GOOD DREAMS (Part 1) |
作成 : 2000年3月19日/更新 : 2023年11月1日 |
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[Side 1] 1. ゴミ (作詞・作曲:大江慎也) 2. Good Dreams (作詞・作曲:大江慎也) 3. C.M.C. (Health-Mix) (作詞:大江慎也/作曲:The Roosters) 4. Hard Rain (作詞:大江慎也/作曲:大江慎也,安藤広一) |
[Side 2] |
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発売日:1984年4月21日 | |||
[各種フォーマット] LP : COLUMBIA AX-7394 (アナログ盤) MT : COLUMBIA CAY-1262 (カセット・テープ版) CD : COLUMBIA 30CA-1781 (「DIS+Good Dreams/1987.9.1.) CD : COLUMBIA COCA-12577 ("CD文庫1500"/1995.5.20.) CD : TRIAD COCP-50262 (紙ジャケット仕様+Bonus Tracks/2000.3.18.) CD : TRIAD COCP-50756 (紙ジャケット仕様/2003.9.10.) 配信版 : COLUMBIA COKM-44609 (2023年11月1日) |
Produced by Shozo Kashiwagi for Our Joy Arranged by The Roosterz Engineers : Yuichi Sato & Yasuyuki Moriyama Recorded at A.M.S.+Star Ship/Mixed at Star Ship Original Album Cover AD : Shigeo Fukuda+Toshiki Mochida+Tomoe Kaburagi Photograph : Katsuo Hanzawa Hair make : Miyuki Sano Cover Comcept : Shozo Kashiwagi |
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大江慎也 (vo,g) 花田裕之 (g,vo) 井 上富雄 (b,p) 池畑潤二 (d=1,3,6,7) 安藤広一 (k) 下山淳 (g,b,cho) 灘友正幸 (d) | |||
1984年1月〜7月 : The RoostersからThe Roosterzへ | |||
前作『DIS.』発表後、1984年1月2日@新宿Loftのライヴを最後に井上富雄が脱退(※1)。その後ベーシストの
オーディショ
ンが行われ、柞山一彦がサポート・メンバーとして加入(※2)。心機一転の意味を込めてバンド名も"The Roosterz"に改められ(※3)、1984年4月に本作が発表されます。 他の作品とは傾向が異なり、時期や編成の異なる曲が混在した内容で、既発曲は1984年前半に追加録音 or Remixして再収録。純粋な新曲は僅かなものの、タイトル曲やガラスの破片が散乱したジャケット・デザインを含め、無視するには惜しい要素も多い。 (音源の種類) ● 1982年9月『IN NÜRNGERG』セッション (大江/花田/井上/池畑/安藤) : 1「ゴミ」3「C.M.C.」6「ニュールンベルグでささやいて」7「カレドニア」 ● 1983年5月『C.M.C.』セッ ション(花田/下山/安藤) : 5「Drive All Night」 ● 1983年8月『DIS.』セッ ション(大江/花田/井上/安藤/下山/灘 友) : 2「Good Dreams」4「Hard Rain」8「All Alone」 (アルバム発表後 : ライヴに変化が) ルースターズはアルバム発表直前から新体制でライヴ・ツアーを開始しますが、大江慎也は不安定さを増し、時に苦痛で 歌えな くなる事も。ステージでギターを弾く機会は減り、代わりに曲調に合わせてエキセントリックなパフォーマンスを繰り広げ、周囲から"カリスマ視"され始めた のもこの時期から。他のメ ンバーは大江を心配しつつも、ステージ上のパフォーマンスには内心困惑気味だったようです。1984年7月にはそうした要素も引っ括めた上 で、初のライヴビデオ作品『PARANOIAC LIVE』が 制作されます。 |
[注釈] ※1 : 井上富雄の脱退 池畑潤二脱退(1983年7月)の時点で既に井上富雄脱退も内定していたようです。のちに「リーダーが倒れてバンドの求心力が無くなった」(1999 年)と音楽誌にコメントを残していますが、 同時進行で(ルースターズとは対照的な)自身の音楽を追求したく なった事も大きかったようです。 1983年10月頃、井上富雄は井嶋和男(vo,sax/from 1984)とプロジェクトを立ち上げ、同時期に解散したHI-HEEL(北九州のバンド)から冷牟田竜之(b)、木原龍太郎(k)等と共にBlue Tonic & The Gardenを結成。その後井嶋が渡英を経てスタイリストに転向→ドラマー交代を経てblue tonicに改名。1987年1月にメジャー・デビューし1989年4月まで活動。 UK SOUL/ネオアコ/JAZZ/映画音楽等の要素を取り入れたスタイリッシュな音楽性は大きな成功 こそ収めなかったものの、各メンバーは解散後に90年代邦楽シーンで大きな役割を果たす事に(このバンドに ついてはこちらで)。 ※2 : 柞山一彦 1984年1〜2月頃、井上脱退に伴い数名がオーディションに参 加(註:老舗ファ ン・サイト"大江慎也&The Roostersの軌跡"の「ルースターズを見た事がある」で参加者の貴重なエピソードが掲載されていました)。柞山一彦は軽い 気持ちで電話をかけたものの、相手にされないだろうと思っていたとのこと。その後花田裕之と安藤広一の2人が柞山のライヴ(ルースターズのコピー・バンド)を観に行き、結果、若 さとバンドとの相性で柞山一彦に決定。ちなみにメンバーで唯一の東京都出身。同年3月からサポート・メンバーでライヴに加わりますが、正式メンバーとなるの は1年後の『SOS』から。(一部参考資料:『FOOL'S MATE』No.49 OCTOBER 1985より) |
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註釈 |
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※3 : Z 通説では1983年12月20〜21日頃、『DIS』ツ アーで訪れた仙台で大江慎也がファンにサイ ンを求められた際、その場の直感で"S"を"Z"と書いたのが発端とされています。 ちなみに左の画像は『THE ROOSTERS à-GOGO』発表直後、1981年7月頃と思われるファンクラブ会報の一部より。既に「Z」と書かれている。他のページでは各メンバーの直筆サインも掲載されていま すが、この「Z」を書いたのがメンバーか、事務所スタッフなの かは残念ながら定かではない・・・。単純に「こういうのがありました」という小ネタという事で。 あとこれは余談です が、姓名判断(笑)で"THE ROOSTERZ"を調べてみると、「周囲の人が驚く程一時的に盛大に発展しますが、必ず内部で大きな問題が発生し、不安定で油断のできない大凶数です」 と出ました・・・。(一部資料提供:Fさん/更新: 2017年11月12日) |
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アナログ盤 |
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歌詞カード :
表側は右にメンバーのアー写、左側に『C.M.C.』のジャケットにも使用された絵を掲載。内側は全曲の歌詞をベタ白抜き文字で掲載。これらのアートワー
クは80〜90年代のCDではカットされてしまい(初期CDあるあるパターン)、2003年紙ジャケCDで復刻。 ● 帯 : 裏ジャケ側の広告、『THE ROOSTERS』の 曲目に何故か未 収録の「LITTLE BY LITTLE」が記載されている。 |
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CD | |||
1 : COLUMBIA 30CA-1781 発売日 : 1987年9月1日 | |||
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[仕
様] ● 歌詞 : あり(ブックレットに掲載) ● インナー・カード(曲目表) : あり ● 裏ジャケットの復刻 : なし ● ボーナス・トラック : なし ● 注意点 : 4曲カット |
初CD化は 1987年9月に『DIS+Good Dreams』というタイトルで、『DIS』との2 in1仕様でリリース。ジャケット下部に"+GOOD DREAMS"の白抜き文字の表記あり。ただし『Good Dreams』からは何故か4曲しか収録されておらず、「C.M.C.(Health-Mix)」「Drive All Night(Club-Mix)」「ニュールンベルグでささやいて(Health-Mix)」「カレドニア(Re-Mix)」は未収録。また、ブックレットには 歌詞が 掲載されていますが、表ジャケット以外の写真はすべて省略。 | |
2
: COLUMBIA COCA-12577 発売日 : 1995年5月20日 |
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[仕
様] ● 歌詞 : あり ● アナログ盤歌詞カードの復刻 : なし ● インナー・カード(曲目表) : なし ● 裏ジャケットの復刻 : あり ● ボーナス・トラック : なし |
1995年に"CD文庫1500"という廉価盤シリーズの一つとして発売されたCD。ジャケット裏側に歌詞が掲載されていますが、その他の写
真や「C.M.C.」の絵等は未掲載。CDは透明のプラ・ケースに帯が付けられ、インナー・カード(トレーに入っている曲目表)はなし。 |
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3
: TRIAD COCP-50262 発売日 : 2000年3月18日 |
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[仕
様] ● 歌詞 : あり ● アナログ盤歌詞カードの復刻 : 写真・絵は復刻。裏側の歌詞は未掲載 ● 裏ジャケットの復刻 : あり ● 解説書 : 新規解説書付き ● ボーナス・トラック : 4曲 ● 2000年デジタル・リ マス ター |
2000年に結成
20周年記念で発売された紙ジャケット仕様のCD。デジタル・リマスターが施され、ボーナス・トラックは12インチから「C.M.C.」「Drive All
Night」「ニュールンベルグでささやいて」「カレドニア」のオリジナル・ヴァージョンを収録。 歌詞カードはカラー・フォト&C.M.C.画のみ復刻され(裏側は白)、歌詞は新規解説書の裏側に掲載。限定盤だったため(当初は3000枚プ レスされ、好評につき半年後に追加プレスされたらしい)。 |
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4
: TRIAD COCP-50756 発売
日 : 2003年9月10日 |
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[仕
様] ● 歌詞 : あり ● アナログ盤歌詞カードの復刻 : イラスト画・歌詞共に掲載 ● 裏ジャケットの復刻 : あり ● 解説書 : なし ● ボーナス・トラック : なし ● 2003年デジタル・リマスター |
2003年9月
10日にデジタ
ル・リマスター・紙ジャケット仕様で再発売(ボーナス・トラックは未収録)。アナログ盤発売時
の歌詞カードも復刻。 |
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5
: 『Virus
Security』TRIAD COZA-91〜122 発売日 : 2004年9月29日 |
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[仕
様] ● 仕様 : ボックス・セットの一部として収録 ● 音源 : 2003年リマスター ● 盤 : 表ジャケットをプリントしたピクチャー・レーベル ● ジャケット : 表・裏共に付属ブックレットに掲載 ● 歌詞 : 付属ブックレットに掲載 |
ボックス・セット『Virus Security』の"CD-7"にアルバム全曲を 収録。 | ||
6 : COLUMBIA COCP-40424 発売日 : 2018年7月25日 | |||
[仕
様] ● 音源 : 2018年リマスター ● 盤 : UHQCDを採用 ● 歌詞 : あり |
2018年7月 25日発売の再発盤。盤はUHQCDを採用。 | ||
主な配信版 (COKM-44609/2023年11月1日配信開始) |
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◉ iTunes/Apple Music ◉ mora ◉
OTOTOY
(ファイル形式選択可) ◉ mysound ◉ LINE MUSIC ◉ レ コチョク ◉ Spotify ◉ Amazon Music/mp3 ◉ TOWER RECORDS MUSIC ◉ YouTube |
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2023年11月1日、紆余曲折を経てルースターズの主要作品118曲の配信がスタート(註 :
シングル用音源、解散後に発掘された各種レア・トラックを除く)。なおこの配信に合わせ、コロムビアが特設サイトをオープンしています。https:
//columbia.jp/roosters/ ● ←のリンクは個人的把握内でリストアップしてみましたが、実際にはもう少しあると思われます。定額制のストリーミング配信、1曲から購入可能なダウンロー ド版等種類も様々。(掲載 : 2023年11月1日) |
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