The Basement Tapes〜Sunny Day 未発表スタジオ・セッション 発売日:2003年3月22日 CD:ハガクレ ISCP-1154〜5

Disc 1
1.新型セドリック 2.I'M A KING BEE 3.気をつけろ 4.ROUTE 66
5.DOWN THE ROAD APIECE 6.ONE MORE TRY 7.ALL RIGHT ALL RIGHT
8.HONEST I DO 9.BABY I LOVE YOU 10.DOWN THE ROAD APIECE
11.WALKING THE DOG 12.I'M LITTLE DOWN 13.ONE MORE TRY
14.ALL NIGHT LONG 15.HONEST I DO 16.MERCY,MERCY 17.ROUTE 66
Disc 2
1.I'M A KING BEE 2.THIRTY DAYS 3.ALL NIGHT LONG
4.AROUND AND AROUND 5.ONE MORE TRY 6.TELL ME YOUR NAME
7.I'M TALKING ABOUT YOU 8.BYE BYE MY GIRL 9.BABY I LOVE YOU
10.WALKING THE DOG 11.DOWN THE ROAD APIECE 12.I'M LITTLE DOWN
13.UNDER MY THUMB 14.ROUTE 66 15.HEY GIRL
Produced:The Roosters 大江慎也(vo,g)花田裕之(g,vo)井上富雄(b)池畑潤二(d)

◎2003年3月に発売された2枚組未発表音源集。1980年にレコーディングされたデビュー前の貴重なスタジオ・テイクが収録されており、発売当初、"初出"や"完全未発表"と宣伝されていましたが、実際には大半の曲がこれまで『18 Years』『All About Shinya Ohe Vol.1』『Rock'n'Roll Bible』といった、メンバー非公認のCDで発表されたテイク(当初Disc 1の6曲目に収録予定だった「Little By Little」は何故かカットされています)だったため、ネット上や雑誌のレビューでもその事が指摘された事もありましたが、ここに収録された音源がメンバーの手によって公式発売されるという点では今回が初めてとなります
 ここに収録された音源の大半は、ルースターズが結成当初にレパートリーにしていたと思われるものが収録されており、主に初期The Rolling Stonesが取り上げていた5〜60年代のR&Bナンバーのカヴァー曲。熱狂的なストーンズ・ファンでも殆ど話題に出す事がない時期の作品に目を向けたという事実だけでも賞賛に値するのですが、ここまで遡って基礎作りをした日本のロック・バンドというのは極めて稀なのではないでしょうか(強いて他を挙げるとすれば、先輩格にあたるサンハウス)。また、オリジナル・アルバムに収録された曲の初期別テイクや、
「Bye Bye My Girl」のような初期のライヴで頻繁に演奏された曲が収録されているのもこのアルバムの聴き所。小松崎健郎氏による詳細なライナー・ノーツも読み応えがあり、必見。


CDについて:
a:70年代以降の日本のロックの名盤復刻・発掘音源リリースを目的に設立されたハガクレ・レコードからのリリースで、CD2枚組、紙ジャケット仕様。解説書付き。

b:2007年3月28日に再発売。帯は白に変更され、価格も3,500円から2,100円へと大幅に値下げされています。


追加情報:
 
帯に書かれている大江慎也のコメントは「週間ポスト」1981年1月16日号の"特選情報街"というコーナーに掲載されていたインタビューから。(情報提供:No.007さん)
ボックス・セット『Virus Security』との重複について:
2004年発表のボックス・セット『Virus Security』にDisc 1の1〜9が収録。
・Disc 2 1〜5は同一テイクがRemixされて収録。
・Disc 1 10〜17は未収録。

内容については既に他の項目で紹介済みが多い事と、このCDの解説書に詳しく書かれていますので、ここでは補足程度に書きたいと思います。

※Disc 1の1〜9にかけては、曲はお馴染みなものばかりですが、完全な未発表音源です。
契約が決まりかけていたというビクター社のスタジオで録音されたもので、広いスタジオだったために深いエコーがかかっています。このうち
「Baby I Love You」は既発のヴァージョンでは聴けない花田のコーラスを聴くことが出来ます。

※Disc 1の10〜17にかけては、これもデビュー前に録音されたものと思われますが、
この音源も1989年に
大江慎也名義による『18 Years』で発表されていたものと同じです。(→『18 Years』)


12.I'M LITTLE DOWN(作詞:大江慎也/作曲:花田裕之)
 
CDの帯には"初出"と書いてありますが、実際には大江慎也名義で発表されたCD『18 Years』(1989年)に収録されているテイクと同じで、Disc 2に入っている別テイクは『All About Shinya Ohe Vol.1』と同一で、1980年8月に行われた『THE ROOSTERS』のレコーディング・セッションでのアウト・テイクと思われます。
 今回のリリースにあたり、作者クレジットが
『All About Shinya Ohe Vol.1』では作詞・作曲共に大江慎也だったのを、作詞:大江慎也/作曲:花田裕之と変更されています。(→『18 Years』)
※Disc 2は全曲『All About Shinya Ohe Vol.1』『Rock'n'Roll Bible』等で発表済みですが、リマスタリングされています(注:
『All About Shinya Ohe Vol.1』では数曲でイントロが微妙に欠落していましたが、今回のリリースでは改善されています)。
2.Thirty Days (作詞・作曲:Chuck Berry)
 オリジナルはChuck Berryが1955年にシングルのA面として発表した作品で、ルースターズ・ヴァージョンでは途中から大江慎也による日本語訳の詞が登場します。後に「恋をしようよ」にも引用される事になるギター・ソロも要注目。
 なお、CDの帯には"初出"と書いてありますが、実際には
『All About Shinya Ohe Vol.1』で既に発表されています。
ただし、
『All About Shinya Ohe Vol.1』では「Sunny Days」と誤ったタイトル表記がされていました。
7.I'M TALKING ABOUT YOU(作詞・作曲:Chuck Berry)
 
『Rock'n'Roll Bible』に収録されていたテイクと基本的には同じですが、そこではカットされていたイントロの一部が復活しています。別ミックスが『Unreleased』『Virus Security』に収録。(2003年3月22日掲載/2007年8月3日訂正)
THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション

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