Good Dreams
作成:2000年3月19日/更新:2017年11月12日
(Side 1)
1. ゴミ
(作詞・作曲:大江慎也)
2. Good Dreams (作詞・作曲:大江慎也)

3. C.M.C.(Health -Mix) (作詞:大江慎也/作曲:The Roosters)
4. Hard Rain (作詞:大江慎也/作曲:大江慎也,安藤広一)
5. Drive All Night(Club -Mix) (作詞・作曲:Elliot Murphy)

(Side 2)
6. ニュールンベルグ でささやいて(Health -Mix) (作詞:大江慎也/作曲:The Roosters)
7. カレドニア(Re-Mix)
(作詞:大江慎也/作曲:The Roosters)
8. All Alone (作詞:柴山俊之/作曲:鮎川誠)
発売日:1984年4月21日
LP : COLUMBIA AX-7394
CD : COLUMBIA 30CA-1781
(「DIS+Good Dreams/1987.9.1.)
CD : COLUMBIA COCA-12577("CD文庫1500"/1995.5.20.)
CD : TRIAD COCP-50262(紙ジャケ /2000.3.18.)
CD : TRIAD COCP-50756(紙ジャケ /2003.9.10.)
Produced by Shozo Kashiwagi for Our Joy
Arranged by The Roosterz
Engineers:Yuichi Sato & Yasuyuki Moriyama
Recorded at ,A.M.S.+Star Ship/Mixed at Star Ship
Original Album Cover AD:Shigeo Fukuda+Toshiki Mochida+Tomoe Kaburagi
Photograph:Katsuo Hanzawa
Hair make:Miyuki Sano
Cover Comcept:Shozo Kashiwagi
大江慎也(vo,g=4) 花田裕之(g,vo=5) 下山淳(g,b=5) 井上富雄(b) 灘友正幸(d) 安藤広一(k) 池畑潤二(d=1,3,6,7)
[The RoostersからThe Roosterzへ]
 前作
『DIS.』発表後、1984年1月2日@新宿Loftでのライヴを最後に井上富雄が脱退(1)。後任として柞山一彦(2)がサポート・メンバーとして加入(この時点でレコーディングには不参加)。心機一転の意味を込めてバンド名も"The Roosterz"に改められ(3)、1984年4月に本作が発表されます。

 このアルバムは他の作品とは傾向が異なり、オリジナル・メンバーによって演奏された1982年録音の曲(1,3,6,7)と、メンバー・チェンジ後
『DIS.』(1983年)での セッションからの音源が混在しているほか、先に『In Nurnberg』『C.M.C.』で発表された曲はリミックス、またはヴォーカルを新たに歌い直された形で収録。そのため全体的に混沌とした印象 は否めませんが、楽曲もアルバム・ジャケットも優れており、決して無視するわけにはいかないのも確か。

 ルースターズはアルバム発表直前から新体制でのライヴを開始しますが、大江慎也は精神状態と処方箋の副作用も相まって不安定さを増し、時に苦痛で歌えな くなる事も。ステージでギターを弾く機会は減り、代わりに曲調に合わせてエキセントリックなパフォーマンスを繰り広げ、周囲から"カリスマ視"され始めた のも1984年頃から。
他のメ ンバーは大江を心配しつつも内心困惑気味だったようですが、1984年7月にはそうした要素も引っ括めた上で、ライヴビデオ『PARANOIAC LIVE』が 制作されています。
[注釈]
1 : 井上富雄の脱退
 音楽誌のインタビューで「リーダーが倒れてバンドの求心力が無くなった」とのコメントを残していますが、それ以上に自分自身の音楽を追究したく なった事も大きかったと思います。そして脱退後に元HI-HEELの冷牟田竜之(b)や木原龍太郎(k)等と共にBlue Tonic & The Gardenを結成。その後メンバー再編を経てBlue Tonicと改められ、1987年1月にレコード・デビュー
。SOULやJAZZ、映画音楽等を取り入れた音楽性は大きな成功こそ収めなかったものの、各メンバーはOriginal Loveや東京スカパラダイスオーケストラへと枝分かれし、90年代邦楽シーンで大きな役割を果たす事に(このバンドについてはこちらで)

2 : 柞山一彦
 
1984年1月に数名がオーディションに参加(ちなみに老舗ファ ン・サイト"大江慎也&The Roostersの軌跡"の「ルースターズを見た事がある」のコーナーで参加者の貴重なエピソードを読む事が出来ます)。柞山一彦は軽い 気持ちで電話をかけたものの、相手にされないだろうと思っていたとのこと。その後花田裕之と安藤広一の2人が柞山のライヴ(ルースターズのコピー・バンド)を観に行き、結果、若 さとバンドとの相性で柞山一彦に決定。ちなみにメンバーで唯一の東京都出身。正式メンバーとなるの は1年後の『SOS』から。(一部参考資料:『FOOL'S MATE』No.49 OCTOBER 1985より)

3 : Z
 通説では1983年12月20〜21日頃、『DIS』ツ アーで訪れた仙台で
大江慎也がファンにサイ ンを求められた際、その場の直感で"S"を"Z"と書いたのが発端とされています。

 ちなみに左の画像は
『à-GOGO』発表直後、1981年7月頃と思われるファンクラブ会報の一部より。既に「Z」と書かれている。他のページでは各メンバーの直筆サインも掲載されていま すが、しかしこの「Z」を書いたのがメンバーか、事務所スタッフなの かは残念ながら定かではない・・・。単純に「こういうのがありました」という小ネタという事で。

 あとこれは余談です が、姓名判断(笑)で"THE ROOSTERZ"を調べてみると、「周囲の人が驚く程一時的に盛大に発展しますが、必ず内部で大きな問題が発生し、不安定で油断のできない大凶数です」 と出ました・・・。(一部資料提供:Fさん/更新: 2017年11月12日)
CD各種
1 : COLUMBIA 30CA-1781 (発売日:1987年9月1日)
[仕 様]
🔵 歌詞 : あり(ブックレットに掲載)
🔵 インナー・カード(曲目表) : あり
🔵 裏ジャケットの復刻 : なし
🔵 ボーナス・トラック : なし
初CD化は1987年9月に『DIS+Good Dreams』というタイトルで、『DIS』との2 in1仕様でリリース。ジャケット下部に"+GOOD DREAMS"の白抜き文字の表記あり。ただし『Good Dreams』からは何故か4曲しか収録されておらず、「C.M.C.(Health -Mix)」「Drive All Night(Club -Mix)」「ニュールンベルグでささやいて(Health -Mix)」「カレドニア(Re-Mix)」は未収録。ブックレットには歌詞が 掲載されていますが、表ジャケット以外の写真はすべて省略されています。
2 : COLUMBIA COCA-12577 (発売日:1995年5月20日)
[仕 様]
🔵 歌詞 : あり
🔵 アナログ盤歌詞カードの復刻 : なし
🔵 インナー・カード(曲目表) : なし
🔵 裏ジャケットの復刻 : あり
🔵 ボーナス・トラック : なし
1995年に"CD文庫1500"という廉価盤シリーズの一つとして発売されたCD。ジャケット裏側に歌詞が掲載されていますが、その他の写 真や「C.M.C.」の絵等は未掲載。CDは透明のプラ・ケースに帯が付けられ、インナー・カード(トレーに入っている曲目表)はなし。ボーナス・トラッ クはなし。
3 : TRIAD COCP-50262 (発売日:2000年3月18日)
[仕 様]
🔵 歌詞 : あり
🔵 アナログ盤歌詞カードの復刻 : 写真・絵は復刻。裏側の歌詞は未掲載
🔵 裏ジャケットの復刻 : あり
🔵 解説書 : 新規解説書付き
🔵 ボーナス・トラック : 4曲
🔵 2000年デジタル・リマス ター
2000年に結成20周年を記念 して発売された紙ジャケット仕様のCD。デジタル・リマスターが施され、ボーナス・トラックは12インチから「C.M.C.」「Drive All Night」「ニュールンベルグでささやいて」「カレドニア」のオリジナル・ヴァージョンを収録。 限定盤だったため(当初は3000枚プレスされ、好評につき半年後に追加プレスされたらしい)、現在では入手困難。
4 : TRIAD COCP-50756 (発売日:2003年9月10日)
[仕 様]
🔵 歌詞 : あり
🔵 アナログ盤歌詞カードの復刻 : イラスト画・歌詞共に掲載
🔵 裏ジャケットの復刻 : あり
🔵 解説書 : なし
🔵 ボーナス・トラック : なし
🔵 2003年デジタル・リマスター
2003年9月10日にデジタ ル・リマスター・紙ジャケット仕様で再発売(ボーナス・トラックは未収録)。アナログ盤発売時 の歌詞カードも復刻されている。2000年版に収録されていたボーナス・トラックはなし。
5 : Virus SecurityTRIAD COZA -91〜122 発売日:2004年9月29日

[仕 様]
🔵 仕様 : ボックス・セットの一部として収録
🔵 音源 : 2003年リマスター
🔵 盤 : 表ジャケットをプリントしたピクチャー・レーベル
🔵 ジャケット : 表・裏共に付属ブックレットに掲載
🔵 歌詞 : 付属ブックレットに掲載
◎2004年9月29日に発売さ れたボックス・セット『Virus Security』の"CD-7"にアルバム全曲を収録。
収録曲

1.ゴミ(作詞・作曲:大江慎也)

 ゴミについて、まるで落語の大喜利の如く言葉を並べているファンク・ナンバー。1982年9 月の『In Nurnberg』セッションでレコーディングされ、 当然オリジナル・メンバーによる演奏。池畑潤二のドラムを軸にパーカッションやシンセサイザー等も加えられていますが、井 上富雄のベース・プレイにも注目したいところ。ライヴではアルバム発表前の1984年3月に数回演奏されたのみのようです。


2.Good Dreams (作詞・作曲:大江慎也)

 アルバムのタイトル・ナンバーにもなった中期ルースターズの代表作のひとつで、大江慎也によ るポジティヴな歌詞と安藤広一によるキーボードが印象的なポップ・ナンバー。元々は前作『DIS.』のセッションでレコー ディングされていましたが、歌詞やキーの変更を経て本作で発表されています。ライヴでは灘友正幸参加直後の1983年8月からレパートリーに加わり、ヴォーカルが花田裕之に交代した1985年12月頃まで演奏されていたようです。 解散後は2010年7月7日@新宿LOFTでのThe Roosterzのライヴ(大江慎也/花田 裕之/下山淳/柞山一彦/灘友正幸/木原龍太郎)で久々に取り上げられ、以降も大江慎也がソロ・ラ イヴなどで歌い続けています。

ヴァージョン/別テイク:
『Virus Security (CD-27:Rare Studio Tracks 3)
 
アルバム『DIS.』のセッションでレコーディングされた、キーも歌詞も異なる初期段階の別テイク。

ライヴ・ヴァージョン:

1 : 1984年7月15日@赤坂ラフォーレミュージアムでのライ ヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/安藤 広一/下山淳/灘友正幸/柞山一彦)
『Paranoiac Live』(VHS:Columbia/1984年)
『Virus Security』(DVD:Triad COZA-91〜117/2004年)

2 : 2013年2月16日@福岡サンパレスでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上 富雄/池畑潤二)
『eating house』(DVD:BM tunes XBBV-4003/2013 年)

3 : 2013年10月7日@京都磔磔でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上 富雄/池畑潤二)
『eating house』(DVD:BM tunes XBBV-4003/2013 年)

カヴァー・ヴァージョン :
『Tribute Album / Cover Version』を参照。


3. C.M.C.(Health -Mix) (作詞:大江慎也 作曲:ザ・ルースターズ)

 12インチ『C.M.C.』で発表された曲の 別ヴァージョン。ヴォーカルが差し換えられ、SEが挿入されています。ベスト盤『ゴールデン★ベスト』(2009年)に収録されているのはこの別ヴァージョン。
(→『C.M.C.』)

カヴァー・ヴァージョン :
『Tribute Album / Cover Version』を参照。


4. Hard Rain (作詞:大江慎也 作曲:大江慎也,安藤広一)

 大江と安藤の共作という唯一の作品(安藤さんは恐らくサビでの不思議なメロディ・ラインを加 えたものと思われますが、真相は不明)。大江がギター・ ソロを担当。また、著書『words for a book』(著:大江慎也、小松崎健郎/2005年)の中で、この曲にまつわるエピソードが記されて いますのでそちらもご参照ください。ライヴでは1982年秋頃に演奏されていたようですが真相は不明。1983年8月からレパートリーに加わり、1985 年8月頃まで演奏。解散後は2014年4月にSHINYA OE AND THE CUTTERSが再演しています。

ライヴ・ヴァージョン

1 : 新宿LOFT 1985/8/29

 1985年8月27日@新宿LOFTで のライヴ・テイクで、演奏メンバー は花田裕之(vo,g)/下山淳(g)/柞山一彦(b)/灘友正幸(d)/木原龍太郎(k)。スタジオ版では終盤でフェイド・アウトしますが、ライヴでは "続き"が登場する。1983年8月の時点で既にこのアレンジで演奏されていますが、リリースされているのは花田裕之ヴォーカル版のみ。
(収録CD)
『Virus Security』(ボックス・セット/2004年)


5. Drive All Night (Club -Mix)(作詞・作曲:Elliot Murphy)

 12インチ『C.M.C.』で発表された曲の 別ヴァージョン。ベースが差し替えられ、ヴォーカルのエコー処理が弱められている。ベスト盤『ゴールデン★ベスト』(2009年)に収録されているのはこの別ヴァージョン。
(→『C.M.C.』)


6. ニュールンベルグでささやいて (Health -Mix) (作詞:大江慎也 作曲:ザ・ルースターズ)

 サックスを削除し、ヴォーカルを差し換え、新たにキーボードと下山のギターが加えられてい る。ベスト盤『ゴールデン★ベスト』(2009 年)に収録されているのはこの別ヴァージョン。
(→『In Nurnberg』)

カヴァー・ヴァージョン :
『Tribute Album / Cover Version』を参照。


7. カレ ドニア (Re-Mix) (作詞:大江慎也 作曲:ザ・ルースターズ)

 12インチ『C.M.C.』で発表された曲の 別ヴァージョン。池畑のドラムはカットされ、より浮遊感を増したサウンドに。
(→『C.M.C.』)


8. All Alone (作詞:柴山俊 之 作曲:鮎川誠)

 サンハウスのアルバム『仁輪加』(1976年)収録の「ふっと一 息」のカヴァー。ルースターズ版はプロデューサーの提案で、未発表音源集『ハウス・レコー デッド』等に収録のメジャー・デビュー前のアレンジを基に演奏(サンハウス版は『仁輪 加』収録に際し、前半を歌とギターのみで通し、後半でバックが入るアレンジに変更している)。1983 年夏の『DIS.』セッションでレコーディングされましたが、発表は本作まで持ち越され ています。ライヴでは1984年4月頃〜1985年8月頃まで演奏。また、大江慎也のアルバム『Rookie Tonite』で は「So Alone」と改題され英語詞で再演されたほ か、解散後は花田裕之がライヴで度々取り上げています。(情報提供 : ぶらいあん さん、塚本勝 from Rambling Dogs)

サンハウス版(デビュー前ヴァージョン)
『House Recorded』(CD=VSCD-3120/再発盤)
『一番列車ブルース』(CD=SON-006/ライヴ盤)

ソロ・ヴァージョン
◉ 大江慎也『Rookie Tonite』(1987年)
◉ 大江慎也『ALIVE』(1987 年/VHS版)
◉ 花田裕之
『Live at SOAP』(2002 年)
◉ 花田裕之
『NAGARE KYUSHU 2014』(2015年/DVD)

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