SUPER MIX+MEGA MIX |
作成 : 2001年1月24日/更新 : 2023年11月2日 | ||
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[Side 1] 1. Stranger In Town (Super Mix) |
[Side 2] 2. MEGA MIX a : SOS b : Drive All Night c : Neon Boy d : あの娘はミステリー e : She Broke My Heart's Edge f : Low Missile g : In Nurnberg |
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発売日 : 1986年4月21日 12inch Single : COLUMBIA AY-7410 配信版 : 無し (2023年11月現在) |
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花田裕之 (vo,g) 下山淳 (g,k) 柞山一彦 (b) 灘友正幸 (d) |
All
Tracks Produced by Syozo Kashiwagi Megamixer : Date Of Birth,Y.Moriyama Photography : Atsushi Ueda Cover : Tomone Kaburagi |
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1986年前半 : 柏木プロデュース体制最後の12インチ・シングル |
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(1986年前半のルースターズ) ア ルバム『NOEN BOY』(1985年9月)発表に伴うライヴ・ツアー を終えたルースターズは、1986年に入ると活動はスロー・ダウン。ライヴの本数も少なく、代 わりに各メンバーの課外活動が活発化。下山淳は遠藤ミチロウ、花田裕之はSIONのデビュー作、柞山一彦は1984のアルバム『BIRTH OF GEL』のレコーディングに参加。花田・下山・灘友が柴山 俊之のソロ・アルバム『Sentimental Fool』(1986年7月発表)の制作に 関わったのも恐らくこの頃。さらに事務所の先輩だったゴダイゴの活動停止(1985年4月頃)と並行して、プロデューサーの柏木省三が1985年6〜7月頃に自主レーベル"Portrait Records"を設立するなど、外部でも様々な変化が。 こうした中、1986年2月にルースターズ初のCD『BEST COLLECTION』(後 に『THE FIRST HALF COLLECTION』と改題)が、1986年4月には12インチ・シングル(本作)が発表されます。そしてレコード・デビューから続いた柏木省三体制でのレコード制作は本作発表をもっ て終了。両者は別々の道へ。 (1986年春の大江慎也) 時を同 じくして大江慎也は1986年春に再び上京。ルースターズの(当時の)マネージャーからバンド復帰を打診されますが、意志はあったものの返事が出来なかったという(→書籍『ロック画報(17)』及び『words for a book』参照)。 翌日、大江慎也はプロデューサーの柏木氏に連絡を取る。その際に1984のライヴゲスト参加を提案され、大江慎也は1986年4月19日@新宿LOFTでステー ジ復帰を果たします。(1983年の時のように)ルースターズ再合流へのワンステップと捉えていた大江の予想に反し、話は"ソロ"へと傾き始め、"1984 featuring 大江慎也"名義のライヴ活動やアルバム制作がスタート。1987年1月1日、大江慎也名義のファースト・ソロ・アルバム『Rookie Tonite』が発表されます・・・ということで、 →The Roosterz『KAMINARI』へ 進む。 →大江慎也『Rookie Tonite』へ進む。 |
[補足] なお後期ルースターズ(1985年〜1988年)については下記の関連書籍もご参照ください。 ◉『ROCKIN' ON JAPAN』(1988年9月号/下山淳インタビュー) ◉『ROCKIN' ON JAPAN』(1990年5月号/花田裕之インタビュー) ◉『ロック画報(17)』(2004年/大江慎也・花田裕之・下山淳インタビュー) ◉『レコード・コレクターズ』(2011年6月号/花田裕之・下山淳インタビュー) |
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アナログ盤 |
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● 当時の価格は
1,200円。 ● 帯 : 元々なし。代わりにカタカナでタイトルと曲目の書かれた丸いステッカーが貼られています(註:個人的には中古でGETしたの で新品状態を観た事はありませんが、シュリンク包装された上に貼られていたのか、ジャケットに直接貼られていたかは不明)。 ● 歌詞 : 裏ジャケットにA面曲のみ掲載。 |
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CD |
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● ボックス・セット『Virus
Security』(2004年)で初CD化。ただしこれ以外でのデジタル版リリースはなし。 ● ボックスには付属ブックレットにジャケット両面の複写が掲載されているほか、アナログ盤ジャケットをCDサイズにミニチュア化した"紙ジャケット"も付 属。紙ジャケの表側は色合いは若干明るめ。裏側は下部の文字が削除されたほか、色合いも若干異なる。 |
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収録曲 |
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1. Stranger In Town (Super Mix) (作詞 : 柴
山俊之/作曲 : 花田裕之) アルバム『Neon Boy』収 録曲をリミックスした別ヴァージョンで、当時のライヴ演奏に近いアレンジに仕上げられています。ちなみにボックス・セット『Virus Security』(2004年)以外のCDには一切未収録。その他いくつか違いが。 ● 下山淳のギターが新たな演奏に差し替えられ、イントロを含め、ディレイを駆使したプレイが前面に出ている。● 間奏 : テープ編集で間奏が2倍の長さに。トータル・タイムはAlbum Version(4:51)より約1分弱長くなっている。 ● ミックス : リバーブがAlbum Versionより強めにかかり、エンディングの花田のギター・ソロも強調されている。 |
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2. SOS〜Drive All
Night〜Neon Boy〜Mystery Girl〜Heart Edge〜Low Missile〜Nurnberg (Mega
Mix) ルースターズ・ナンバー7曲を現在から過去へとメドレー方式で繋げたもの。一定のリズムを保ったノンストップ・メドレーやマッシュ・アップ等の大胆な手法が施されているワケでもなく(曲転換時にサンプリングが使わ れている程度)、"ただ繋げただけ"な ので、恐らく1〜2度聴いてそれっきりの方も多いような…。 "メドレーもの"といえばStars on 45(1981年)の大ヒットがよく知られていますが、そのブームから既に4〜5年が経 過。音楽誌でも指摘された通り、日本制作によるT.REXのメドレー盤 (MEGA MIX)に影響を受けたプロデューサーの独断で制作されたもののようです。 |
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