス BDR8001-2)
The Yardbirds『Yardbirds Story:1964-1966』(2002年/(英)Charly)
The Redcaps『The R&B Scene』(1963年/(英)Deram 844 798-2)
The Hollies『Stay With The Hollies』('64年/(日)東芝EMI TOCP-67114)
The Rolling Stones『Out Of Our Heads(UK)』('65年/(日)Universal UIGY-7005)
The Rolling Stones『December's Children』('65年/(日)Universal UIGY-7006)
The Remains『Barry & The Remains』('91年/(米)Legacy EGK-46926)
Dr. Feelgood『殺人病棟』(1975年/(日)東芝EMI TOCP-65075)
The Pirates『Out Of Their Skulls Plus』(1997年/(日)MSI MSIF 3580〜1)
The Kaisers『Twist With The Kaisers』
Thee Michelle Gun Elephant『Wonder Style』(1997年/(日)Triad COCA-14181)


5.CHANCE (OFF THE HOOK) (作詞・作曲 : Mick Jagger,Keith Richard/日本語詞 : 大江慎也)

 The Rolling Stones「Off The Hook」という曲に大江慎也が全く別の歌詞をつけています。

ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『18 Years』
 恐らく1980年6〜8月頃、コロムビアとの契約以前に録音されたと思われるデモ・テイク。

b:『Virus Security (CD-26/Rare Studio Tracks II)
 
2004年9月に発表されたボックス・セットに収録されたリミックス・ヴァージョン。


6.DO THE BOOGIE(LIVE VERSION) (作詞 : 柴山俊之/作曲 : 鮎川誠)

 CD『LOFT 1981』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY LIVE AT 渋谷EGG MAN 1981.7.14.』と同一音源。


7.HONEST I DO (作詞・作曲 : Jimmy Reed,Ewart Abner/日本語詞 : 大江慎也)

 CD『18 YEARS』と同一音源。恐らく1980年6〜8月頃、コロムビアとの契約以前に録音されたと思われるデモ・テイク。


8.I'm A King Bee (LIVE VERSION) (作詞・作曲 : James Moore)

 CD『LOFT 1981』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY LIVE AT 渋谷EGG MAN 1981.7.14.』と同一音源。


9.I'm A Man (LIVE VERSION) (作詞・作曲 : Ellas Mcdaniels)

 CD『LOFT 1981』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY LIVE AT 渋谷EGG MAN 1981.7.14.』と同一音源。


10.Pain In My Heart (作詞・作曲 : Naomi Neville)

 CD『18 YEARS』と同一音源で、ルースターズの演奏ではない。大江慎也の歌い方が1980年頃とは全く異なり、1989年頃に録音されたものと思われます。

ヴァージョン/テイク違いについて:
『Virus Security (CD-26/Rare Studio Tracks II)
 
2004年9月に発表されたボックス・セットに初めて、ルースターズによる演奏のテイクが収録されました。


11.Mercy,Mercy (作詞・作曲 : Donald Covay,Ronald Alonzo Miller)

 CD『18 YEARS』と同一音源で、後に『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』にリマスタリングされて収録されました。KING'S WORLD盤でのタイトルは「HAVE A MERCY」


12.BYE BYE MY GIRL(LIVE VERSION) (作詞・作曲 : 大江慎也)

 『LOFT 1981』『LEGENDARY LIVE AT 80'S FACTORY』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY LIVE AT 渋谷EGG MAN 1981.7.14.』と同一音源。


KING'S WORLD盤には5曲目に「THE BOOGIE」という曲が入っていますが、これは『18 YEARS』収録の「Boogie Chillen」と同じ曲。ただしザ・ルースターズの演奏ではなく、大江慎也が1989年頃に録音したものと思われます。ちなみに『18 YEARS』の方がイントロが若干長く収録されています。(情報提供:konさん)


戻る
inserted by FC2 system