I'M A KING BEE
〜 early sounds of the roosters 〜
発売日:1999年9月1日

1.Bumble Bee Twist
2.新型セドリック
3.Hey Girl
4.Rosie
5.I'm a King Bee
6.Lonely Boy(未発表)
7.気をつけろ
8.Carol(未発表)
9.One More Try
10.通りで見つけた女の娘(未発表)
11.All Right All Right
CD: TRIAD COCP-50151 大江慎也(vocal) 花田裕之(guitar,chorus) 井上富雄(bass,chorus) 池畑潤二(drums)
1999年9月に突如登場したデビュー前の未発表音源集。CDに貼られていたステッカーには「1979〜80年 メジャー・デビュー直前の北九州時代のセッション・レコーディング・トラックの中から未発表曲を含む究極の11曲をセレクト。20年余りに渡りメンバー自らが秘蔵していたテイクが遂に公開される。ここに残された音源は、初期衝動と呼ぶには余りにもまばゆく、力強いものばかりだ。まさに時代を超えた、RHYTHM+BLUES+ROCK+ROLLの名演」と書かれています。
雑誌の記事によると
池畑潤二が音源提供をしたらしいです。カセット・テープから起されているので、音質はまあまあといったところ。
CDについて:
 このアルバムと同じ音源が2004年9月29日に発売されたボックス・セット『Virus Security』の"CD-25:RARE STUDIO TRACKS I"のTrack 1〜11に全曲収録されています。

1.Bumble Bee Twist(未発表)
 オリジナルはリムスキー・コルサコフ作曲の「熊ん蜂の飛行」という曲で、1946年にフレディ・マーティン「バンブル・ブギー」という題名で取り上げ、'61年にB・バンブル&ザ・スティンガーズがロックン・ロールにリアレンジして全米21位のヒットを記録。ルースターズが参考にしたのは1962年のThe Venturesのヴァージョンで、完コピに近い演奏。また、ROCK'N'ROLL GYPSIESが2001年10月14日の北九州博覧祭のライヴでオープニング・ナンバーとして演奏している。


2.新型セドリック
 後のファースト・アルバム収録テイクとは異なるアレンジで、元ネタの「新型キャデラック」(ザ・クラッシュパイレーツも取り上げているヴィンス・テイラーの'59年の作品)に近い。ライヴでは時折このアレンジで演奏される事もあったようです。

3.Hey Girl
 初期テイク。後に「どうしようもない恋の唄」のB面として発表された名曲。

4.Rosie
 オリジナル・スロー・ヴァージョン。ここでは「クスリに身体を持ち崩す」と歌っている。
5.I'm A King Bee
 スリム・ハーポの作品で、'64年にThe Rolling Stones、未発表ですがPink Floydも'65年頃に取り上げています。オリジナルは結構軽い感じのノリですが、ここに収録されているスローな演奏は歌詞の内容を十分に表現していると思います。別のスタジオ・テイクが『ALL ABOUT SHINYA OHE VOL.1』に、ライヴ・ヴァージョンが『LOFT 1981』『ROCK'N'ROLL BIBLE』(音質が違うだけでテイクは同じ)に収録されています。

他のアーティストによるヴァージョン:(2006年7月2日更新)
Slim Harpo『The Best Of SLIM HARPO』(1999年/()Universal MVCE-22053)
The Rolling Stones『The Rolling Stones』(1964年/(日)London POCD-1911)
The Doors『Live In Detroit』(2004年/()Bright Midnight)
The Pretty Things『Live At The Heartbreak Hotel』(1984年/CD:(ドイツ)LICD 9.00075 O)


6.Lonely Boy(未発表)
 これまで未発表だったレゲェ風の作品。
7.気をつけろ
 ファースト・アルバム収録テイクより幾らかラフなテイク。ROCK'N'ROLL GYPSIESが2001年10月14日の北九州博覧祭のライヴでこのアレンジで演奏しています。
8.Carol(未発表)
 Chuck Berryが1958年に発表した作品で、The Rolling Stonesのファースト・アルバム収録ヴァージョンを参考にアレンジされています。歌詞は大江慎也による日本語訳。ここに収録されているテイクは他の収録曲と比べて比較的音質がよく、大江慎也のヴォーカルがダブル・トラックになっている事や手拍子が入っている事から、マルチ・トラック・レコーダーでレコーディングされいているようです。ストーンズのヴァージョンに徹底的に近付けようとしたとした所が伺えて興味深い音源でもあります。ちなみに左チャンネルのギターが大江、右チャンネルのギターが花田と思われます。
別のスタジオ・テイクも存在しますが、ライヴやテレビ出演でも時々演奏していたようです。
また、
ROCK'N'ROLL GYPSIESが2001年10月14日の北九州博覧祭のライヴでも演奏されていますが、その時はどちらかというとビートルズのBBC放送でのテイクやローリング・ストーンズ『GET YER YA-YA'S OUT』のテイクに近いアレンジになっていました。他にザ・スパイダースが'70年のアルバムで取り上げています。

他のアーティストによるヴァージョン:(2006年7月2日更新)
Chuck Berry『Gold』(2005年/(米)Chess 0004364 )
The Rolling Stones『The Rolling Stones』(1964年/(日)London POCD-1911)
The Rolling Stones『GET YER YA-YA'S OUT』(1970年/(日)Universal UIGY-7018)
The Beatles『Live at the BBC』('94年/()東芝EMI TOCP-65748)
The Spiders『ROCK'N'ROLL RENAISSANCE』('70年/()テイチク TECN-20392)
The Doors『Live In Detroit』(2004年/()Bright Midnight)


9.One More Try
 これも初期テイク。別のスタジオ・テイクが「ALL ABOUT SHINYA OHE VOL.1」「18 YEARS」「ROCK'N'ROLL BIBLE」に収録されています。
10.通りで見つけた女の娘(未発表)
 これも初登場の未発表曲で、メロディ・ラインから判断すると後にこれが「BYE BYE MY GIRL」へと発展したのではないでしょうか。音質から判断すると「Carol」と同時期の録音と思われます。
11.All Right All Right
 メンバー全員の作曲によるインストゥルメンタル作品。他に2テイクが存在しますが、ここに収録されているテイクは他と違い、大江慎也の話し声が所々に入っており、まずイントロで「これが凄い」と言って曲が始る。演奏中に手拍子やかけ声、ドゥー・ワップ風のコーラス等が聞こえますが、ギター・ソロが始った直後に大江が「そんなん入れなくていいからっ!!」と叫んでいます。エンディングで拍手が起こり、大江が何やらボソボソ言って曲が終わります。

◎ヴァージョン/テイク違いについて:
a:『unreleased』にファースト・アルバムのアウト・テイクと思われる別テイクが収録。
b:『THE BASEMENT TAPES〜SUNNY DAY 未発表スタジオ・セッション』のDisc 1に1980年、ビクターのスタジオで録音されたテイクを聴くことが出来ます。

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