18 YEARS 作成:2000年7月29日/更新:2015年2月
1. I've Been Loving You Too Long
2. Pain In My Heart
3. Boogie Chillen
4. Down The Road Apiece
5. Walking The Dog
6. I'm Little Down
7. One More Try
8. (Have A)Vine (=All Night Long)
9. Little By Little
10. Honest I Do
11. Chance (=Off The Hook)
12. Mercy Mercy
13. Route 66
Track 1〜3 : 大江慎也(vocal) 他不詳

Track 4〜13 : 大江慎也(vocal,guitar) 花田裕之(guitar,chorus) 井 上富雄(bass,chorus) 池畑潤二(drums) etc.
発売日:1989年3月頃
CD : CHOP-D08  (1989.3./旧規格盤)
CD : VIVID SOUND VSCD-3043 (2000.3.15./リイシュー盤)
◎1989年にインディ・レーベルのChopから発売されたCDで、帯には「大江慎也の原点とも言え るブラック・ミュージック。その名曲のカバー集、初公開。」とあり、インナーには"The Official Bootleg Boo-Boo Tapes"とのクレジットがあります。名義こそ大江慎也になっていますが、収録曲の大半は1980年に録音されたルースターズのデ ビュー前のデモ音源で、このうちTrack 4〜8,10,12,13は、2003年にハガクレ・レコードから発売された2枚組CD『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』にリマスターされて収録されています

このCDのみで聴ける音源(2015年2月 現在):
1.
I've Been Loving You Too Long
9.
Little By Little
ジャ ケットについて:
 
大江慎也自身による解説書付きで、オリジナル盤では薄茶色の紙でしたが、2000年の再 発盤では白。また、再発盤のジャケット及びインナー・カード(トレー内に入っている曲目表)は初盤からの複写のため、印刷がややぼやけている。

1.I've Been Loving You Too Long (To Stop Now) (Redding/Butler)

 「(Sittin' On)The Dock Of The Bay」のヒットで知られるアメリカのR&Bシン ガー、オーティス・レディングの作品で、アルバム『Otis Blue』(1965年)収録。他にThe Rolling Stones『Got Live If You Want It!』(1966年)やテンプターズダイナマイツ、ズー・ニー・ヴー等もカヴァー。ここでの大江の声や演奏を聞く限り、The Roosters時代の録音ではなく1989年頃に録音されたものと思われます。

他のアーティストによるヴァージョン:(更新:2007年2月18日)
Otis Redding『Otis Blue』(1965 年/(日)Warner Music Japan WPCR-25207)
The Rolling Stones『Got Live If You Want It!』(1966年/(日)abkco UICY-6693)
ズー・ニー・ブー『ズー・ニー・ブーの世界/R&Bベスト・ヒット』(1968年/(日)Columbia COCA-11376)
ザ・テンプターズ『オン・ステージ』(1969年/(日)クロニクル TECN-20443)
ザ・ダイナマイツ『Live At The "GO GO ACB"1969』(1998年/(日)Good Lovin' GOODLOV 001)
Ike & Tina Turner『ソウル・アンソロジー』(2006年/(日)Solid CDSOL-7189)


2.Pain In My Heart (作詞・作曲:Naomi Neville)

 Naomi Neville(アラン・トゥーサンの変名)の作品で、元々は「Time Is On My Side」「Breakaway」等のヒットで知られる女性R&Bシンガー、Irma Thomasが1963年に「Ruler Of My Heart」というタイトルで発表した曲で、その後Otis Reddingがこの「Pain In My Heart」というタイトルで(歌詞も異なる)で発表。The Rolling Stonesもアルバム『No.2』(1965年1月)の中で取り上げています。
 ルースターズはこの曲を結成して間もない頃にライヴで演奏していた事があったようですが、ここに収録された音源はThe Roosters時代の録音ではなく、1989年頃に録音されたものと思われます。後に何故かThe Roosters名義の
『ROCK'N'ROLL BIBLE』にも収録。
 また、The Roostersが1980年にレコーディングしたテイクがボックス・セット
『Virus Security』に収録されています。


3.Boogie Chillen (作詞・作曲:John Lee Hooker)

 「Boom Boom」等で知られるブルースマン、ジョン・リー・フッカーの作品。こ れもルースターズ時代ではなく1989年頃に録音されたものと思われます。後に『ROCK'N'ROLL BIBLE』のKING'S WORLD盤に「THE BOOGIE」というタイトルで収録されていますが、曲の長さが若干違います。


4.Down The Road Apiece (作詞・作曲:D.Raye)

 これ以降の音源はすべてルースターズ時代の音源で、1980年6〜8月頃、コロムビアとの契 約以前にレコーディングされたデモ・テープだといわれているもの。この曲はエイモス・ミルバーンが1946年に発表したブギー・ナンバーで、1960年にChuck Berryが取り上げ、その後The Rolling Stonesも(イギリスでの)セカンド・アルバム『No.2』(1965年1月)の中で取り上げています。なおこのCDでは曲名が 「Down The Road A Piece」と誤表記されている。

他のアーティストによるヴァージョン:(更新:2007年2月18日)
Chuck Berry『Gold』(2006年/(日)Universal UICY-1317)
The Rolling Stones『No.2』(1965年/(日)London P25L 25033)
The Rolling Stones『Now!』(1965年/(日)abkco UICY-6686)
Manfed Mann『The Five Faces Of Manfred Mann』(1964年/(日)東芝EMI TOCP-67110)


5.Walking The Dog (Rufus Thomas)

 オリジナルはアメリカの R&Bシンガー、ルーファス・トーマスが1963年に発表した曲で、全米ポップ・チャート第10位を記録。タイトルの"Dog"とはルーファス・トーマスが考案し た"ステップ"の事だそうです。
ルースターズは
The Rolling Stonesのファースト・アルバムに収録されたヴァージョンを参考にして取り上げたようですが、アレンジの段階で口笛は省かれていま す。
 この曲は他にアメリカの
Paul Revere & The Raiders、The Remains、The Love'd Ones、エアロスミス、ラット、イギリスのジョ・アン・ケリー、日本のザ・ダイナマイツ(山口冨士夫在籍)等も取り上げています。

ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『18 Years』『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション(Disc 1)
 正確なデータが残されていないのですが、恐らく 1980年、コロムビアとの契約以前に録音されたと思われるデモ・テイク。花田のコーラスがオン気味にミックスされています。

b:『Rock'n' Roll Bible』
 
このCDに収録されている音源は1980年8月、アルバム『The Roosters』でのセッションでレコーディングされながらもお蔵入りとなったもの。

b:『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション(Disc 2)
 
2003年3月にハガクレ・レコードから発売されたCDに収録 された音源は『Rock'n' Roll Bible』と同一テイクですが、左右が逆にミックスされています。

c:『Virus Security (CD-25/Rare Studio Tracks I)
 
2004年9月に発表されたボックス・セットに収録されたリ ミックス・ヴァージョン。テイクはb,c同じですが、ここでは手拍子の音が入っています。

他のアーティストによるヴァージョン:(2006年7月2日更新)
The Rolling Stones『England's Newest Hit Makers』(1964年/CD:(日)Universal UICY-93013)
The Sonics『Here Are The Sonics!!!』(1965年/CD:(米)Norton 530903)
Johnny Rivers『Totally Live At The Whiskey A Go Go』(CD:(米)EMI 32819)
Paul Revere & The Raiders『Mojo Workout!』(2000 年/CD:(米)Sundazed SC 11097)
The Remains『A Session With The Remains』(1996 年/CD:(米)Sundazed SC 6069)
The Trashmen『Bird Call! The Twin City』(1998年/CD:(米)Sundazed 11022)
ザ・ダイナマイツ『Colezo!: Vintage Collection』(1968年/CD:(日)Victor VICL-41245)
Aerosmith『Aerosmith(野獣生誕)』(1973年/CD:(日)Sony Music Direct MHCP-317)
大江慎也 & 花田裕之『ORIGIN DUO〜COUNTERATTACK』(2005年/CD:(日)Creage POCE-3515)


6.I'm Little Down (作詞:大江慎也/作曲:花田裕之)

 これまで大江慎也の単独作品とクレジットされた CDがありましたが、実際には大江慎也作詞、花田裕之の作曲によるもの(ボックス・セット『Virus Security』のブックレットには"作詞・作曲:大江慎也"とクレジットされていますが・・・)。The Rolling Stonesのイギリスでのアルバム『No.2』及びアメリカでのアルバム『Now!』に収録されている「Down Home Girl」を下敷きにしたものと思われます。(情報提供:konさん)

ヴァージョン/テイク違いについて:
 1980年8月にレコーディングされた別テイクが『ALL ABOUT SHINYA OHE VOL.1』『The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション』に収録されています。


7.One More Try (作詞・作曲:大江慎也)

 大江慎也のオリジナ ル。『ROCK'N'ROLL BIBLE』に別テイクが収録されています。


8.(Have A)Vine (作詞・作曲:大江慎也)

 3rdアルバムに収録されていた「All Night Long」と同じ曲。ただし、ここに収録され ているものは別テイクで、歌詞も一部異なっています。


9.Little By Little (作詞・作曲:Nanker Phelge,Phil Spector/日本語訳詩:大江慎也)

 The Rolling Stonesのファースト・アルバム『The Rolling Stones』(1964年)に収録されていたナンカー・フェルジ(ストーンズのメンバー全員)とフィ ル・スペクター(ザ・ロネッツJohn LennonGeorge HarrisonRamones等を手がけた大物プロデューサー)の作品で、大江慎也が日本語に訳して歌ってい ます。
 
ルースターズは元々この曲をデビュー・シングル「ロージー」のB面として発表する 予定だったそうですが、「恋をしようよ」に変更されたためお蔵入りに。『Unreleased』(1987年)でようやく陽の目を 見ています。

ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『Unreleased』(1987年) 1980年8月にレコーディングされたテイクのミックス
b:『18 Years』(1989年) 本アルバムに収録された、デビュー前に録音されたと思われるテイ ク
 なお、このテイクは
『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』に は未収録ですのでご注意ください。
c:『Unreleased』(1987年) 1980年8月にレコーディングされたテイクのミックス
c:『Virus Security』(2004年) 1980年8月にレコーディングされたテイクで、新たにRemixされたものが収録されています。


10.Honest I Do (作詞・作曲 : Jimmy Reed,Ewart Abner/日本語詞 : 大江慎也)

 The Rolling Stonesのファースト・アルバム収録曲の日本語カヴァー。


11.Chance (作詞・作曲:Mick Jaggar,Keith Richards)

 The Rolling Stonesが1964年にシングル「Little Red Rooster」のB面として発表した「Off The Hook」を下敷きに、大江慎也が新たに別の歌詞を付けています。なお、このテイクは『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』には未収録ですが、1980年8月 にレコーディングされた別テイクが『ROCK'N'ROLL BIBLE』及びボックス・セット『Virus Security』に 収録されています


12.Mercy Mercy (作詞・作曲:Don Covay,Ronaldo Alnzo Miller)

 オリジナルは「Take This Hurt Off Me」「Sookie Sookie」「Chain Of Fools」等の楽曲で知られるアメリカのR&Bシンガー/ソングライター、ドン・コヴェイの1964年の作品で、 The Rolling Stonesもアルバム『Out Of Our Heads』(1965年)で取り上げています。ここに収録されているテイクは『ROCK'N'ROLL BIBLE』及び『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』に も収録されているほか、1980年8月にレコーディングされた別テイクがボックス・セット『Virus Security』に収録されています


13.Route 66 (作詞・作曲:Bobby Troup)

 原題は「(Get Your Kicks On) Route 66」。元 々はボビー・トゥループが1946年に発表された曲で、それまではジャズ・シンガーを中心に取り上げられていましたが、Chuck Berryが1961年にアルバム『New Juke Box』の中でカヴァー、その後The Rolling Stonesがファースト・アルバム『The Rolling Stones』(1964年)のオープニング・ナンバーとして発表しています。
 このルースターズ・ヴァージョンもThe Rolling Stonesのテイクを参考に取り上げたものと思われますが、途中でテンポ・チェンジを施し、よりスリリングなヴァージョンへと発展させています。
 ここに収録されたテイクは後にリマスターされて
『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』のDisc 1に収録。また、1980年8月にレコーディングされた別テイクが『ALL ABOUT SHINYA OHE VOL.1』『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』のDisc 2、ボックス・セット『Virus Security』に収録されています

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