Looking On
[Side A]
1.Looking On 2.Turkish Tram Conductor Blues 3.What?
4.When Alice Comes Back To The Farm
[Side B]
1.Open Up Said The World At The Door 2.Brontosaurus 3.Feel Too Good
RELEASE:1970.10.
PRODUCER:ROY WOOD & JEFF LYNNE
イギリス盤LP:FLY-1 アメリカ盤LP:CAPITOL ST-658
・Roy Wood (Oboe,sitar,slide guitar,'cello,guitar,bass & all saxes) ・Jeff Lynne (Piano,guitar,percussion & drums[on"Feel Too Good"])
・Bev Bevan (Drums & percussion) ・RickPrice (bass)
●1970年10月発表の3rd。このアルバムからアイドル・レースにいたジェフ・リンが参加、2曲を提供しています。
 前作以上にプログレ/ハード・ロック/ヘヴィ・メタル色の強い作品で、この手の音楽が好きな方は中々楽しめる反面、コンパクトなシングル・ナンバーが好きな方にとっては難解な印象を受ける可能性が高く、アルバムもチャート・インを逃しています。また、ミックスの面では"ADT"を使いまくっているせいか、非常にヘヴィで冷たいサウンドに聞こえるの好みの分かれるところ。
CDについて これまでに多数のCDが出回っていますが、個人的に把握できたものを掲載いたしました。
『Looking On』(CD:(日)テイチク TECP-25272/1990年)
 1990年に日本のテイチクが世界に先駆けてCD化。ただし「Brontosaurus」以外の曲はスクラッチ・ノイズが目立ちます。
『Looking On』(CD:(ドイツ)Repertoire REP 4281-WY/1993年)
 
1993年にドイツのリイシュー・レーベル、Repertoireから発売されたCD。ジャケット・デザインが異なり、メンバーの写真が使われています。ボーナス・トラックとしてシングル・ナンバー5曲を収録。
『Looking On』(CD:(日)MSI MSIF-7429/1996年)
 
上記Repertoire盤に、日本語解説書を付けたCD。
『Looking On』(CD:(ドイツ)Repertoire REP 4692-WY/1998年)
 
1998年にドイツのRepertoireから発売されたリマスター盤。音源はアナログ盤のスクラッチ・ノイズを除去してあります。ジャケットはブックレットに2種類印刷されています。ボーナス・トラックとしてシングル・ナンバー7曲、「Something」(Italian Version)、「Wil Tiger Woman Blues」「Curly Where's Your Girlie」を収録。
『Looking On』(CD:(日)Vivid Sound VFCD-2624/1999年)
 
上記Repertoire盤に、日本語解説や加藤ひさし氏(The Collectors)によるコメントを掲載したブックレットを付けたCD。
『Looking On』(CD:(日)Victor/Cube VICP-61315/2001年)
 
2001年に日本のビクターから発売された紙ジャケット仕様のCD。収録曲はRepertoire(1998年再発盤)と同一ですが、音質はこの日本盤の方が少しクリアな印象を受けます。歌詞・対訳・解説書付き。
『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』(CD:(英)Salvo/Fly Recirds SALVOCD-014/2008年)
 2008年4月にイギリスのSalvo(Union Square Music内のレーベル)から発売された"Deluxe Expanded Edition"と題されたCDで、ジャケットは3面開きの紙ジャケット仕様。内容については別項をご覧ください。

SIDE A
1.Looking On (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドによるアルバムのタイトル・ナンバー。ヘヴィ・メタル風の演奏から始まり、途中でジャズ風に変わり、エレクトリック・シタールのソロやオーボエが登場する。

ヴァージョン/テイク違いについて : 
 2008年にイギリスで発売された『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』のボーナス・トラックに、この曲の前半部分にあたる"Take 3"と、後半部分"Tak 12"の"Rough Mix"が収録されています。
●『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』(CD:(英)Salvo/Fly Recirds SALVOCD-014) (追記:2008年11月24日)


2.TURKISH TRAM CONDUCTOR BLUES (BEVAN)
 
ベヴ・ベヴァン作詞・作曲よるロックン・ロール・ナンバー。ヴォーカルはロイ・ウッド。にしても、ヘヴィなギター・ソロの後にカントリー調のアコースティック・ギター・ソロが入ったり、ロイ・ウッド自らが演奏するサックスやオーボエが挿入されたりと、ただでは済ませない所がロイ・ウッドらしい。

※追記 : 2008年にイギリスで発売された『Looking On』のリマスター盤では作者がRoy Woodの扱いになっている。

ヴァージョン/テイク違いについて : 
 2008年にイギリスで発売された『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』のボーナス・トラックに、この曲の"Take 5;Rough Mix"が収録されています。
●『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』(CD:(英)Salvo/Fly Recirds SALVOCD-014)
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


3.What? (LYNNE)
 
ジェフ・リン作詞・作曲。ヴォーカル・スタイルやサウンド処理は明らかにビートルズの「A DAY IN THE LIFE」や「I AM THE WALRUS」の影響下にある事が伺える。シングル「WHEN ALICE COMES BACK TO THE FARM」のB面。
4.WHEN ALICE COMES BACK TO THE FARM (Roy Wood)
 スライド・ギターが印象的なハード・ロック・ナンバーで、途中で唐突にチェロが登場し、Blues調へと変化する。シングル・カットもされましたがノン・チャート。この曲はドイツのテレビ番組「BEAT CLUB」での映像が残されており、以前日本でもビデオ化されていました(現在は廃盤)。
SIDE B
1.OPEN UP SAID THE WORLDAT THE DOOR (LYNNE)
 
ジェフ・リン作曲。ヴォーカルはジェフ・リンロイ・ウッド。ちょっとジャズ寄りのヘヴィな曲かと思いきや、ロイ・ウッドがエレクトリック・シタールやオーボエ等を演奏したり、突然ロカビリーっぽいリズムになったりベヴ・ベヴァンによる豪快なドラム・ソロが出てきたりとめまぐるしく曲が変化する。

ヴァージョン/テイク違いについて : 
 2008年にイギリスで発売された『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』のボーナス・トラックに、この曲の"Take 4;Rough Mix"が収録されています。
●『Looking On (Deluxe Expanded Edition)』(CD:(英)Salvo/Fly Recirds SALVOCD-014) (追記:2008年11月24日)


2.BRONTOSAURUS (Roy Wood)
 1970年3月にシングルとしてリリース、全英第7位まで上がった久々のヒット・ナンバー。この直前、
カール・ウェインが脱退、The Idle RaceにいたJeff Lynnが参加し、この曲ではピアノを担当しています。
 曲の前半は
スローでヘヴィなリズムですが、途中からアップ・テンポのブギーに転調、スライド・ギターのソロが最高の盛り上がりをみせる。
 
また、アメリカのロック・グループ、Cheap Trickが1978年のアルバム『Heaven Tonight』(Epic Records ESCA-7728)及びライヴ盤『At Budokan:The Complete Concert』(Sony Music Japan International Inc. EICP 1001〜4)の中で「Calfornia Man」をカヴァーした際にこの曲のリフを挿入しているほか、1997年に発表したアルバム『Cheap Trick』(ビクター・エンタテインメント VICP-5828)の日本盤ボーナス・トラックでもカヴァーしていました。

ヴァージョン/テイク違いについて :
US Promo Edit

 アメリカ向けのプロモ・エディット・ヴァージョン。所々削られ、3分強の長さまで縮められている。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


3.Feel Too Good (Roy Wood)
 9分半もある長くてヘヴィなロックン・ロール・ナンバー。
The Guess Who「アメリカン・ウーマン」そっくりのリフが印象的。ジェフ・リンがドラムを叩いているほか、ドリス・トロイ(「Just One Look」のヒットやPink Floydの『狂気』への参加等で知られる)と、P.P.アーノルド (元アイケッツで、「THE FIRST CUT IS THE DEEPST」のヒットで知られる)がバック・コーラスで参加。
 なお、ラストにノー・クレジットですが
「THE DUKE OF EDINBURGH'S LETTUCE」という曲が入っており、ドゥー・ワップ風のコーラスとひしゃげたピアノでエンディングを迎える。なお、この部分だけをオリジナル・マスターから収録したCDがありますが、いちおうシークレット・トラック扱いなので記載しません(笑)

ヴァージョン/テイク違いについて : 
 
2007年8月発表のCDシングル『Flowers In The Rain EP』(CD:(英)SALVO SALVOSCD002)に、3分22秒に編集したエディット・ヴァージョンが収録。最初の間奏がカットされ、2番目の間奏のピアノ・ソロ(ピアノの音が右から中央に寄った辺り)でフェイド・アウト。なお、CDのライナーには「taken from the forthcoming boxset anthology"The Move"(SALVOBX404)」とのクレジットあり。

※日本盤(VICP-61315)には、以下の曲がボーナス・トラックとして収録されています。
8.WILD TIGER WOMAN (Roy Wood)
9.OMNIBUS (Roy Wood)
10.BLACKBERRY WAY (Roy Wood)
11.SOMETHING (Dave Morgan)
12.CURLY (Roy Wood)
13.THIS TIME TOMORROW (Dave Morgan)
14.LIGHTNING NEVER STRIKES TWICE (Rick Price & Michael Tyler)
15.SOMETHING (Dave Morgan)
 イタリア語ヴァージョン。'97年に発売された3枚組Box
『Movements』が初出。
16.WILD TIGER WOMAN BLUES (Roy Wood)
 
「WILD TIGER WOMAN」の"EARLY UNDUBBED VERSION"。'97年に発売された3枚組Box『Movements』が初出。
ヴォーカルに深いリヴァーヴがかかっている他、一部のコーラスがダビング前で、ピアノがオフ・ミックスだったりの違いあり。フェイド・アウトも通常のヴァージョンよりも早い。
17.CURLY WHERE'S YOUR GIRLIE (Roy Wood)
 
「CURLY」の"EARLY UNDUBBED VERSION"。'97年に発売された3枚組Box『Movements』が初出。イントロのヴォーカルがイコライジング無し、メロトロンも入っていない。
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