The Move : Singles (Part 2) | 作成:2001年11月5日/更新:2019年8月7日 |
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🔵 ザ・ムーヴが1970年から1972年までに発表したシ ングル+2007年以降のリリースを加えてご紹 介。 | ||
8 : BRONTOSAURUS | ||
(UK) Regal Zonophone RZ-3026 Producer : Roy Wood Release : 1970.3.6. UK CHART : #7 |
[The Move #4] 🔵 Roy Wood (Guitar,Vocals) 🔵 Jeff Lynne (Piano,Guitar,Vocals) 🔵 Rick Price (Bass,vocals) 🔵 Bev Bevan (Drums,Vocals) |
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A : BRONTOSAURUS | Word & Music : Roy Wood | |
Carl Wayne脱退〜Jeff
Lynn加入後の1970年3月にシングル発売され、全英第7位のヒットを記録。前半はスロー
でヘヴィな曲調で、途中からアップ・テンポのブギーに転調し、スライド・ギターのソロで盛り上がる。新加入のJeff Lynnはピアノを担当。 ちなみにアメリカのロック・グループ・Cheap Trickがアルバム『Heaven Tonight』(1978年)及びライヴ盤『At Budokan (完全版)』で「Calfornia
Man」をカヴァーした際、間奏でこの曲のリフを挿入したほか、『Cheap
Trick』(ビクター・エンタテインメント VICP-5828/1997年)の日本盤ボーナス・トラックでカヴァー。
◎各種ヴァージョン/テイク : [Cover Version] ◉ Blue Meanies『Pop Sensibility』 ◉ The Lee Harvey Oswald Band『Blastronaut』(1996年) ◉ Cheap Trick『Cheap Trick』(1997年) ◉ Hickoids『Kicking It With the Twits』(2011年) ◉ The ABC Company『Discotheken Hitparade 4』(2012年)
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B : LIGHTNING NEVER STRIKES TWICE | Word & Music : Rick Price & Michael Tyler | |
B面はオリジナル・アルバム未収録曲で
(註:各種編集盤CD及び『Looking On』リマスター盤ボーナス・トラック等に収録)、ベーシストのリック・プライスとマイケル・タイラー(Roy
Woodがかつて在籍していたバンドの元リーダー・マイク・シェリダン)の
作品。リード・ヴォーカルはリック・プライスで、ロイ・ウッドがハモリを付ける。ステッペンウルフの「ワイル
ドで行こう」風のギター・リフを基調に、曲後半ではサイケデリックなエレクトリック・シタール・ソロへと続く。ちなみにこのシングル発表後、作者のリック・プライス
とマイク・シェリダンの2人が再録音し、アルバム『This Is
To Certify
That...』(1970年7月)で発表。 (近年の主な収録アルバム) ◉『Looking On (2008 Deluxe Expanded Edition)』(CD: (イギリス) Salvo SALVOCD014/2008年) ◉『Anthology 1966-1972』((イギリス) Salvo/Fly Records SALVOBOX-406/2008年) ◉『Looking On (2016 Deluxe Edition)』(CD: (イギリス) Esoteric Records ECLEC 22547/2016年) |
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9 : When Alice Comes Back To The Farm | ||
(UK) Fly Records BUG 2 Producer : Roy Wood & Jeff Lynne Release : 1970.10.9. UK CHART : - |
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FLY BUG-2 | UK CHART:- | |
A : When Alice Comes Back To The Farm | Word & Music : Roy Wood | |
ロイ・ウッドの 作品。アルバム『Looking On』からの先行シングルとして1970年9月 にシングル発売されましたが、チャート・インせず。当時同郷から登場したBlack Sabbathを彷彿とさせるベヴィなナンバーで、Roy Woodがスライド・ギターを弾きながら歌い、途中のチェロをアクセントにテンポ・チェンジする。 | ||
B : WHAT? | Word & Music : Jeff Lynne |
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B面はジェフ・リンの作品で、こちらもアルバム『Looking On』収
録曲。中〜後期ビートルズを彷彿とさせるメロディ・ライン、クラシカルなピアノ、ワウをかけたリード・ギターが印象的。バック・コーラスは
メロトロンの"Choir"の音が混ざっているような…。 |
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1971.5.7 : ELLA JAMES / NO TIME | ||
HARVEST HAR-5036 | ※未発売 | |
10 : Tonight | ||
(UK) Harvest HAR 5038 Producer : Roy Wood & Jeff Lynne Release : 1971.5.21. UK CHART : #11 |
[The Move #5] 🔵 Roy Wood (Guitar,Bass,Vocals,etc.) 🔵 Jeff Lynne (Piano,Guitar,Percussion,Vocals) 🔵 Bev Bevan (Drums,Vocals) |
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A : Tonight | Word & Music : Roy Wood | |
ロイ・ウッドの
作品。EMI/HARVESTレーベル移籍 &
3人体制後初のシングルで、オリジナル・アルバム未収録(全英第11位)。アコースティック調のサウンドに時折スライド・ギターが入り、将来を決めかねて
いる相手への助言が歌われる。リード・ヴォーカルは前半がRoy Wood、間奏の後からJeff Lynneに替わる。
◎各種ヴァージョン/テイク : 2 : US Promo Edit |
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B : DON'T MESS ME UP | Word & Music : Bev Bevan |
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エルヴィス・プレスリーのを彷彿とさせるBev Bevanの作品。リード・ ヴォーカルはRoy Woodで、Bev Bevanもベース・ ヴォーカ ルを担当。アルバム『MESSAGE FROM THE COUNTRY』にも収録。 | ||
11 : Chinatown | ||
(UK) Harvest HAR 5043 Producer : Roy Wood & Jeff Lynne Release : 1971.10.1. UK CHART : #23 |
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A : CHINATOWN | Word & Music : Roy Wood | |
1971年10月にシングル
発売されたロイ・ウッドの
作品で、オリジナル・アルバム未収録(全英第23位)。前作に続きアコースティック調のサウンドとスライド・ギターに、Roy WoodとJeff
Lynneがリード・ヴォーカルを交互に分け合う。ドラの音がいかにもって感じですが(笑)、イントロのダブル・ドラムが
後のWIZZARDを思わせる。 (近年の主な収録アルバム) ◉『Message From The Country』(CD: EMI Records 0946 3 30342 2 8/2005年リマスター盤) ◉『メッセージ・フロム・ザ・カントリー』(CD: 東芝EMI TOCP-70061/2006年) ◉『THE VERY BEST OF THE MOVE』(CD: (イギリス) SALVO SALVOCD015/2009年) ◉『Magnetic Waves Of Sound The Best Of The Move』(CD: (イギリス) Esoteric Records ECLEC 22554/2017年) |
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B : DOWN ON THE BAY | Word & Music : Jeff Lynne | |
B面もオリジナル・アルバム未収録で、ロックン・ロール調のジェフ・リンの作品。 (近年の主な収録アルバム) ◉『Message From The Country』(CD: EMI Records 0946 3 30342 2 8/2005年リマスター盤) ◉『メッセージ・フロム・ザ・カントリー』(CD: 東芝EMI TOCP-70061/2006年) [Cover Version] ◉Cheap Trick『Sex, America, Cheap Trick』(1996年) |
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12 : California Man | ||
(UK) Harvest HAR 5050 Producer : Roy Wood & Jeff Lynne Release : 1972.4.14. UK CHART : #7 |
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1971年12月、彼らは新プロジェクト・Electric Light
Orchestra(通称ELO)名義のファースト・アルバムを発表。1972年4月、The Moveはシングル「California Man」を最後に発展的解散を遂げ、ELOに
完全移行。 |
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A : California Man | Word & Music : Roy Wood | |
ロイ・ウッドの
作品。バンド結成時のR&BやMods志向→Psychedelic→Hard Rock→Progressive
Rock・・・と、時代と共に変化を続けたThe
Move、最後のシングルは何故か時代と逆行した50年代風ロックン・ロール。リード・ヴォーカルの大半はJeff Lynneで、途中でRoy
Woodに替わる。楽器編成もウッド・ベースにサックス、生ピアノにエレキ・ギターという
仕様で、テレビ出演時もやりたい放題というか…(笑)。"最後の曲"とは全く感じさせず、全英第7位のヒットを記録。日本では本家よりチープ・トリックの
カヴァー・
ヴァージョンの方が広く知られているようです。アルバム『Heaven Tonight』(1978
年)及び『チープ・トリック at 武道館(ザ・コンプリート・コンサート)』に収録。 (近年の主な収録アルバム) ◉『Message From The Country』(CD: EMI Records 0946 3 30342 2 8/2005年リマスター盤) ◉『メッセージ・フロム・ザ・カントリー』(CD: 東芝EMI TOCP-70061/2006年) ◉『THE VERY BEST OF THE MOVE』(CD: (イギリス)SALVO SALVOCD015/2009年) ◉『Magnetic Waves Of Sound The Best Of The Move』(CD: (イギリス) Esoteric Records ECLEC 22554/2017年) [Cover Version] ◉ Sunday『1972』(1972年) ◉ 70s Movers & Shakers『70s In Covers』(註 : 上記Sundayと同一テイクで回転数違い) ◉ Cheap Trick『Heaven Tonight』(1978年) ◉ Roy Wood & SAS Band『THE SHOW』(2001年) ◉ Nancy Sinatra『California Girl』(2002年) ◉ The Del Covers Combo『Rocket Man Sounds Like The 70's』(2011年) ◉ Spot Mary『Full of Grace』(2012年) ◉ Drake Bell『Ready Steady Go!』(2014年) ◉ OneManRockBand『California Man』(2015年) ◉ Great Scott!『Canadian American Slizzlin' Hot Summer Radio』(2016年) ◉ Ryan Roxie『California Man』(2018年) |
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B1 : Do Ya |
Word & Music : Jeff Lynne | |
2曲あるB面最初はジェフ・リンの作品。シンプルなリフと明快な曲調のロッ
ク・ナンバーで、アメリカでは唯一のチャート・インとなり第93位の小ヒットを記録。その後、Todd Rundgren率いるUtopiaが『Another Live』(1975
年)で、元KissのAce Frehleyが『Trouble
Walkin'』(1989年)カヴァーしたほか、Electric Light Orchestraも『オーロラの救世主』(1976年)でリ
メイク・ヴァージョンを発表。
◎各種ヴァージョン/テイク : 1 : Single Version 一般的に流通しているシングル・ヴァージョン。複数の編集盤に収録。 (近年の主な収録アルバム) ◉『Message From The Country』(CD: EMI Records 0946 3 30342 2 8/2005年リマスター盤) ◉『メッセージ・フロム・ザ・カントリー』(CD: 東芝EMI TOCP-70061/2006年) ◉『THE VERY BEST OF THE MOVE』(CD: (イギリス) SALVO SALVOCD015/2009年) ◉『Magnetic Waves Of Sound The Best Of The Move』(CD: (イギリス) Esoteric Records ECLEC 22554/2017年) 2 : 7" Single Edit
Version 3 : Alternate
Version 4 : Alternate Mix [Cover Version] ◉ Utopia『Another Live (August 1975)』(1975年) ◉ Ace Frehley『Trouble Walkin'』(1989年) ◉ Electric Light Orchestra『A New World Record』(1976年) ◉ Electric Light Orchestra Part II『One Night In Australia』(2000年) ◉ Jason Falkner『Lynne Me Your Ears - A Tribute to the Music of Jeff Lynne』(2003年) ◉ The Rockets『Re-entry』(2009年)
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B2 : Ella James |
Word & Music : Roy Wood | |
Roy Wood作のロックン・ロール・ナン バーで、1971年5月にシングル化予定でしたが、その時はキャンセルとなり、先にアルバム『Message From The Country』(1971 年)で発表。同時期 に「タバコ・ロード」の ヒットで知られるイギリスのバンド、ナッシュヴィ ル・ティーンズがカヴァー。 | ||
2007.8.27 : Flowers In The Rain EP | ||
1.
Flowers In The Rain (Newly
Created Stereo Mix) 2. Beautiful Daughter 3. Feel Too Good (Radio Edit) 4. Fire Brigade (Instrumental) |
CD : (イギリス)SALVO
SALVOSCD002 Release : 2007.8.27. |
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🔵 2007年8月にSALVOというレーベルから発売されたCDシングル。The Moveデビュー40周年記念リイシュー・シリーズの一環として発売されたもので、限定のアナログ盤もリリースされているようです。ジャケットには "The First Record Played On Radio 1 40th ANNIVERSARY"とのクレジットあり。 | ||
1.
Flowers
In The Rain (Newly
Created Stereo Mix) (Roy Wood) 『The Move (Remastered Edition)』(CD=(英)SALVO SALVODCD-207)のDisc 2で初出の、2006年版新規ステレオ・ミックス。従来のステレオ・ミックスとは若干異なる部分があります。 2. Beautiful Daughter (Roy Wood) アルバム『Shazam』と 同一テイク。 3. Feel Too Good (Radio Edit) (Roy Wood) このCDシングルのみで聴けるヴァージョン。アルバム『Looking On』収録曲で すが、ここでは9分半あったものを3分22秒に短くしたヴァージョンで収録。最初の間奏がカットされ、2番目の間奏のピアノ・ソロ(ピアノの 音が右から中央に寄った辺り)でフェイド・アウト。CDのライナーに「taken from the forthcoming boxset anthology"The Move"(SALVOBX404)」とのクレジットあり。 4. Fire Brigade (Instrumental) (Roy Wood) このCDシングルのみで聴ける音源で、「Fire Brigade」のインストゥルメンタル・ ヴァージョン。リード・ヴォーカルは入っていませんが、バック・ コーラスは含まれています。また、イントロの消防車のSEはなく、ギターの音と誰かの話声でスタートする。1967年12月23日@De Lane Lea Studioでの録音。 |
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2016.12.9
: Night of Fear (50th
Anniversary) EP |
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1.
Night of Fear (Alternate Version -
Stereo) 2. Disturbance (Undubbed Alternate Version - Mono) 3. Night of Fear (Vocal Session) Release : 2016.12.9.(?) [配信版] ◉ iTunes/Apple Music配信版 (※現在は停止) |
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🔵
iTunes配信版でリリースされた"50周年記念EP" (註 :
短期間のみ配信され、現在は停止)。3曲共にシングルとは別ヴァージョン/テイク。
1,2は現在3枚組CD『Move (2016 3CD
Deluxe Edition)』に
収録。3"Vocal
Session"は未音盤化音源。2008年にSALVOの特設サイト(現在は閉鎖)のみで配信されていたアカペラ・ヴァージョンで、今回初リリース。(掲載:2017年9月28日) |
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2017.4.12
: I Can Hear the Grass Grow 50th Anniversary
EP |
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1.
I Can Hear
the Grass Grow (Full-Length Version;
Mono) 2. Move 3. I Can Hear the Grass Grow (Enhanced Stereo Version) Release : 2017.4.12. [配信版] ◉ iTunes/Apple Music (※現在は停止) |
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🔵 こちらも iTunes配信版でリリースされた"50周年記念EP" (註 : 短期間のみ配信され、現在は停止)。1,3はシングルとは別ヴァージョン/ミック ス。1は4枚組ボックス『Anthology 1966-1972』(2008 年)で初 CD化された全長版(モノラル)、3はベスト盤『The Very Best Of The Move』(2009年)などに収録の疑似ステレオ・ミックス。2は2007年に発掘された未発表曲。(掲載:2017年9月28日) | ||
2017.10
: Flowers In the Rain 50th
Anniversary EP |
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1.
Flowers In the Rain (2007 Stereo Mix) 2. (Here We Go Round) The Lemon Tree (2007 Stereo Mix) 3. Flowers In the Rain (Acoustic Version) Release : 2017.10 (?) [配信版] ◉ iTunes/Apple Music ◉ Amazon mp3 |
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🔵 こちらも
iTunes配信版でリリースされた"50周年記念EP"。発売日が「Aug 28,
2001」とされていますが、その時点では存在しないミックスが収録されており、実際は2017年10月1日前後と思われます。 1,2は共に『Move』2008年SALVO盤CD初出のRemix版で、現在は3枚組CD『Move (2016 3CD Deluxe Edition)』にも 収録。3「Flowers In the Rain (Acoustic Version)」は4枚組ボックス『Anthology 1966-1972』(2008年)で初出のアコースティック・デモ・ヴァージョン。(掲載:2017年10月6日) |
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2019.7
: Blackberry Way (2011 Version) |
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1.
Blackberry Way (2011 Version) Release : 2019.7.12 [配信版] ◉ iTunes/Apple Music ◉ Amazon mp3 |
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🔵 「Blackberry Way」の2011年ヴァージョンが配信でリリース。オリジナル・ヴァージョンを基に、音程を上げ、オーケストラがオーヴァー・ダビングされています。(掲載:2019年8月7日) | ||
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