The Yardbirds Ultimate! (2001/CD:(米)Rhino R2 799825)

[Disc 1]1. Boom Boom 2. Honey In Your Hips 3. A Certain Girl 4. I Wish You Would 5. Too Much Monkey Business (Live)
6. I Got Love If You Want It (Live) 7. Smokestack Lightning (Live) 8. Here 'Tis (Live) 9. Good Morning Little School Girl
10. Got To Hurry
(Take 3) 11. I Ain't Got You 12. For Your Love 13. I'm Not Talking 14. Steeled Blues
15. Heart Full Of Soul 16. I Ain't Done Wrong 17. You're Better Man Than I
(Alternate Long Version) 18. Shapes Of Things
19. The Train Kept A Rollin' 20. New York City Blues 21. Evil Hearted You 22. I'm A Man 23. Still I'm Sad
24. Questa Volta 25. Pafff…Bum
(Stereo)
[Disc 2]1.Lost Women 2.Over Under Sideways Down 3.The Nazz Are Blue 4.I Can't Make Your Way 5.Rack My Mind
6.Hot House Of Omagarashid 7.Jeff's Boogie 8.Here's Always There 9.Turn Into Earth 10.What Do You Want
11.Happenings Ten Years Time Ago 12.Psycho Daisies 13.Stroll On 14.Little Games
(Single Version)
15.Puzzles(Single Version) 16.White Summer(Mono) 17.Tinker,Tailor,Soldier,Sailor(Remix 1991) 18.No Excess Baggage
19. Drinking Muddy Water 20.Only The Black Rose 21.Ten Little Indians
(Mono) 22.Ha Ha Said The Clown
23.Goodnight Sweet Josephine
(U.S. Version) 24. Think About It 25. Knowing/Keith Relf 26. Mr. Zero/Keith Relf
27. Shapes In My Mind/Keith Relf
●Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageを輩出し、レッド・ツェッペリンルネッサンスの前身グループでもあるのがザ・ヤードバーズ。彼等は1963年に結成され、翌1964年にI Wish You Would(全英第26位)デビュー。当時のメンバーはキース・レルフ(ヴォーカル、ハーモニカ)、ジム・マッカーティ(ドラムス、コーラス)、クリス・ドレヤ(リズム・ギター)、ポール・サミュエル=スミス(ベース、コーラス)、エリック・クラプトン(ギター)の5人。リズム&ブルースを基調とした、テンションの高いインター・プレイが特徴。このバンドの場合、どうしてもギタリストに注目しがちですが、Paul Samwell Smithのベース・プレイや、間奏でバンドが一丸となって突き進む疾走感にも注目したいところ。
 そして1965年3月発表の3枚目のシングル
「For Your Love」が全英第3位/全米第6位のヒットを記録し、バンドはブレイクを果たしますが、このヒットの前後にエリック・クラプトンが脱退し。ジェフ・ベックと交代。バンドはポップ路線のヒット曲を連発しますが、そういった曲の中でも実験的なギター・プレイが展開され、その後登場するサイケデリックやハード・ロックにも影響を与えています。
 この米Rhino編集による2枚組ベスト・アルバムは、デビュー前の1964年のデモ・レコーディングから、1968年3月発表のラスト・シングル
「Goodnight Sweet Josephine」(全米第127位)までの代表的な作品を収録したもの。Disc 1の1〜12までがEric Clapton在籍時。1,2はデビュー前のデモ音源で、2はKeith Relf(vo)のオリジナル。5〜8はアルバム『Five Live Yardbirds』より。13〜Disc 2の13までがJeff Beck在籍時の音源。17はノー・クレジットですが別ヴァージョンで収録。Disc 2の1〜10はアルバム『Roger The Engineer』よりモノラル・ミックスで収録。Disc 2の14〜24までがJimmy Page時代。ブックレットには曲毎に詳細なデータが記されており、セッション・ミュージシャンの名前もクレジット、ブライアン・オーガー、イアン・スチュワート、ニッキー・ホプキンス、ジョン・ポール・ジョーンズの他に、チープ・トリックリック・ニールセンの名前もキーボード奏者として記載されています。
 彼等の音源は権利関係が複雑なため、現在でも初期の音源を収録したベスト盤が様々なメーカーから乱造されており、購入時に迷いがちですが(または似たようなものをいくつも買ってしまうとか)。この2枚組CDが決定版なのではないでしょうか。一気に彼等の全貌を知りたいという方には特にお薦めしたいと思います(そういうこともあって一番最初に取り上げさせていただきました)。 
(2004年2月10日更新)
The Yardbirds Five Live Yardbirds (1965/CD:(日)ビクターエンタテインメント VICP-63565)

1.Too Much Monkey Business 2.Got Love If You Want It 3.Smokestack Lightning 4.Good Morning Little Schoolgirl
5.Respectable 6.Five Long Years 7.Pretty Girl 8.Louise 9.I'm A Man 10.Here 'Tis
[日本盤CDボーナス・トラック]11.Baby What's Wrong 12.Boom Boom 13.Honey In Your Hips 14.I'm Talking About You
15.Honey In Your Hips
(Live 1963)
1964年12月にEMI傘下のColumbiaレーベルからリリースされたファースト・アルバムにしてライヴ・レコーディング作品(※アメリカでは80年代まで未発売)。このアルバムはレコード・デビュー直前の1964年3月、ロンドンのマーキー・クラブで行われたライヴを収録したもので、全曲、アメリカのBluesやR&Bのカヴァーで占められています。モノラル録音で音質もまあまあですが、演奏・会場内の熱気は十分に伝わってきます。
 司会者のMCの後、
Chuck Berryのロックン・ロール1「Too Much Monkey Business」から勢いよくスタート(当時、数多くのビート・グループが取り上げていた曲ですが、間奏から一気に暴走するヤードバーズ・ヴァージョンが個人的にはベスト)。The Kinksや花田裕之も取り上げたスリム・ハーポの2「Got Love If You Want It」に続き、同時期にManfred Mannも取り上げていたハウリン・ウルフのスロー・ブルース3「Smokestack Lightning」はキース・レルフのハーモニカが聞き所。Paul Samwell Smithによる縦横無尽に動き回るベース・プレイが聞けるThe Isley Brothersの5「Respectable」、シングル・ヴァージョンよりも迫力のある4「Good Morning Little Schoolgirl」(Paul Samwell SmithEric Claptonがヴォーカル)、1968年にバンドが解散するまでライヴの重要なレパートリーとして演奏され続け、後に日本のザ・ルースターズも取り上げたボ・ディドリーの9「I'm A Man」や10「Here'Tis」など、クラプトンのギター・プレイはバンド脱退後よりは控えめですが、"歌+伴奏"中心の"3分間ポップス"が主流だった1964年当時の音楽シーンに、その後のロックの可能性を示した重要な作品だと思います。
※CDについて
各国で様々なメーカーから、様々な形でリリースされていますが、ここでは現在比較的入手しやすい日本盤をご紹介したいと思います。
『Five Live Yardbirds+5』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61097/2000年)
 
2000年7月に発売された日本盤。デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲収録。歌詞・対訳・解説書付き。
『Five Live Yardbirds+5』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61790/2002年)
 
2002年3月に発売された紙ジャケット仕様のCD。内容は上記プラ・ケース仕様の通常磐と同一。歌詞・対訳・解説書付。
『Five Live Yardbirds+5』((日)ビクターエンタテインメント VICP-63565/2006年)
 2006年9月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。帯が金色に変更され、音源もK2HDにより再リマスターされています。歌詞・対訳・解説書付。
『Five Live Yardbirds+10』((日)ビクターエンタテインメント VICP-70087/2009年)
 2009年3月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。帯が銀色に変更され、盤はSHM-CDを採用。歌詞・対訳・解説書付。なお、ボーナス・トラックの内容が従来盤とは異なりますのでご注意ください。
The Yardbirds For Your Love (1965/CD:(日)ビクターエンタテインメント VICP-63566)

1.For Your Love 2.I'm Not Talking 3.Putty (In Your Hands)  4.I Ain't Got You 5.Got To Hurry 6.I Ain't Done Wrong
7.I Wish You Would 8.A Certain Girl 9.Sweet Music
(Take 3) 10.Good Morning Little School Girl 11.My Girl Sloopy
[日本盤CDボーナス・トラック] 12.I Wish You Would (Alternate Take) 13.A Certain Girl (Alternate Take)
14.Good Morning Little School Girl(Backing Track) 15.Good Morning Little School Girl(Backing Track+Harp)
16.Got To Hurry (Take 1) 17.Got To Hurry (Take 2) 18.Sweet Music (Take 4)
1965年8月にEpicからリリースされたアメリカでのデビュー・アルバム(全米第96位)。ジャケットにはJeff Beckが写っていますが、大半の曲はEric Clapton在籍時の音源で構成されています。クラプトン時代の音源では間奏での疾走感が聞き所のデビュー曲7「I Wish You Would」(全英第26位)と、強烈なファズ・ギター・ソロが聴ける8「A Certain Girl」、後にAerosmithも取り上げた4「I Aint Got You」がお薦め。
 ジェフ・ベック参加後の3曲(2,6,11)は1965年8月にイギリスで発売されたEP
『Five Yardbirds』より。ファズ・ギターとスリリングな演奏が聞けるモーズ・アリスンの作品2「I'm Not Talking」Keith Relfのオリジナルで、間奏でメンバーの激しいプレイが繰り広げられる4「I Ain't Done Wrong」は必聴。11「My Girl Sloopy」は同時期にアメリカのマッコイズがヒットさせた「Hang On Sloopy」と同じ曲。
 それと・・・9
「Sweet Music」は1964年11月にManfred Mannのプロデュースにより録音されたメイジャー・ランスのカヴァーで、Paul Jonesがコーラスで参加(この曲には2つのテイクがあり、本来は"Take 3"がオリジナル盤LPに収録されていましたが、70年代以降の再発盤LP〜リマスター以前のCDでは、ヴォーカルがダブル・トラックの"Take 4"に差し換えられていました。"Take 3"は1993年発売の4枚組『Train Kept a-Rollin'』で初CD化)。
 エリック・クラプトンによるギター・インスト5
「Got To Hurry」も本来"Take 3"がオリジナルLP及びシングルに収録されていましたが、こちらも70年代以降の再発盤LP〜リマスター以前のCDでは、ギターにファズのかかった"Take 4"に差し換えられていました。一般的には"Take 4"の方がお馴染みかと思われますが、現在発売されているこのアルバムの日本盤CDでは"Take 4"が未収録な上、テイク数のカウントが違っているのですが・・・(54秒で終わる"Take 1"は『Train Kept a-Rollin'』『The Yardbirds Story』等のボックス・セットでは"Take 2-False Start"とクレジットされている)。音を聴くと16の後半に"Take 3"とアナウンスが入ってから17に行くので、これは日本盤のクレジットの誤りなのでは・・・。
※CDについて
各国で様々なメーカーから、様々な形でリリースされていますが、ここでは現在比較的入手しやすい日本盤を中心にご紹介したいと思います。
『For Your Love+7』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61098/2000年)
 
2000年7月に発売された日本盤。デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲収録。歌詞・対訳・解説書付き。
『For Your Love+7』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61791/2002年)
 
2002年3月に発売された紙ジャケット仕様のCD。内容は上記プラ・ケース仕様の通常磐と同一。歌詞・対訳・解説書付。
後に紙ジャケット仕様も発売されています。
『For Your Love+7』((日)ビクターエンタテインメント VICP-63566/2006年)
 2006年9月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。帯が金色に変更され、音源もK2HDにより再リマスターされています。歌詞・対訳・解説書付。
『For Your Love』((ドイツ)Repertoire REP4757WY)
 ドイツのRepertoireから発売されているCD。デジ・パック仕様で、ボーナス・トラックが13曲収録されています。
『For Your Love+7』((日)ビクターエンタテインメント VICP-70088/2009年)
 2009年3月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。2006年盤ではモノラル盤のジャケットが再現されていましたが、今回はステレオ盤を元にしているようです。帯が銀色に変更され、盤はSHM-CDを採用。歌詞・対訳・解説書付。
(掲載:2004年2月14日更新/更新:2009年4月11日)
The Yardbirds Having A Rave Up (1966/CD:(日)ビクターエンタテインメント VICP-63567)

1.Mr. You're A Better Man Than I 2.Evil Hearted You 3.I'm A Man 4.Still I'm Sad 5.Heart Full Of Soul 6.Train Kept A Rollin'

[日本盤CDボーナス・トラック]
7.Heart Full Of Soul
(Sitar Version) 8.Steeled Blues 9.Shapes Of Things 10.New York City Blues 11.Questa Volta  12.Puff...Bum
13.Puff...Bum  14.What Do You Want 15.Jeff's Blues 16.Someone To Love 17.Someone To Love 18.For R.S.G.(Here 'Tis)
19.Like Jimmy Reed Again 20.Chris' Number 21.Pounds And Stomps 22.Stroll On
1966年1月にリリースされたアメリカでの2作目(全米第53位)で、ヒット曲5「Heart Full Of Soul」(全英第2位/全米第9位)や2「Evil Hearted You」(全英第3位)収録。アナログ盤A面部分(1〜6)は重要な作品で占められており、Mike Hugg(Manfred Mannのドラマー)の作品で、日本ではパワーハウス(柳ジョージ在籍)が取り上げた1「Mr. You're A Better Man Than I」、50年代にジョニー・バーネット・トリオがヒットさせた曲ですが、Aerosmithをはじめ、後に多くのロック・バンドにカヴァーされた名曲6「Train Kept A Rollin'」後にManfred MannRainbowがカヴァーした、グレゴリオ聖歌風の不気味なコーラスが印象的なオリジナル作品4「Still I'm Sad」、アメリカのThe Remains、日本のThe Roosters等、こちらも多くのカヴァーを生んだ「I'm A Man」(全米第17位)等を収録。
 なお、アナログ盤ではB面にアメリカでは未発表だった
『Five Live Yardbirds』からの曲が収録されていましたが、現在日本のビクターエンタテインメントから発売されているCDはB面部分をカット、かわりにシングル・ナンバーやアウト・テイクがボーナス・トラックとして収録されています。なかでもファズ・ギターによるラーガ奏法/フィードバック奏法を駆使したサイケデリックなオリジナル・ナンバー9「Shapes Of Things」(全英第3位/全米第11位)(後にJeff Beck Group、David Bowie、Black Crows等がカヴァー)は必聴。
※CDについて
各国で様々なメーカーから、様々な形でリリースされていますが、ここでは現在比較的入手しやすい日本盤を中心にご紹介したいと思います。
『Having A Rave Up+16』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61099/2000年)
 
2000年7月に発売された日本盤。リマスターされていますが、アナログ盤B面部分はカットされ、ボーナス・トラック16曲を収録。歌詞・対訳・解説書付。
『Having A Rave Up+16』((日)ビクターエンタテインメント VICP-61792/2002年)
 
2002年3月に発売された紙ジャケット仕様のCD。内容は上記プラ・ケース仕様の通常磐と同一。歌詞・対訳・解説書付。
後に紙ジャケット仕様も発売されています。
『Having A Rave Up+16』((日)ビクターエンタテインメント VICP-63567/2006年)
 2006年9月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。帯が金色に変更され、音源もK2HDにより再リマスターされています。歌詞・対訳・解説書付。
『Having A Rave Up』((ドイツ)Repertoire)
 ドイツのRepertoireから発売されているCD。デジ・パック仕様で、ボーナス・トラックが11曲収録。
『Having A Rave Up+16』((日)ビクターエンタテインメント VICP-70089/2009年)
 2009年3月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。帯が銀色に変更され、盤はSHM-CDを採用。歌詞・対訳・解説書付。
(掲載:2004年2月14日/更新:2009年4月11日)
The Yardbirds Yardbirds(Roger The Engineer) (1966/CD:(日)ビクターエンタテインメントエンタテインメント VICP-62987)

1.Lost Women 2.Over Under Sideways Down 3.The Nazz Are Blue
4.I Can't Make Your Way 5.Rack My Mind 6.Farewell
7.Hot House Of Omagararshid 8.Jeff's Boogie 9.He's Always There
10.Turn Into Earth 11.What Do You Want 12.Ever Since The World Began

1966年7月にリリースされた(イギリスでの)セカンド・アルバム。原題は『Yardbirds』ですが、日本では再発売される度にタイトルが変わり、現在では『Roger The Engineer』のタイトルで呼ばれています。
 
レコーディングではPaul Samwell Smithがプロデュース側に回り、シングル・ヒット2「Over Under Sideways Down」ではジェフ・ベックが、4、79、10等の曲では"Mick"と呼ばれるミュージシャンがゲストでベースを弾いています。
 収録曲は全曲メンバーのオリジナルで、1
「Lost Women」は元々は"Someone To Love"というタイトルでクラプトン時代からライヴで披露されていた曲ですが、Paul Samwell Smithの"リード・ベース"や、間奏でのKeith Relfのブルース・ハープとJeff Beckのギターは必聴。ロカビリー風のリズムにサイケデリックなギター・フレーズが重なる2「Over Under Sideways Down」(日本のザ・ビーバーズが1968年にカヴァー)、Jeff Beckがリード・ヴォーカルを取り、間奏でフィードバックのギター・ソロを披露したエルモア・ジェイムス風のブルース・ナンバー3「The Nazz Are Blue」(この曲からバンド名を付けたNazzもカヴァーしている)、後にThe Litterや日本のギョガンレンズがカヴァーした5「Rack My Mind」Chuck Berry「Guitar Boogie」を下敷きにしたギター・インストの傑作8「Jeff's Boogie」、アップ・テンポのロック・ナンバー11「What Do You Want」辺りが聴き所。


※CDについて
 
これまでにドイツのLine盤、それに日本語解説書を付けたMSI盤、ジャケットが黄色の英Edsel盤、デジ・パック使用でアメリカ盤『Over Under Sideways Down』のジャケットを使用したドイツRepertoire盤、ステレオ音源とモノラル音源が混在した米Warner Archives盤など、様々な形でリリースされていますが、その中からいくつかをピック・アップしてみました。

『Roger The Engineer』((日)Sony SRCS 7329/1994年)
 1994年4月1日にソニーから発売された日本盤。ステレオ・ミックスのオリジナル・アルバムに、ボーナス・トラックとして
Jimmy Page参加後の作品「Psycho Daisies」「Happenings 10 Years Time Ago」を収録。歌詞・対訳・解説書付。現在は廃盤。
『Roger The Engineer』((英)Diablo DIAB852/1998年)
 1998年にイギリスのDiabloから発売されたCD。オープニングに
「Happenings 10 Years Time Ago」「Psycho Daisies」を収録、3〜14がモノラル版、15〜26がステレオ版を収録。ボーナス・トラックとしてキース・レルフのソロ・シングルを5曲収録。
『Roger The Engineer』((日)ビクターエンタテインメントエンタテインメント VICP-62987/2005年)
 2005年9月28日に日本の
ビクターエンタテインメントエンタテインメントから発売されたCD。紙ジャケット仕様で、1〜12がステレオ・ミックス、15〜26ににモノラル・ミックス、そして13,14にはボーナス・トラックとして「Happenings 10 Years Time Ago」「Psycho Daisies」を収録。歌詞・対訳・解説書付。
『Roger The Engineer』((日)ビクターエンタテインメントエンタテインメント VICP-70090/2009年)
 2009年3月に発売された紙ジャケット仕様の再発盤。ジャケットは新たに作り直されているようです。帯が銀色に変更され、盤はSHM-CDを採用。歌詞・対訳・解説書付。
(掲載:2000年/更新:2009年4月11日)

The Yardbirds Little Games (1991 version)(1967/CD:(日)東芝EMI TOCP-67095)

1.Little Games 2.Smile On Me(Mono) 3.White Summer 4.Tinker, Tailor, Soldier, Sailor(Mono) 5.Glimpses
6.Drinking Muddy Water 7.No Excess Baggage 8.Stealing Stealing 9.Only The Black Rose 10.Little Soldier Boy
[Bonus Tracks] 11.Goodnight Sweet Josephine (UK Version) 12.Puzzles(Mono Version) 13.Ha! Ha! Said the Clown
14.I Remember the Night 15.Ten Little Indians
(Mono Version) 16.Think About It 17.Goodnight Sweet Josephine (US Version)
18.Together Now/Together

1966年12月にJeff Beckが脱退、さらにマネージャーがサイモン・ネピア・ベルからピーター・グラントに交代、バンドもJimmy Pageがギター、Chris Drejaがベースに変更し、4人編成となります。翌'67年、(The Animals、Herman's Hermits、Donovan等を手掛けていた)Micky Mostをプロデューサーとして迎え、製作されたアルバムがこの『Little Games』ですが、イギリスではバンドの人気は下降線を辿っていたため発売は見送られ、アメリカ、カナダ、ドイツでの発売となりました(全米第80位)。
 アルバムの方は2
「Smile On Me」や6「Drinking Muddy Water」といったお得意のブルース・ナンバー(の改作?)もありますが、全体的に時代を反映してサイケデリック色が強く、3や9等、バンド解散後のメンバーの方向性を暗示させる要素も見受けられます。John Paul Jonesがアレンジを担当したポップなタイトル曲1「Little Games」(全米第51位)、間奏でJimmy Pageがヴァイオリンの弓を使ってギターを弾いているハードなサイケ・ナンバー4「Tinker, Tailor, Soldier, Sailor」、Keith Relfによる神秘的なフォーク9「Only The Black Rose」等が聴き所。シングル候補とされていた7「No Excess Baggage」はアメリカのThe Fabulous Fakesというバンドのカヴァー。
 なお、CD化の際し同時期にリリースされた曲がボーナス・トラックとして収録。11,13,15,17等のA面曲は、曲や録音の出来は悪くはないものの、バンドのカラーには合っていないような気もしますが、B面のメンバーによるオリジナル・ナンバーの方がむしろ聞き所で、ハードなサイケ・ナンバー12
「Puzzles」や、後にAerosmithがカヴァーした16「Think About It」が特にオススメ。18はキース・レルフとジム・マッカーティがヤードバーズ脱退後に組んだ"Together"名義による未発表曲で、後に結成するルネッサンスの原型ともとれるアコースティック・ギターとピアノによる美しい作品。

 ザ・ヤードバーズは1968年7月(7日?)でのライヴを最後にキース・レルフとジム・マッカーティが脱退、2人はTogether名義でフォーク/ソフト・ロック系のシングルを発表した後、Jane Relf(vo/キース・レルフの妹)やJohn Hawken(k/元Nashville Teens)等とRenaissanceを結成。
 残されたJimmy Pageはバンドを引き継ぐ事になり(Chris Drejaは途中で脱退し、カメラマンに転身)、New Yardbirds名義で数回のライヴを行った後、バンドは
Led Zeppelinへと発展していきます。


※CDについて
 このアルバムはLP、CD共に様々な形で再発されており(ちなみに1985年の英EMI/FAME盤LPはジャケット違いのほか、
「Ten Little Indians」が疑似ステレオ、「Puzzles」は別ミックスを収録)、大きく分けると仕様の異なる3種類のCDが存在します。ここでは最初にイギリスと日本でCD化された1991年盤CDをご紹介。

『Little Games』((英)EMI CDP 7 96064 2/(日)東芝EMI TOCP-6691/1991年)
 1991年4月に発売されたCDの初版で、現在は廃盤。日本盤は"Supemasters"というシリーズで発売されたもので、ブックレットには解説書と歌詞が掲載されていますが、歌詞の対訳はなし。オリジナル・アルバム収録曲はモノラルとステレオ・ミックスが混在した形で収録。ボーナス・トラックにはシングル・ナンバーの他、トゥゲザー名義の未発表曲を収録。イギリス盤の方は90年代後半に"EMI GOLD"という廉価版シリーズで再発売されています。
『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-*****/1995年)
 1995年11月に発売された"Cool Price"というシリーズでの再発盤。歌詞カードには1991年版にはなかった対訳が付けられています。現在は廃盤。
『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-50848/1998年)
 1998年5月に発売された紙ジャケット仕様のCD。ボーナス・トラックは未収録。歌詞・解説書付。現在は廃盤。
『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-53587/2005年)
 2005年8月3日に"ロック名盤1500"という、3ヶ月限定1,500円で発売された再発盤。ジャケットは1995年版からの複写のため印刷がやや荒め。歌詞・対訳・解説書付。

『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-53587/2006年)
 2006年9月に発売された日本盤CDで、1,500円の期間限定盤。CD番号は2005年版と同一ですが、帯はグリーンからイエローに変更。ジャケットは1995年版からの複写のため印刷がやや荒め。歌詞・対訳・解説書付。
(2000年更新/2006年9月18日訂正)

The Yardbirds Little Games Sessions & More (1992/CD:(日)東芝EMI TOCP-7511〜12)

[Disc 1] 1. Little Games 2. Smile On Me 3. White Summer 4. Tinker,Tailor,Soldier,Sailor 5. Glimpses (Version 1)
6. Drinking Muddy Water 7. No Excess Baggage 8. Stealing Stealing 9. Only The Black Rose 10. Little Soldier Boy
11. Puzzles
(1991 US Stereo Mix) 12. I Remember the Night 13. Ha! Ha! Said the Clown 14. Ten Little Indians (Vocal)
15. Goodnight Sweet Josephine (Version 1/Phased Version) 16. Think About It
[Disc 2]1.Little Games (Mono Mix) 2.You Stole My Love 3.White Summer (Acoustic Version)
4.Tinker,Tailor,Soldier,Sailor
(Instrumental) 5.L.S.D. 6.Drinking Muddy Water (Mono Mix)  7.De Lane Lea Lee
8.Glimpses
(Version 2)  9.Never Mind 10.Ten Little Indians (Instrumental) 11.Goodnight Sweet Josephine (Version 2)
12.Henry's Coming Home 13.Love Mum And Dad 14.Together Now 15.Shining Where the Sun Has Been 16.Great Shakes
1992年にアメリカのEMI(現在は閉鎖)が製作した『Little Games』のCD2枚組拡大版。Disc 1のオリジナル・アルバム部分(1〜10)は新たに4トラックのマルチ・トラック・テープからRemixされ(2,4が初ステレオ化。曲によってフェイド・アウトしなかったり、カウントやメンバーの話し声が入っているものもある)、後半にはシングルで発表された曲を収録。一部の曲はRemixされており、11「Puzzles」は80年代の英Fame盤LPとは別ミックス。そのLPのステレオ・ミックスはCD化はされていないようです。
 Disc 2はモノラルのシングル・ヴァージョン、別ヴァージョンや未発表曲、テレビ・コマーシャル用に録音された16
「Great Shakes」キース・レルフジム・マッカーティThe Yardbirds脱退〜Renaissance結成までの間にTogether名義で録音していた作品を収録。2「You Stole My Love」はGraham Gouldmanの作品で、彼自身のバンド、The Mockingbirdsがシングルとして発表していた曲。このヤードバーズ・ヴァージョンはセッションが途中で中断されたため、バッキング・トラックのみ。5「L.S.D.」はインストの小作品、7「De Lane Lea Lee」はシタールをバックにジミー・ペイジが延々と語り続けているドラッギーで催眠的な作品。ビート・ナンバー9「Never Mind」もバッキング・トラックのみ。
Together名義の12「Henry's Coming Home」はいわゆる"Soft Rock"な曲調。アコースティック・デモの15「Shining Where the Sun Has Been」は後にRenaissanceの2枚組CD『Innocents & Illusions』(2004年/MSI MSIG 0105〜6)のボーナス・トラックとして再収録されています。
 現在日本盤CDは廃盤となっていますが、アメリカ盤は新品・中古ともに見つけやすいと思います。
(掲載:2004年5月19日/更新:2006年9月18日)
The Yardbirds Little Games (2003 Remaster) (2003/CD:(日)東芝EMI TOCP-67092)

1.Little Games 2.Smile On Me 3.White Summer 4.Tinker, Tailor, Soldier, Sailor 5.Glimpses
6.Drinking Muddy Water 7.No Excess Baggage 8.Stealing Stealing 9.Only The Black Rose 10.Little Soldier Boy
[Remaster CD Bonus Tracks] 11.Puzzles (1991 US Stereo Mix) 12.I Remember The Night (1991 US Stereo Mix)
13.Ha Ha Said The Clown 14.Ten Little Indians (1991 US Stereo Mix) 15.Goodnight Sweet Josephine (Version 1)
16.Think About It 17.Goodnight Sweet Josephine
(Phased"US Single" Version)
[BBC Sessions]18.Most Likely You Go Your Way 19.Little Games 20.Drinking Muddy Water 21.Thinking About It
22.Goodnight Sweet Josephine 23.My Baby 24.White Summer 25.Dazed And Confused
2003年にイギリスと日本で発売された新装盤。ジャケット・デザインは新しいものに差し替えられ、ブックレットにはライナー・ノーツや多数の写真が掲載。また、オリジナル・アルバム収録曲(1〜10)は再度Remixされており、非常にバランスの良いミックスに仕上がっています。
ボーナス・トラック部分は、モノラル音源以外の11,12,14は
『Little Games Sessions & More』からのRemixを採用。さらに18〜25にはBBCセッションを収録。ボヴ・ディランの18「我が道を行く」をはじめ、既に他のCDで発表済ですが、今回新たに(AMラジオの音をマイクで拾ったような、こもり気味の音質で)24「White Summer」と、Led Zeppelinのファースト・アルバム収録曲の25「Dazed And Confused」のヤードバーズ・ヴァージョンの2曲が発掘されています。
※CDについて
『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-67092/2003年)
 2003年3月5日に発売された日本盤。歌詞・対訳・解説書付。
『Little Games』((日)東芝EMI TOCP-67516/2004年)
 2004年12月22日に発売された紙ジャケット仕様のCD。2度目の紙ジャケ化ですが、CDの内容は2003年のリマスター盤が採用され、ジャケットはオリジナル盤のデザインを使用。歌詞・対訳・解説書付。
『Little Games』((日)EMI Music Japan TOCP-95001/2008年)
 2008年12月10日に発売された再発盤で、盤はSHM-CDを採用。内容は2003年のリマスター盤と同一ですが、ジャケットはオリジナル盤のデザインを使用。歌詞・対訳・解説書付。
(掲載:2006年9月18日/更新:2009年4月11日)
The Yardbirds Birdland (2003.4.23./CD:(日)ビクターエンタテインメントエンタテインメント VICP-62289)

1.I'm Not Talking  2.Crying Out For Love 3.The Nazz Are Blue (with Jeff Baxter)  4.For Your Love
5.Plase Don't Tell Me 'Bout The News  6.Train Kept A Rollin'
(with Joe Satriani) 7.Mr.Saboteur
8.Shapes Of Things
(with Steve Vai) 9.My Blind Life 10.Over,Under,Sideways,Down (with Slash)
11.Mr.You're A Better Man Than I (with Brian May)  12.Mystery Of Being 13.Dream Within A Dream
14.Happenings Ten Years Ago
(with Steve Lukather)  15.An Original Man (A Song For Keith)
1996年にJim McCarty(d,vo)とChris Dreja(g)が中心となってThe Yardbirdsを再結成、新メンバーとしてジョン・アイダン(b,vo)、アラン・グレン(h)、ジピー・メイヨ(g/元Dr. Feelgood)を迎え、スティーヴ・ヴァイのレーベル、Favored Nationsからリリースされたのが本作。ゲスト・ギタリストを迎え、往年の名曲の再演という話題性もありますが、注目すべき点はやはりバンド本体で、1965〜6年頃の彼等に近いサウンドを聴くことができます。新曲はJim McCartyが中心に書いており、ラストに収録されているサイケデリックな15「An Original Man (A Song For Keith)」キース・レルフに捧げられた曲。7「My Blind Life」ではJeff Beckがゲスト参加しています。
 なお、再結成ヤードバーズはアルバムリリース後もツアーを続けていましたが、2005年10月にメンバー・チェンジがあり、新たに
Ben Kingという20代前半のリード・ギタリストが参加しています。(2004年2月10日更新/2006年9月18日訂正)
The Yardbirds(Part 1)

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