THE MOVE

1.Yellow Rainbow
2.Kilroy Was Here
3.(Here We Go Round)The Lemon Tree
4.Weekend
5.Walk Upon A Water
6.Flowers In The Rain
7.Hey Grandma
8.Useless Information
9.Zing Went The Strings Of My Heart
10.The Girl Outside
11.Fire Brigade
12.Mist On A Monday Morning
13.Cherry Blossom Clinic
・ROY WOOD(Vocal,guitar) ・CARL WAYNE(Vocal) ・BEV BEVAN(Drums,vocal)
・ACE KEFFORD(Bass,vocal) ・TREVOR BURTON(Guitar,vocal)
Release : 1968.3.
イギリス盤LP : REGAL ZONOPHONE LRZ1002 (mono)
Producer : Denny Cordell
Strings,Brass and Woodwind Arrengements : Tony Visconti
1968年3月にリリースされたデビュー・アルバム。サイケデリックなアルバム・ジャケットはアート集団、The Foolによるもの。全曲、シングル・カット出来そうなくらいにクオリティが高く、フラワー・ポップばかりではなく、バロック調の作品やロックン・ロール・ナンバーが何の違和感もなく並んでいる所がこのアルバムの凄い所。発売時期はサイケからスワンプに移行するちょっと曖昧な頃でしたが、全英チャート第15位まで上昇、The Moveにとって唯一、チャート・インしたアルバムとなりました。
CDについて これまでに多数のCDが出回っていますが、個人的に把握できたものを掲載いたしました。
『Flowers In The Rain』(CD:(日)テイチク 25CP-35/1989年)
 1989年に日本のテイチクから発売されたCDで、『Shazam』との2in1仕様。『The Move』は全曲Mono MIxで収録。ジャケットはFLYレーベルからの再発盤LPからの複写のようで、『Shazam』が表ジャケットとして採用。また、『The Move』の裏ジャケット部分はモノクロで、紫の縁が付けられている。ブックレットには"ROY WOOD/THE MOVE REAL STORY"と題されたライナー・ノーツと歌詞が掲載。
『The Best Of The Move』(CD:(米)A&M CD3625/1990年)
 1990年にアメリカのA&Mから発売された編集盤CDで、70年代に2枚組アナログ盤で出ていたものをジャケットを差し換え、1枚のCDに収録。このCDの前半部分に『The Move』が全曲収録。また、「Kilroy Was Here」はヴォーカルにエコーのかかっていないモノラル・ミックス、「(Here We Go Round)The Lemon Tree」「Weekend」「Walk Upon A Water」「Flowers In The Rain」「Useless Information」「Zing Went The Strings Of My Heart」「The Girl Outside」はステレオ・ミックスで収録。また、「Hey Grandma」は冒頭のカウントが欠落している。
『The Move』(CD:(ドイツ)Repertoire REP 4285-WY/1992年)
 1992年にドイツのRepertoireから発売されたCD。オリジナル音源の復刻ではなく、複数の音源が元になっているようで、「Kilroy Was Here」はヴォーカルにエコーのかかっていないモノラル・ミックス、「(Here We Go Round)The Lemon Tree」は何故かステレオをモノラル化した(と思われる)ミックス、「Weekend」「Flowers In The Rain」「Useless Information」「Zing Went The Strings Of My Heart」「The Girl Outside」はステレオ・ミックスで収録。「Hey Grandma」は冒頭のカウントが欠落している。ボーナス・トラックとして「Night Of Fear」から「Wild Tiger Woman」までのシングル・ナンバーを収録。
 ジャケットはFLYレーベルからの再発盤LPからの複写のようで、右上に"PLUS 7 BONUS TRACKS"とのクレジットあり。裏ジャケット部分はモノクロ。ブックレットにはライナー・ノーツ、ディスコグラフィ、他のCDから複写されたメンバーの写真が掲載。
『The Move』(CD:(ドイツ)Repertoire REP 4690-WY/1998年)
 1998年にドイツのRepertoireから発売されたリマスター盤。現在でも新品で入手しやすいと思われます。ジャケット上に"Remastered and Including 16 Bonus Tracks"とのクレジットがあり、裏ジャケットはモノクロだったものを青に替え、デザインもアレンジされている。
 音質は上記CDよりも向上していますが、オリジナル・マスターは使用されていないようで、
「Kilroy Was Here」はヴォーカルにエコーのかかっていないモノラル・ミックス、「(Here We Go Round)The Lemon Tree」は何故かステレオをモノラル化した(と思われる)ミックスで収録され、「Hey Grandma」は冒頭のカウントが欠落している。
 
ボーナス・トラックはシングル・ナンバーを中心に16曲が収録され、未発表曲「Vote For Me」「Second Class(She's Too Good For You)」や、「Disturbance」「Fire Brigade」の別ヴァージョン、「Cherry Blossom Clinic」の別ヴァージョン(『Movements』収録テイクをモノラル化したもの)、「(Here We Go Round)The Lemon Tree」「Weekend」「Walk Upon A Water」「Flowers In The Rain」「Useless Information」「Zing Went The Strings Of My Heart」「The Girl Outside」のステレオ・ミックスを収録。
『The Move』(CD:(日)Vivid Sound VFCD-2622/1999年)
 1999年に発売されたVivid盤CD。上記Repertoireのリマスター盤に、"ザ・ムーヴ・ヒストリーPART 1(1966.2〜1968.4)"や曲目解説、加藤ひさし氏(The Collectors)によるコメント、歌詞を掲載したブックレットを付けたもの。新品・中古共にあまり出回っていないようです。
『The Move+16』(CD:(日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313/2001年)
 2001年日本のビクターから発売されたCD。内容は上記Repertoireのリマスター盤と同一ですが、"20bit K2 Mastering"という独自のマスタリングにより、音質は微妙に向上しています。
 また、ジャケットは紙ジャケット仕様で、裏ジャケットが初めてカラーで復刻されています。ジャケットの構造のためか、糊が剥がれやすくなっているので保存には注意が必要。ブックレットには解説、歌詞・対訳が掲載されていますが、ボーナス・トラック部分には何も触れられていないのが難点。
『The Move』(CD:(英)Salvo SALVODCD-207/2007年)
 2007年8月にイギリスのSalvo(Union Square Music内のレーベル)から発売された"Deluxe 2-CD Expanded Edition"と題された2枚組CDで、ジャケットはデジ・パック仕様。内容については別項をご覧ください。
『The Move』(CD:(日)MSI MSIG-0617/2009年)
 2009年11月、日本のMSIから上記イギリスSalvo盤"Deluxe 2-CD Expanded Edition"に帯、英文ライナー・ノーツの対訳を付けて発売。(情報提供:Iさん/掲載:2009年11月25日)
曲目解説

SIDE A
1.Yellow Rainbow
(Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。イントロからいきなりサイケ・ファンにはたまらないテープの逆回転が登場するパワフルなナンバーで、環境破壊がテーマになっていると思われますが、ドラッグよる幻覚を思わせるような歌詞も含まれています。
 リード・ヴォーカルはトレヴァー・バートがで、サビの部分でロイ・ウッドに替ります。曲中で聞ける低音のコーラス・パートはビー・ジーズを思わせる。

ヴァージョン/テイク違いについて :
Enhanced Stereo
 冒頭にトーク・バックが挿入された疑似ステレオ・ミックスが存在します。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


2.Kilroy Was Here (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。リード・ヴォーカルはロイ・ウッドとトレヴァー・バートンと思われます。タイトルは第二次世界大戦中、米兵が世界中に残した落書きからとったものらしい。

ヴァージョン/テイク違いについて : この曲には複数のミックスが存在します。

(a)ヴァージョン1 (ヴォーカルにリヴァーヴがかかっているオリジナル・モノラル・ミックス。)
●『The Collection』((英)Castle CCSCD-135)
●『フラワーズ・イン・ザ・レイン』((日)テイチク 25CP-35)
●『Movements』((英)WEST SIDE WEST 302)
Roy Wood『The Definitive Album...』((Sweden)BR Music BRCD 50)

(b)ヴァージョン2 (ヴォーカルにリヴァーヴがかかっていないモノラル・ミックス。)
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『HITS & RARITIES SINGLES A'S & B'S」((独)Repertoire REP 4665-WR)

(c)ヴァージョン3 (右チャンネルにリヴァーヴがかかったステレオ・ミックス。)
●『On Blackberry Way』((独)Cube 8.26285)

(d)ヴァージョン4 (2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)

(e)ヴァージョン5 (疑似ステレオ・ミックス。)
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406)(追記:2008年11月24日)


3.(Here We Go Round)The Lemon Tree (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。邦題は「レモンの木陰で」。隣の家に住む変な女の子の事を歌った曲で、元々はロイ・ウッドジェフ・リン率いるアイドル・レースのデビュー・シングルとして書いた曲でしたが(宣伝のため、アイドル・レースはレモンの木の前で撮った写真まで用意していた)、何故かレコード会社はザ・ムーヴのヴァージョンをシングル「FLOWERS IN THE RAIN」のB面に入れてしまい、それがラジオでヘヴィ・ローテーションされるという珍事が起こり、アイドル・レースは仕方なく(イギリスでは)「THE IMPOSTERS OF LIFE'S MAGAZINE」を代わりにリリースしたが、結局ノン・チャートに終わるというエピソードがありました。また、ムーヴのバック・アップでデビューしたレモン・ツリーというバンドは、この曲からバンド名をつけたようです。

ヴァージョン/テイク違いについて : この曲には複数のミックスが存在します。

(a)モノラル・ヴァージョン1
 (オリジナル・モノ・ミックス。最初のサビの所でファルセットのコーラスが入らなく、フェイド・アウトが10秒長い)
●『Movements』((英)WEST SIDE WESX 302)
●『Omnibus』((英)Edsel EDCD-616/(日)MSI MSIF 3666)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)
Roy Wood『The Definitive Album...』((Sweden)BR Music BRCD 50)

(b)モノラル・ヴァージョン2 (オリジナル・モノ・ミックスよりもフェイド・アウトが早い。)
●『フラワーズ・イン・ザ・レイン』((日)テイチク 25CP-35)

(c)モノラル・ヴァージョン3
 
(最初のサビの所でファルセットのコーラスが入る。ステレオ・ミックスをモノラル化した可能性あり。)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『HITS & RARITIES SINGLES A'S & B'S」((独)Repertoire REP 4665-WR)

(d)ステレオ・ヴァージョン1 (最初のサビの所でファルセットのコーラスが入り、ストリングスがステレオ。)
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『Movements』((英)WEST SIDE WESX 302)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『THE COMPLETE SINGLES COLLECTION & MORE』((英)CRIMSON CRIMCD-233)
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406)

(e)ステレオ・ヴァージョン2 (2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)(追記:2008年11月24日)


4.Weekend (Bill Post/Doree Post)
 エディ・コクランのナンバーで、オリジナルは女性コーラスの入ったおとなしい曲でしたが、ムーヴよって見事にビート・ナンバーとして生まれ変わっています。リード・ヴォーカルはトレヴァー・バートン

ヴァージョン/テイク違いについて :
(a)ステレオ・ヴァージョン1 (オリジナル・ステレオ・ミックス。)
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)

(b)ステレオ・ヴァージョン2 (2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。カウントが入り、曲の終わり方も異なります。演奏も中央寄りにミックス。)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)


5.Walk Upon The Water (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。邦題は「みずすまし」。トリップした友人が水の上を歩こうとして命を落とすといった事が歌われ、発表当時はドラッグ・ソングと見なされていました。ただ、「酒飲み運転はやめろ」というオチがあるので、アンチ・ドラッグ・ソングと捉えた方がいいでしょう。ロイ・ウッドは現在においてもドラックには一度も手を出していないと公言しており、この曲に出てくる「分かっていると思うけど僕は無罪」という一節がその答えなのかも知れません。
 リード・ヴォーカルは
カール・ウェインで、「FREE,SMALL〜♪」の部分がトレヴァー・バートン「May get to like it,inspector〜♪」の部分がロイ・ウッドが歌っている。ラストのホルンはトレヴァー・バートンが吹いているらしい。

ヴァージョン/テイク違いについて :
ステレオ・ミックス (シンバルの逆回転の音がステレオで収録されている。)
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)


6.Flowers In The Rain (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。邦題は「雨の中の想い出」。サイケデリック・ブーム真只中の'67年9月にシングルとしてリリースされ、全英第2位の大ヒットを記録。イギリスBBC放送RADIO 1の開局時に最初にかかった1曲でもありました。
 ヴォーカルは
カール・ウェインロイ・ウッドで、曲の冒頭には雷のSEが挿入され、トニー・ヴィスコンティによる管楽器のアレンジが施される等、非常に凝った仕上がりとなっています。このあたりはビーチ・ボーイズのアルバム「PET SOUNDS」ビートルズのシングル「PENNY LANE」の影響が伺えます・・・と、ここまでは話は良かったのですが、彼等のマネージャー、トニー・セクンダがメンバーに内緒で当時のイギリス首相、ハロルド・ウィルソン(ビートルズ「TAXMAN」にも登場!!)が愛人と如何わしい格好をしているイラストを描いたポスト・カードを首相官邸を含め、至る所に送りつけた事がイギリス中で大騒ぎとなり、ウィルソン首相は即ザ・ムーヴを告訴、結果、この曲の印税全てを慈善事業に寄付する羽目に。現在でもロイ・ウッドには一銭も入らないという悲惨な結果となってしまいました。
また、
トレヴァー・バートンは元々ブルース志向のミュージシャンで、この曲のようなポップ・ナンバーは好みではなかったと後に語っています。

ヴァージョン/テイク違いについて :
(a)ステレオ・ヴァージョン1
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
Roy Wood『Singles』((英)CONNOISSEUR COLLECTION VSOP CD-189/(日)MSI MSIF 3367)
Roy Wood『The Definitive Album...』((Sweden)BR Music BRCD 50)
V.A.『THE BRITISH INVASION THE HISTORY OF BRITISH ROCK,VOL.8』((米)RHINO R2 70326)

(e)ステレオ・ヴァージョン2 (2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)
●『Flowers In Thhe Rain EP』((英)Salvo SALVOSCD002)(追記:2008年11月24日)


7.Hey Grandma (Jerry A.Miller,Jr/Donald J. Stevenson)
 
オリジナルは60年代後半に活躍したアメリカのグループ、Moby Grapeが1967年に発表したブギー・ナンバー。歌詞に出てくる"Grandma"はおばあちゃんの事ではなく、この曲の作者がHaight Ashburyで見かけた(老人の服を着ていた)女の子の事を指しているらしい。The Moveのヴァージョンではゲストとしてニッキー・ホプキンスがピアノゲスト参加。

ヴァージョン/テイク違いについて :
 曲の冒頭にカウントが入っていますが、いくつかのCDでは"
1.2.3.4.!"ではなく、フェイド・インして"2.3.4.!"と不完全で収録されているものがあります。
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)


SIDE B
1.Useless Information
(Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。ADT処理されたリード・ヴォーカルはカール・ウェインで、サビの部分はロイ・ウッド(囁いているのは不明)。ロイ・ウッドのお気に入りの一つで、随所でビーチ・ボーイズ「ヘルプ・ミー・ロンダ」のようなギター・フレーズや「カリフォルニア・ガールズ」のようなコーラスを聴く事が出来ます。

ヴァージョン/テイク違いについて : ステレオ・ミックスが存在しますが、以下のCDに収録。
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


2.Zing Went The Strings Of My Heart (James Hanley)
 
ドラムのベヴ・ベヴァンが低音のリード・ヴォーカルを聞かせるドゥーワップ・ナンバーで、一部エース・ケフォードも歌っています。
 元々は
ヴィクター・ヤング楽団('39年)が発表したのがオリジナルで、その後'43年にジュディ・ガーランド、'63年にThe Furys(フューリーズ)が取り上げ(全米92位を記録。CD『The Golden Age Of American Rock'n'Roll Volume 8』(英ace/CDHCD 750-1999年)で聴く事が出来ます)、ロッキン・ヴィッカーズがそれぞれ取り上げていますが、The Moveが参考にしたのはコースターズのヴァージョンだそうです。間奏ではエース・ヶフォードのベース・ソロを聴く事が出来ます。

ヴァージョン/テイク違いについて : この曲には複数のミックスが存在します。
(a)ステレオ・ヴァージョン1
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313) (追記:2004年12月12日)

(b)ステレオ・ヴァージョン2
 2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。ヴォーカルはセンターになり、コーラスは左右に振られている。
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)


3.The Girl Outside(WOOD)
 
ロイ・ウッドの作品で、トレヴァー・バートンがリード・ヴォーカル。後のElectric Light Orchestraを連想してしまうストリングスが印象的なフラワー・ポップ・ナンバーで、たしか日本ではシングル・カットされてたと思います。

ヴァージョン/テイク違いについて :
(a)Stereo Version
 
ステレオ・ミックスはヴォーカルが別テイクで、特にラストの歌い方が全く違う。
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)

(b)Alternate Take
 モノラル・ミックスですが、ヴォーカルは上記ステレオ・ヴァージョンと同一。エコー等のエフェクトはかけられていない。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


4.Fire Brigade (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。1968年2月にシングル・カットされ、全英第3位を記録。リード・ヴォーカルはロイ・ウッドで、一部カール・ウェインが歌っている。ギター・リフがThe Byrds「すっきりしたぜ」エディ・コクラン「C'MON EVERYBODY」を彷佛とさせるポップ・ナンバー。
 また、KISSのポール・スタンレーはこの曲にインスパイアされて
「FIREHOUSE」(ジーン・シモンズの"火吹き"でお馴染みの曲)を書いたと、KISSのボックス・セットのライナーでコメントをしています。
 ちなみに冒頭に挿入されているサイレンのSE、どうやらレコーディング・スタジオに常備されていたテープ・ライブラリーの一つだったようで、これと全く同じ音が
Kaleidoscopeのアルバム『White Faced Lady』(CD=(日)エアー・メイル・レコーディングス AIRAC-1093〜4)の「Nursey,Nursey」でも聴く事ができます。

ヴァージョン/テイク違いについて :
(a)オリジナル・ヴァージョン
 イントロのサイレンの音が一つ多く入っている。音が割れ気味。
●『The Collection』((英)Castle CCSCD-135)
●『フラワーズ・イン・ザ・レイン』((日)テイチク 25CP-35)
●『Movements』((英)WEST SIDE WESX 302)
●『Omnibus』((英)Edsel EDCD-616/(日)MSI MSIF 3666)
●『THE COMPLETE SINGLES COLLECTION & MORE』((英)CRIMSON CRIMCD-233)
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406)
Roy Wood『Singles』((英)CONNOISSEUR COLLECTION VSOP CD-189/(日)MSI MSIF 3367)
Roy Wood『The Definitive Album...』((Sweden)BR Music BRCD 50)

(b)ヴァージョン2
 
イントロのサイレンの音が1つ少ないく、消防車のベルの音と演奏のリズムがうまく重なるように編集されています。イントロのギターはこちらの方が鮮明に聞こえる。
●『THE BEST OF THE MOVE』((米)A&M CD-3625)
●『The Move』('92年盤)((独)Repertoire REP 4285-WY)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)
●『HITS & RARITIES SINGLES A'S & B'S』((独)Repertoire REP 4665-WR)
V.A.『ナゲッツ2』((米)RHINO/(日)P-VINE PCD-1168〜71)

(c)EARLY UNDUBBED MIX
 
1997年発表のボックス・セット『Movements』で発掘された別ヴァージョンはカール・ウェインがリード・ヴォーカルで、サビの歌詞が異なり、冒頭のSE、途中の「ウーッ!!」やコーラスがダビングされていない。
●『Movements』((英)WEST SIDE WESX 302)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)

(d)ステレオ・ヴァージョン
 
2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)

(e)Early Piano Version;Rough Mix
 
2008年に発表されたボックス・セットに、オリジナルとは異なるピアノを全面に出した、オーヴァー・ダヴ前のステレオ・ラフ・ミックスが収録。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


5.Mist On A Monday Morning (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品で、ヴォーカルもとっている。曲調はクラシカルで上品な感じですが、実は浮浪者の事を歌っている。トニー・ヴィスコンティによるアレンジは恐らくバッハ「ブランデンブルグ協奏曲」を参考にしたと思われます。

ヴァージョン/テイク違いについて : 
(a)Stereo Mix
 
2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)

(b)Enhanced Stereo
 1972年に作成された疑似ステレオ・ミックス。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)


6.Cherry Blossom Clinic (Roy Wood)
 
ロイ・ウッドの作品。リード・ヴォーカルはトレヴァー・バートンで、途中からロイ・ウッドに替わる。ビートルズ「 A DAY IN THE LIFE」を思わせるオーケストラと「PENNY LANE」でも使われているピッコロ・トランペットが印象的。
 この曲は1968年7月に
「Vote For Me」とのカップリングでシングル・カットが予定されていましたが、パラノイアや精神病院をテーマにした内容がレコード会社からクレームがつき、未発売に終わっている。
また、セカンド・アルバム
『SHAZAM』ではアレンジを大幅に替え、タイトルを「CHERRY BLOSSOM CLINIC REVISITED」と改題されて再演されています。

ヴァージョン/テイク違いについて : 
 1997年に発表されたイギリス盤ボックス・セット
『Movements』の中で、エンジニアのアナウンスからエンディングまでフェイド・アウトせずに収録されたロング・ヴァージョンが発掘されました。この音源はピッコロ・トランペットの音のみにステレオのルーム・エコーがかけられていましたが、後に他のCDに収録された際、何故かモノラルに転換されています。

(a)ロング・ヴァージョン(Stereo)(ピッコロ・トランペットにステレオのルーム・エコーがかけられている)
●『Movements』((英)WEST SIDE WESX 302)

(b)ロング・ヴァージョン(Mono)
●『The Move』('98年盤)((独)Repertoire REP 4690-WY/(日)Vivid Sound VFCD-2622)
●『The Move+16』((日)ビクター・エンタテインメント VICP-61313)

(c)Stereo Version
 2007年に新たに作成されたステレオ・ミックス。ヴォーカルがシングル・トラックの他、ピッコロ・トランペットの音が入っていないのが特徴。
●『The Move (Deluxe 2-CD Expanded Edition)((英)Salvo SALVODCD-207)

(d)Enhanced Stereo
 1972年に作成された疑似ステレオ・ミックス。
『Anthology 1966-1972』((英)Salvo/Fly Recirds SALVOBOX-406) (追記:2008年11月24日)

THE MOVE

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