In Nurnberg
作成:2000年7月8日/更新:2015年6月9日
[Side 1]
1. ニュールンベルグでささやいて
(作 詞:大江慎也,中原聡子 作曲:ザ・ルースターズ)
2. 撃沈魚雷 (作詞:大江慎也 作曲:ザ・ルースターズ)
[Side 2]
3. バリウム・ピルス (作詞:大江慎也 作曲:ザ・ルースターズ)
4. Rosie (作詞・作曲:大江慎也)
発売日:1982年10月21日 12inch : Shan-Shan YW-7408 CD : Columbia 30CA-1780 (1987.9.1)
大江慎也 (vocal,guitar)
花田裕之
(guitar,chorus)
井上富雄
(bass,chorus)
池畑潤二
(drums,Percution,Chorus)
(additional from 1984)
安藤広一
(keyboads)
井嶋和男 (sax)
Produced by Shozo Kashiwagi
Arranged by The Roosters&Shozo Kashiwagi
Recorded at AMS

[1982年のルースターズ]

 1980年11月のレコード・デビューから僅か1年間にシングル4枚とアルバム3枚を発表。さらにテレビや雑誌への 露出やメンバーの映画出演等、急速な勢いでスケジュールをこなしたルースターズは翌1982年、オリジナル・アルバムの発表はなかったもの の、ライヴでは新たにキーボードを導入(安藤広一が楽屋から音を出していた。この時期の音源は後に『Live'82』としてCD化)、『Insane』(1981 年11月)で示した新たな音楽性をさらに突き進める事に。ちなみに1982年の主な出来事を改めて振り返っ てみると…。

●3月1日   5枚目のシングル「レッツ・ロック」発売。シングル・カットに際し歌詞を日本語化しまし たが、歌詞の一部が問題視され回収する事態に。
●3月5日 
  映画『爆裂都市』サントラ盤発売。このアルバムでは映画用に期間限定で結成されたバトルロッカーズのほか、プロデューサーの柏木省三を中心としたルース ターズの別ユニット・1984がBGMを担当。
●3月13日 
大江慎也と池畑潤二が出演した映画『爆裂都市』が劇場公開。前日の12日には新宿東映劇場にてThe Roosters、TH eROCKERS、バトルロッカーズによる公開記念ライヴを行う。
●4月1日   一時回収となった
シングル「レッツ・ロック」、歌詞の一部を歌い直し 改めて発売。
●4月頃   この月のライヴは19日@名古屋の1本に留め、主に新たな曲作りに着手。
●5月15日 
新宿LOFTで別ユニット・1984の初ライヴが行われる。この時のメンバーは大江を除くルースターズの3人。以降のライヴ とレコーディングでは安藤広一(k)、井嶋和男(sax)等が加わり、カヴァー曲やインストのオリジナル曲で実験的なサウンドを繰り広げる。
●6月18日 地元・北九州でのライヴで「ニュールンベルグでささやいて」 「C.M.C.」等の新曲を披露。
●7月4日   千代田公会堂にて初のホールでのワンマン・ライヴを行う。ゲストは鮎川誠。
●9月    赤坂のA.M.S.にてレコーディング開始。10月8日まで行われる。
●10月21日 12インチ・シングル『ニュールンベルグでささやいて』がコロムビア傘下のレーベル・Shan-Shanより発売。


[レ コー ディング]

 レコーディングは1982年9月に赤坂のA.M.S.と いうスタジオで行われ、曲によってはゲストとして1984から安藤広一(k)と井嶋和男(sax)も参加。予定では9月30日に歌入れが終了するは ずでしたが、大江が風邪のため中断、10月8日にオーヴァー・ダビングと大江のヴォーカルの録音、ミックス・ダウンが行われています。この期間にレコー ディングされた曲は以下の8曲。

「ニュー ルンベルグでささやいて」
「撃沈魚雷」
「バリウム・ピルス」
「Rosie」
「Go Fuck」
「巡航ミサイル・キャリア(=C.M.C.)」
「ゴミ」
「ニュー・カレドニア(=カレドニア)」

 サウンド面では当時イギリスで流行していたホワイト・ファンク的なサウンドと、より一層際立った各メンバーの個性が見事に合致し、大 江慎也の歌詞も映画やニュース等からインスパイアされたものやイメージ的なものに変化。これだけ粒ぞろいな曲が揃っていれば相当強力なアルバム を作れたはずですが、恐らくプロデューサー側の提案で12インチ・シングル『ニュールンベルグでささ やいて』『C.M.C.』、アルバム『Good Dreams』の3枚に分散 されて発表。そのうち「Go Fuck」は露骨なタイトルや歌詞が問題視され、同時期にレ コーディングされた花田裕之ヴォーカルの「Astral Plane」(The Modern Loversのカヴァー)もお蔵入りに(これら2曲は2004年になって『Virus Security』で ようやく蔵出しされる)。そして12インチ・シングル形態でリリースされたこの作品は、ジャケットを見ての通りヴィジュアル面でも変化が。また、裏ジャ ケットには別カットの写真と歌詞、ライナー・ノーツを掲載(その中でBananaramaの名前が出てきて「?」と思いましたが、この時点では人気爆発す る遥か以前。恐らくデビュー曲「Aie A Mwana」を引き合いに出したと思われます)。

 恐らく現在でもファンをふ るいにかける可能性大な作品ですが(シンプルなギター・ロック・バンド好きには、単純にシンセが余計に感じる…という意見を聞かされた事がある)、当時の 日本のロック・バンドの中でも一線を画すサウンドは雑誌『Rockin' On』のレビューでも驚き混じりに好意的に受け入れられ、大江慎也が口癖のように言っていた"最新型"が現実を帯びてきたのもつかの間、ルースターズは新 たな局面を迎える事に…と、次回『C.M.C.』へとつづく。


大江慎 也の発売前のコメント:
「聴いても、単純に持っとくだけでも楽しいもの創ろうと思ってます。興味ある バンドはルースターズと1984。常に変化しているし、今度の音聴いたらみんなアッと驚きますよ、きっと。」(抜粋:「宝島」1982年11月号より)
アナログ盤について:
 中 古レコード店のタグに「帯なし」と記されているのをたまに見かけますが、帯は元々存在しないのでご注意くださ い。
CDについて:
a : COLUMBIA 30CA-1780 (発売日:1987年9月1日)
◎初CD化は1987年9月に『Insane』 『C.M.C.』に アルバム未収録曲の「Hey Girl」を加えた形でリリース。アートワークは表ジャケット のみ復刻され、裏ジャケットはカット。特徴は表ジャケット右下 に「+IN NURNBERG & C.M.C.」という白抜き文字が入っている。ちなみに「Rosie」は 「ただただ酔いしれる」と編集が施され、フェイド・アウトしない別ヴァージョンで収録。
b : Virus SecurityTRIAD COZA -91〜122 (発売日: 2004年9月29日)
2004年9月29日に発売された ボックス・セット『Virus Security』の"CD -4に全曲収録。また、ジャケットをCDサイズにした"紙ジャケット"も封入されていました。ち なみに「Rosie」は歌詞はそのまま&フェイド・ アウトなしのヴァージョンで収録。

1.ニュールンベル グでささやいて(作詞:大江慎也,中原聡子/作曲:ザ・ ルースターズ)

 ルースターズ・ナンバー中重要な一曲でもあり問題作の一つ。作曲はルースターズ、作詞は大江慎也以外の方の名前がありますが、恐らく 大江慎也の書いた原文をより具体化したと思われます。歌詞は(西)ドイツの少年の退廃を テーマにしており、当時の広告には歌詞の内容と思われる文章が掲載されていました。

「さびれた駅に佇む男が かすれた声でささやく 小銭を持ってないかい ポ ケットにいくらかな いかい バーはトルコ人の■■がいっぱい 客を探してにせブロンドが 散々五々と立っている 少年は■■■■欲しさにベンツの男をつかまえる WO コンクリート・ストリートはむし暑く ワインバーは戸を固く閉じ ヒョウがらの服、やせこけた犬が 便所にかけこむ」

 前作『Insane』のB面でも音楽的変化が明確に表れましたが、池畑 潤二と井上富雄のリズム隊はさらに強力なものとなり、エコーをかけたイントロのサックス、安藤広一によるシンセサイザーもこの曲の 印象を際立たせている。ちなみに雑誌『レコード・コレクター ズ』1999年4月号掲載の井上富雄インタビューでは「リップ・リグ&パニッ クやピッグバッグなどの動き」とコメント。

投稿:Mさん (2002年3月6日)
 リップ・リグ&パニックPIGBAGは、どちらも英ブリス トル出身のポップ・グループというバンドから派生したバンドだと思います。(ちょい前にCD が遂に再発)今の再発のレーベルは解りませんが、当時は3つ ともラフ・トレードからリリースされてた様な気が。この流れはまー最終的にはマッシヴアタックに 通じるんだけど。リップ・リグ&パニックはジャズのトランペット奏者ドン・ チェリーの娘ネナ・チェリーなんかが在籍しててピカソのドローイングのジャケ がた しか1stかな…。

 そんで、PIGBAGは当時シングルがHITしてて(「PAPA'S GOT A BRAND NEW PIG BAG」っつー曲。今聴いても全然イケてるJAZZ FU〜NK!!)日本でもホンダのスクーターのCFに使われてこちらでもかなり流行りました。よく火曜日のツバキハウスで(ロンドンナイト!!)かかって ました。

 当時「Nurnberg」は皆、はっきり言って「Nurnberg」のイントロのSAXはモロ!「PAPA'S GOT〜」のパクリじゃねーかって言ってる奴多数有りでした。でも、今だと"サンプリング"とか" 引用"ってゆー文脈で語られるんだろうな。やはり奴らはモダン過ぎた。ただこの曲については、上記のバンドよりも英で流行ったファンカ ラティーナの影響が大ありで(キッド・クレオール&ココナッツとかファンカポリタンとか色々いた なー。キッド〜なんかサントリーかなんかのCMにまで出演してた)、その辺りのエッセンスは あのエヴァーグリーンの代名詞アズテック・カメラの1stや、後 のネオアコ系と呼ばれてしまう連中にも感じられます。

レコーディングについて:
 
リズム・トラック以外のパート、ヴォーカル、コーラ ス、サックス、パーカッション等のオーヴァー・ダビングの作業は2時間35分かかったとのこと(←RCサクセションに「2時間35分」という曲があるので ネタっぽくも思わなくないですが(笑)、実際のところイントロのサックス録りには時間がかかったようです)。

オリジナル・ヴァージョン収録のCD:
 この曲は本作品に収録のオリジナル・ヴァージョンの他に、別ヴァー ジョンや複数のライヴ・ヴァージョンが存在します。本作品収録のオリジナル・ヴァージョンが収録されて いるCDは以下の通り。

『INSANE+IN NURNBERG & C.M.C.』(CD:Columbia 30CA-1780/1987年)
『Best Songs Collection』(CD:Columbia COCA-12653〜4/1995年)
『The Very Best Of THE ROOSTERS』(CD:BODY COCA-14222/1997年)
『Good Dreams (2000年版紙ジャケ)』(CD:Triad COCP-50262/2000年)
『Virus Security』(CD:Triad COZA-91〜117/2004 年)

別ヴァージョン "Health-Mix":
 1984年発表のアルバム『Good Dreams』に"Health-Mix"と題された別ヴァージョンが収録されています。イ ントロのサックスをカット、大江のヴォーカルが差し換えられたほか、下山淳のフィード・バック・ギターが追 加される等の違いが。収録CDは以下の通り。
『The Roosterz Collection』(CD:Columbia COCA-6973〜4/1990年)
『The First Half Collection』(CD:Columbia COCA-10350/1992年)
『Good Dreams』(CD:Columbia COCA-12577/1995年)
『Good Dreams (2000年版紙ジャケ)』(CD:Triad COCP-50262/2000年)
『Good Dreams (2003年版紙ジャケ)』(CD:Triad COCP-50756/2003年)
『Virus Security』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)
『ゴールデン☆ ベスト』(CD:Triad COCP-35449〜50/2009年)

ライヴ・ヴァージョン:
 
ラ イヴでは1982年6月頃からレパートリーに加わり、その後レコー ド発売までに歌詞やアレンジを変更。1985年3月15日まで殆どのライヴで取り上げられ、1985年5〜7月頃は下山淳のヴォーカルで演奏されていたよ うです。また、1988年7月@渋谷公会堂とMZA有明でのThe Roosterz解散ライヴでも取り上げられ、解散後の1999年には"Who The Fuck Is The Rooster?"名義で花田裕之のヴォーカルで、2004年7月以降〜2014年にかけてはオリジナル・メンバーによって再演されています。商品化され ているライヴ・ヴァージョンは以下の通り。

1:1982年7月4日@千代田公会堂でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/ 井上富雄/池畑潤二/安藤広一)
『Virus Security (CD-21)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

2:1982年8月18日@大阪Bourbon Houseでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上 富雄/池畑潤二/安藤広一)
『Virus Security (CD-22)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

3:1983年10月16日@日本青年館でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上富雄/安藤広一/下山淳/灘友正幸)
『All About Shinya Ohe Vol.4』(CD:日本クラウン CRCR-6044/1992年)
『Magnitude Story』(VHS:King's World KWV-005/1993年)
『Virus Security (DVD-2)』(DVD:Triad COZA-91〜117/2004年)

4:1984年7月15日@赤坂ラフォーレミュージアムでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/安藤 広一/下山淳/灘友正幸/柞山一彦)
『Paranoiac Live』(VHS:Columbia/1984年)
『Virus Security (DVD-2)』(DVD:Triad COZA-91〜117/2004年)

5:1985年2月14日@高知グリーンホールでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/安藤広一/下山淳/灘友正幸/柞山一彦)
『Virus Security (DVD-4)』(DVD:Triad COZA-91〜117/2004年)

6:1988年7月22日@渋谷公会堂でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上富雄/池畑潤二/下山淳/朝本浩文)
『Virus Security (CD-16)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

7:2004年7月26日@新宿LOFTでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上富雄/池畑潤二)
『RE・BIRTH II』(DVD:Triad COBA -50867〜8/2005年)

8:2004年7月30日@Fuji Rock Festival'04でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上富雄/池畑潤二)
『RE・BIRTH II』(DVD:Triad COBA -50867〜8/2005年)

9:2009年12月29日@福岡サンパレスでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上富雄/池畑潤二)
『IN THE MOTION』(DVD:BM tunes XBBV-4002/2010年)

10:2013年2月16日@福岡サンパレスでのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上 富雄/池畑潤二)
『eating house』(DVD:BM tunes XBBV-4003/2013年)

11:2013年10月7,8日@京都磔磔でのライヴ・テイク。(メンバー:大江慎也/花田裕之/井上 富雄/池畑潤二)
『eating house』(DVD:BM tunes XBBV-4003/2013年)

カヴァー・ヴァージョン:

1: 朝本浩文(ram jam world) & 吉村健一

 朝本浩文(ram jam world) & 吉村健一によるカヴァー・ヴァージョン。というか、大江慎也のリード・ヴォーカルがサンプリングされているので、どちらかというとRemix的な仕上が り。
『RESPECTABLE ROOSTERS』(CD:Triad COCP-50061/1999年)

2 : Pealout

 Pealoutが2004年にシングルのカップリングとして発表。ちなみにこの曲以外にも「C.M.C.」 や「Sad Song」も取り上げており、バンド解散後も各メンバーは大江慎也や花田裕之と共演しています。
『Rolls』(CD:PEAL OF YOUTH POYP-10002 /2004年)


2.撃沈魚雷(作 詞:大江慎也/作曲:ザ・ルースターズ)

 ボ・ディドリー風ジャングル・ビートをルースターズ流にアップ・デートさせた作品で、「C.M.C.」に も通ずる大江の歌詞と 池畑のドラムが聴き所。ライヴでは1982年6月頃から取り上げられ、花田裕之ヴォーカル時代に入ると「Mona」とのメドレー形式で演奏されて いました。また、1999年5月に行われたイベント"Respectable Roosers"ではWho The Fuck Is The Rooster?名義で演奏され、2003年6月18日@下北沢CLUB 251でのRock'n'Roll Gypsiesのライヴでは大江慎也のリード・ヴォーカルで演奏されていま す。

レコーディング:
歌入れとオーヴァー・ダビングの作業は35分で終了し、マラカス、タン バリン、パーカッション類に(マルチ・トラックの)4チャンネル分を使用。

ライヴ・ヴァージョン:
1 : 1982年8月18日@大阪Bourbon Houseでのライヴ・テイク。
『Virus Security (CD-22)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

2 : 1982年9月4日@横浜Shell Gardenでのライヴ・テイク。
『Virus Security (CD-22)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

カヴァー・ヴァージョン:

1 : 勝手にしやがれ

 ルースターズのトリビュート・ アルバム第2弾で勝手にしやがれがJazz風にカヴァー。後に彼らのベスト盤にも収録。
『Respectable Roosters→z a-GOGO』 (CD:TRIAD COCP-50871/2006年)
『KATTENI-SHIYAGARE BEST SILVER & GOLD〜GOLD 2004-2010』 (CD:Epic Records Japan ESCL-3921〜2/iTunes Music Store配信版/2012年)


3.バリウム・ピルス(作詞:大江慎也/作曲:ザ・ルースターズ)

 この曲も初期ルースターズの音楽的発展が聞き取れる作品で、ジョン・リー・フッカー的なブギー・スタイルのリズムとシンセサイザーが印象的。しかし当初は テクノ調のビート で歌詞も若干事なっていましたが、花田裕之の提案でアレンジが大幅に変更されています。聴き手側にとっては演奏よりむしろ「Case Of Insanity」の続編のような印象を与える歌詞に心境複雑になるのでは…。ライヴでは1982年7月頃か らレパートリーに加わりますが、演奏されたのは1984年8月頃まで数回程度。また、1999年5月に行われたイベント"Respectable Roosers"ではWho The Fuck Is The Rooster?名義で演奏されています。

◎レコーディング:
 歌入れとオーヴァー・ダビン グの作業は50分で終了。

ライヴ・ヴァージョン:

1 : 1982年8月18日@大阪Bourbon Houseでのライヴ・テイク。
『Virus Security (CD-22)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

2 : 1982年9月4日@横浜Shell Gardenでのライヴ・テイク。
『Virus Security (CD-22)』(CD:Triad COZA-91〜117/2004年)

カヴァー・ヴァージョン:

1 : Lucy

 今井寿(BUCK-TICK)によるバンド・Lucyが 2006年発表のセカンド・アルバムでカヴァー。
『ROCKAROLLICA II』 (CD+DVD : Invitation VIZL-178/iTunes Music Store配信版/2006年)


4.Rosie (In Nurnberg Version)(作詞・作曲:大江慎也)

 ファースト・アルバム及びデビュー・シングルとして発表された曲のリメイク・ヴァージョン で、テンポを落としてレゲェ風のアレンジに変更。厳密には"元のテンポに戻して再演"したテイクで、その原型となった初期オリジナル・テイクは後に『I'm A King Bee』(1999年)で日の目を見ています。

レコーディング:
歌入れの作業は1時間15分かかったそうで す。

ヴァージョン/テイク違い:

1 : アナログ盤はその後発売されたCDとは違い、フル・エ ンディングではなくフェイド・アウトします。未CD化。(情報提供:vox2さん)
2 : 1987年に発売されたCD『INSANE+ニュールンベルグでささやい て+C.M.C.』では歌詞の「クスリに酔いしれる」の部分が「ただただ酔いしれる」に編集されています。
3 : 2000年に発売された『THE ROOSTERS』の紙ジャケットCDのボーナス・トラック、及びボックス・セット『Virus Security (CD-04)』に収録されたもの は、歌詞はオリジナルのままですが、曲はフェイド・アウトせずにフル・エンディングになっています。

(参考資料:PLAYER1982年12月号,Rockin' On1983年1月号,Rockin' On Japan』1990年5月号,『レコード・コレクターズ』1999年4月号,ロック画報(17)etc./一部資料提供:No.007さん、Iさん)

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おまけ1 : リリース時に雑誌に掲載された広告より(資料提供:Iさん)

おまけ2 :  「架空妄想アルバム・もし12インチ・シングルではなくフル・アルバムだったら・・・?」

 空きスペースを利用して本編とは関係のない話を。上の記事で「
これだけ粒ぞろいな曲が揃っていれば相当強力なアルバム を作れたはずですが」と書きましたが、では実際に『in Nurnberg』をフル・アルバムにしてみたらどうなるか?、と長年思っていたので、自分なりに並べて実験してみました。条件として

●A・B各面25分以内に収める
●1982年録音の楽曲に限定する

・・・という設定で組んでみたら、こうなりました。

[SIDE A]

1. ゴミ (3:28)
2. ニュールンベルグでささやいて (4:52)
3. 撃沈魚雷 (3:05)
4. Astral Plane (3:45)
5. バリウム・ピルス (4:08)
[SIDE B]
6. C.M.C. (5:00)

7. カレドニア (3:47)
8. Go Fuck (4:18)
9. Rosie (In Nürunberg Version) (5:59)

これで聴いてみて、果たしてフル・アルバムにすべきだったのか、12インチに出して良かったのか…結論は人それぞれになりそうですね。改めて書きます が、これは個人的に勝手に並べてみた結果の"架空のアルバム"です。実際にこのようなアルバムが計画されたわけではありませんのでお間違いなく。この曲順だ と46分のカセット・テープに収まるはずなので、もしボックス・セットをお持ちの方はぜひお試しを。
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