The Kinks (Part 2)   web拍手 by FC2
作成:2004年2月4日/更新:2015年12月15日 (iTunes Music Store配信版のリンクを追加)
Muswell Hillbillies (1971) ⚪️️ iTunes Music Store配信版
マスウェル・ヒルビリーズ+2
1. 20th Century Man
2. Acute Schizophrenia Paranoia Blues
3. Holiday
4. Skin And Bone
5. Alcohol
6. Complicated Life
7. Here Come The People In Grey
8. Have A Cuppa Tea
9. Holloway Jail
10. Oklahoma USA
11. Uncle Son
12. Muswell Hillbilly

[リマスター盤 ボーナス・トラック]
13. Mountain Woman (previously unreleased)
14. Kentucky Moon
(previously unreleased)

Ray Davis (vo,g) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / John Dalton (b) / John Gosling (k)
1971年11月に発表された、RCAレーベル移籍後初のアルバム。サウンドは60年代後半以降のルーツ・ミュージック 志向の流れを汲んだ、素朴でノスタルジーなもの。時折聞こえる1930〜40年代風の管楽器の響きはThe Byrdsの同時期の作品『Byrdmaniax』(1971年)にも通じるもので、キンクスの場合はデイヴィス一家のルーツを遡ったものが音として反映されたようです。

 …と進めてみたものの、個人的にお気に入りのアル バムかというとそうでもなく…。事前に周囲の評判やライターが絶賛されているのを読み、いざ自分で聴いてみたら「んー…」と、首 を傾げ腕組みしてしまうアルバムが誰でも一つや二つはあると思うんですけど、個人的には本作がまさにそれで…(汗)。ましてや「Lola」の ヒットと『Percy』の後で、本作の後には名曲「Celluloid Heroesが控えているだけに…。1曲目のノリのいい20th Century Manやジャケットの雰囲気も好きだし、行けるものならご当地巡りしたくな るのに、2曲目以降はどこか午後の気だるい昼下がりのような雰囲 気のままアルバムは淡々と進み、いつの間にか聴き終えている。緩過ぎて後半がどんな曲だったのかソラで思い出せない…。それも聴き続けていくうちに少しずつ馴染んで、一つずつ解り出して愛着が湧く作品なのかな…と も思った り。

 で、歌詞に目を向けると、
どこか短編 小説やドラマのような面白さが。各曲にはそれぞれタイプの異なる 主人公が登場し、 人生模様や生活風景が見えてくる。被害妄想にかられる人、酒に溺 れてしまった人、過度のダイエットで骨と皮だけになった人、街の再開発に飲み込まれた人、行った先が環境汚染されていても休暇を強行しようとする人 etc...。実 際の原風景はイギリスのとある街の一角だとしても、日本人でも(極端にセレブな生活を送っていない限りは)身近に感じる部分が多いと思います。それは近所 の人 だったり、聴き手側もどこかしら身に覚えがあったり(それはそれで問題があるような…)、現代の都内(または都市部)でも区画整備で立ち退き要求されてい る光景をあちこちで見かけるので、自分の周辺を想像しながら聴くのもアリかと。これ以降のアル バムでもその種の作品が多数登場するし、恐らくキン クスの作品を最初から改めて聞き返すと、どこかの時点で案外このアルバムのような作風が存在するかも。ヒット曲ばかりに気を取られて意識が向かわ なかっただけで…。特にRCA時代はアルバム自体の良し悪しよりも、聴き手側の好みが分かれると思います。

[CDについて]
🔵 『Muswell Hillbillys+2』 (日 本盤CD=ビクター エンタテインメント VICP-60444)
 1998年8月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラックとして未発表曲「Mountain Woman」「Kentucky Moon」を追加(この2曲は下記のデラックス・エディションにも収録)。歌詞・対訳
・解説書付き。なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビクター→ユニヴァーサルに変 更、紙ジャケット仕様など)。
🔵 『Muswell Hillbillys+13』<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様) (SHM-CD=USMジャパン UICY-75872〜3)
 2013年発売の2枚組デラックス・エディション。Disc 1はオリジナル・アルバムのリマスター、Disc 2はアルバム未収録のアウトテイク、BBCセッションなどを収録。歌詞・対訳・解説書付き。
この世はすべてショー・ビジネス (1972) ⚪️ iTunes Music Store配信版
この世はすべてショービジネス+2
[Studio Recordings]
1. Here Comes Yet Another Day
2. Maximum Consumption
3. Unreal Reality
4. Hot Potatoes
5. Sitting in My Hotel
6. Motorway

7. You Don't Know My Name
8. Supersonic Rocket Ship
9. Look a Little on the Sunny Side
10. Celluloid Heroes

[Live Recordings]
11. Top of the Pops
12. Brainwashed
13. Mr. Wonderful
14. Acute Schizophrenia Paranoia Blues
15. Holiday
16. Muswell Hillbilly
17. Alcohol
18. Banana Boat Song
19. Skin & Bone
20. Baby Face
21. Lola
22. Till the End of the Day
(Bonus Tracks)
23. She's Bought a Hat Like Princess Marina(Bonus Tracks)

Ray Davis (vo,g) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / John Dalton (b) / John Gosling (k)
Mike Cotton (Trumpet) / John Beecham (Trombone,tuba) / Alan Holmes (sax/Studio Recordings Only) / Davy Jones (sax,clarinet/Live Recordings Only) / Dave Rowberry (Organ/10)
1972年発表のアルバム。アナログ盤は1枚目がスタジオ録音、2枚目がライヴ録音という構成でした。前半は1Here Comes Yet Another Dayで軽快にスタート。以降は70年代前半特有の酔いどれ感溢れたナン バーが続く。3Unreal RealityもFacesがやっててもおかしくないような雰囲気(付け加えるとピ アノ がSmall Facesの「Itchycoo Park」っぽい)。ピアノ主体のバラード5Sitting in My Hotelは当時の憂鬱な一コマを写したものなのでしょうか。6Motorwayは 後期The Byrdsの「Old Blue」を彷彿とさせるカントリー・ロックで、モーターウェイの生活がどれだけうんざりかを延々と歌っている。7You Don't Know My Nameはデイヴの作品で、間奏でCanned Heatの「Going up the Country」っぽいサウンドになる。8「Supersonic Rocket Ship」はシングル・カットされイギリスで16 位のヒットを記録。9Look a Little on the Sunny Sideはステージで演奏した事がある方なら一度は誰かに言われた事があるか も…な内容。そしてラストは名曲10Celluloid Heroes。後半(11以降)は1972年3月2〜3日@ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ録音で、前作『Muswell Hillbillys』の曲やオールディーズのカヴァー曲を挿みながら、この頃のライヴの様子が伺えるものに。
[CDについて]
🔵 『Everybody's In Show Biz+2』 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60445)
 1998年8月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック2曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
プリザヴェイション 第1幕 (1973) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Preservation (Single/Bonus Track)
2. Morning Song
3. Daylight
4. Sweet Lady Genevieve
5. There's A Change In The Weather
6. Where Are They Now?
7. One Of The Survivors
8. Cricket
9. Money And Corruption / I Am Your Man
10. Here Comes Flash
11. Sitting In The Midday Sun
12. Demolition
13. One Of The Survivors
(Single Edit/Bonus Track)
[CDについて]
🔵 『Preservation Act 1+2』 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60446)
 1998年8月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック2曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
プリザヴェイション 第2幕 (1974) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Announcement
2. Introduction To Solution
3. When A Solution Comes
4. Money Talks
5. Announcement
6. Shepherds Of The Nation
7. Scum Of The Earth
8. Second-Hand Car Spiv
9. He's Evil
10. Mirror Of Love
11. Announcement
12. Nobody Gives
13. Oh Where Oh Where Is Love?
14. Flash's Dream (The Final Elbow)
15. Flash's Confession
16. Nothing Lasts Forever
17. Announcement
18. Artificial Man
19. Scrapheap City
20. Announcement
21. Salvation Road
[リマスター盤 CD ボーナス・トラック]
22. Mirror Of Love (Alternate Mix)
23. Slum Kids
(Take 1)
[CDについて]
🔵 『Preservation Act 2+2』 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60447)
 1998年8月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック2曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
A Soap Opera (1975) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Everybody's A Star (Starmaker)
2. Ordinary People
3. Rush Hour Blues
4. Nine To Five
5. When Work Is Over
6. Have Another Drink
7. Underneath The Neon Sign
8. Holiday Romance
9. You Make It All Worthwhile
10. Ducks On The Wall
11. A Face In The Crowd
12. You Can't Stop The Music

[リマスター盤CDボーナス・トラック]
13. Everybody's A Star (Starmaker) (Mono Mix)
14. Ordinary People (Live)
15. You Make It All Worthwhile
(Live)
16. Underneath The Neon Sign
(Live)

Ray Davis (vo,g) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / John Dalton (b) / John Gosling (k)
Alan Holmes (sax) / Laurie Brown (Trumpet) / John Beecham (Trombone) / Pamela Travis (vo) / Shirlie Roden (vo) / Lyndsey Moore (vo)
1975 年発表のアルバム。邦題に『ソープ・オペラ(石鹸歌劇)〜連続メロドラマ"虹いろの夢"』という大げさなタイトルが付いていますが、元々は1974年9月 放送のテレビ・ドラマ用に書いた曲を基にアルバムに発展させたもの。ちょっと失礼な言い方になりますけど、前2作のようなアルバムだったら勘弁してほしい なぁ…と内心思ったりしましたが(スミマセン)、本作もストーリー仕立てながら、60年代後半頃の作風に通 ずる分かり易いサウンドに(いくつか50年代風の曲も)。アメリ カでは51位の中ヒットを記録。
[CDについて]
🔵 『Soap Opera+4』 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60498)
 1998年12月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック4曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
Schoolboys In Disgrace (1975) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Schooldays
2. Jack The Idiot Dunce
3. Education
4. First Time We Fall In Love
5. I'm In Disgrace

6. Headmaster
7. A Hard Way
8. Last Assembly
9. No More Looking Back
10. Finale

1975年11月発表のアルバムで、邦題は『不良少年のメロディ〜愛の鞭への傾向と対策』。アルバムは学生時代を思い出そうと語りかける1Schooldaysで 始まり…の続きは実際に聴いてからってことで、ここしばらくレイ のワンマン状態が続いた中で(当の本人はアイデアを具現化するので必死だったと思いますが…)、3Education5I'm In Disgrace6Headmaster等 でデイヴのギターが再び目立つのようになったのが嬉しいところ。7A Hard Wayは 後のライヴ盤『One For The Road』でも取り上げられたシンプルなロック・ナンバー。前 作でも50年代風のサウンドがありましたけど、この場合は時代設定もあるのかひょっとして。で、4が来て、その次の5の内容は、あぁなるほどそういうこと か…(謎)。レイのロック・オペラ志向と次回作でのバンド回帰的なサウンドの中間を行くアルバム。
[CDについて]
🔵 『Soap Opera+4』 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60499)
 1998年12月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック4曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
Sleepwalker (1977) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Life On The Road
2. Mr. Big Man
3. Sleepwalker
4. Brother
5. Juke Box Music
6. Sleepless Night
7. Stormy Sky
8. Full Moon
9. Life Goes On

[リマスター盤CDボーナス・トラック]
10. Artificial Light
11. Prince Of The Punks
12. The Poseu
13. On The Outside
(1977 mix)
14. On The Outside
(1994 mix)

Ray Davis (vo,g,k) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / John Dalton (b) / John Gosling (k,cho) / Andy Pyle (b/2)
1977年2月発表の、当時新設されたアリスタ・レーベル移籍後初のアルバム。しばらく続いたロック・オペラ志向からシンプルなバンド・サウンドへ。それ もあってか1曲目Life On The Roadの テンポ・チェンジ後の展開に何故かホッとさせられる(笑)。この曲では"Punks"という言葉は出てくるものの、アルバムは通して当時のアメリカン・ ロック寄りで、どの曲もデイヴのギターが目立つ。歌詞も全体を通して都会に生きる人々の陰が映し出されたものが多い。音楽に盲信的になっている主人公に 「これ はただの音楽だよ」と語りかける5Juke Box Music"Juke Box"に馴染みがない場合は、手持ちのスマホや携帯音楽プレーヤーに置き換えてみるのもいいかも。ラストの9Life Goes Onも重い話が出てくるものの「それでも人生は回っていくんだ」と語りか ける。特にコンセプト・アルバムとは謳ってはいませんが、この曲の存在で各曲が点と点が結ばれる形に。ちなみにリマスター盤CDボーナス・トラック の11Prince Of The Punksは1977年11月にシングルB面として発表されたロックン・ロール で、パンク・ロッカーを冷ややかな視点で茶化した曲。
 サウンドの方向転換やレーベル移籍が功を奏し、全米第21位とチャートに返り咲きを果たします。なお本作のレコーディング終盤で
John Dalton(b) が脱退(次回作では1曲だけ参加)、後任としてAndy Pyleが参加し、本作では2Mr. Big Manのみ演 奏。
[CDについて]
🔵 『Sleepwalker+5 (日本盤 =ビクター エンタテインメント VICP-60500)
 1998年12月に発売された日本盤CD。ボーナス・トラック5曲を追加。歌詞・対訳・解説書付き。
なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)
Misfits (1978) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Misfits
2. Hay Fever
3. Black Messiah
4. A Rock'N'Roll Fantasy
5. In A Foreign Land
6. Permanent Waves
7. Live Life
(UK Album Version)
8. Out Of The Wardrobe
9. Trust Your Heart
10. Get Up

[リマスター盤CD ボーナス・トラック]
11. Black Messiah (Single Remix)
12. Father Christmas
13. A Rock'N'Roll Fantasy
(U.S. Single Edit)
14. Live Life (U.S. single mix)

Ray Davis (vo,g,k) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / John Gosling (k) / Andy Pyle (b/1,2,3,6,8,9)
Adittional Musicians : John Dalton (b/5) / Ron Lawrence (b/4,7,10) / Nick Trevisick (d/4,9,10) / Zaine Griff (b) / Clem Cattini (d) / John Beecham (Trombone/3) / Nick Newall (Clarinet/3) / Mike Cotton (Trumpet/3)
1978年発表のアルバム。前作で持ち直したかに見えましたが、当時はレイのワンマン気味な言動にメンバーは辟易していたようで、John Goslingは 本作を最後に脱退し、新加入のAndy Pyle(b)も短期間で離れる事に…。そうした状況のためベースやドラムのパートまでゲストを呼んでいる曲も(John Daltonが5In A Foreign Landで演奏していますが、期間限定で呼び戻されたとのこと)。時代的なも のなのかミディアム・テンポの曲が多い中、7Live Lifeで はハードなプレイが聴け、3Black Messiah」はレゲェ、2Hay Feverは 早くも花粉症について歌っている。ゆったりとしたテンポの4A Rock'N'Roll Fantasyは当時バンドを離れようとしていたデイヴの事を含め、様々な出来事が 積み重 なって誕生した曲。シングル・カットされ全米第30位のヒット。9Trust Your Heartではアルバム中唯一デイヴの熱唱が聴ける。そして活気溢れる10Get Upで アルバムは締めくくられる。

[CDについて]
🔵 『Misfits +4』 (日 本盤=ビクター エンタテインメント VICP-60501)
  1998年12月に発売された日本盤CD。歌詞・対訳・解説書付き。なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビクター→ユニヴァーサルに変更、紙 ジャケット仕様など)。
🔵 Misfits+4』 (日本盤=ビクター エンタテインメント VICP-70011)
 2008年発売。SHM-CD、紙ジャケット仕様。歌詞・対訳・解説書付き。
Low Budget (1979) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Attitude
2. Catch Me Now I'm Falling
3. Pressure
4. National Health
5. (Wish I Could Fly Like) Superman
6. Low Budget
7. In A Space
8. Little Bit of Emotion
9. A Gallon of Gas
10. Misery
11. Moving Pictures

[リマスター盤 ボーナス・トラック]
12. A Gallon of Gas (US Single Extended Edit)
13. Catch Me Now I'm Falling
(Original Extended Edit)
14. (Wish I Could Fly Like) Superman
(Disco Mix Extended Edit)

Ray Davis (vo,g,k) / Dave Davis (g,vo) / Mick Avory (d) / Jim Rodford (b,cho) / Nick Newell (sax/2,8)
1979年7月発表のアルバムで、ここからベーシストのJim Rodfordが加入(元Argent,現・The Zombies)。空席のキーボードはGordon Edwards(k/元The Pretty Things)がツアーに参加したものの短期間で脱退。そうしたメンバーの変動とPunk/New Wave、DiscoやAORが持て囃されていた中で制作されたのが本作。"低予算"なんてタイトルが付いてるけどいい意味で吹っ切れた感があり、1Attitude」3Pressureと いった勢いのあるロック・ナンバーもあれば、5(Wish I Could Fly Like) Superman(全米第41位)のようなディスコ調もあったり。ストーンズが「Miss You」を、Rod Stewartが「Da Ya Think I'm Sexy?」を大ヒットさせた直後とあり、この流れは避けられなかったようです。逆にタイトル曲6Low Budgetは それ以前のストーンズのようなロックン・ロール。2Catch Me Now I'm Fallingはデイヴのギターが聴きどころ。ラストの11Moving PicturesはBlondieの「Heart of Glass」っぽい雰囲気。Punkの登場で一時代を築いたバンドが相次いで失速する中、本作はアメリカで11位の ヒットを記録。

[CDについて]
🔵 『Low Budget+3』 (日 本盤= ビクター エンタテインメント VICP-60699)
  1999年5月に発売された日本盤CD。歌詞・対訳・解説書付き。な お、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビクター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)。
🔵 『Low Budget+3』 (日本盤=ビクター エンタテインメント VICP-70012)
 2008年発売。SHM-CD、紙ジャケット仕様。歌詞・対訳・解説書付き。
One For The Road (1980) ⚪️ iTunes Music Store配信版
ワン・フォー・ザ・ロード(K2HD/紙ジャケット仕様)
1. Opening
2. The Hard Way
3. Catch Me Now I'm Falling
4. Where Have All The Good Times Gone
5. Introduction To Lola
6. Lola
7. Pressure
8. All Day And All Of The Night
9. 20th Century Man
10. Misfits
11. Prince Of The Punks
12. Stop Your Sobbing
13. Low Budget
14. Attitude
15. (Wish I Could Fly Like)Superman
16. National Health
17. Till The End Of The Day
18. Celluloid Heroes
19. You Really Got Me
20. Victoria
21. David Watts
60年代の音源しか聴いたことが ない方に特にお薦めしたい1980年発表のライヴ・アルバム(アナログ盤は2枚組でした)。本作は人気再燃直後の1979年〜1980年にかけて行われたツアーからのベスト・テイクを収録したもので、当時のパンク/ニュー・ウェイヴ・バンド に対抗するか のような勢 いのある演奏が聴けます。2「ハードに生きろ」11「プリンス・オヴ・ザ・パンクス」4「アティテュード」等のロックン・ロール・ナンバーや6「Lola」9「20 世紀の人」18「セルロイドの英雄」8「オー ル・オヴ・ザ・ナイト」19「ユー・リアリー・ガット・ミー」と いった代表曲も色褪せず。
※CDについて
 80年代〜90年代前半までに発売されていた初盤CDでは20th Century Manが"収録時間の都合上"によりカットされているので要注意。1999年以降に発売されたリマスター盤には収録されています。 また、輸入 盤のリマスターCDはパソコンでライヴ映像が見れるエンハンスドCD仕様ですが、日本盤には未収録。(掲載:2004年2月4日)
Give The People What They Want (1981) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Around The Dial
2. Give The People What They Want
3. Killer's Eyes
4. Predictable
5. Add It Up
6. Destroyer
7. Yo-Yo
8. Back To Front
9. Art Lover
10. A Little Bit Of Abuse
11. Better Things


1981年8月発表のアルバムで、アメリカでは第15位のヒット。新旧のファンを巻き込んだ時期を反映するかのように活気溢れるロック・ナンバーが多い。 行方をくらましたラジオDJに向けて語りかける1Around The Dial(偶然か、やや先に発表された The Roostersのセカンド・アルバム同様にAMラジオのノイズから始まる)、セルフ・パロディ的な6Destroyer、 どちらかというとビデオの方が印象に残るPredictable、 流暢なメロディ・ラインに 前向きな歌詞が乗る11Better Thingsなどを収録。

[CDについて]
🔵 『Give The People What They Want』 (日 本盤= ビクター エンタテインメント VICP-60701)
  1999年5月に発売された日本盤CD。歌詞・対訳・解説書付き。な お、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビクター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)。
🔵 『Give The People What They Want』 (日本盤=ビクター エンタテインメント VICP-70014)
 2008年発売。SHM-CD、紙ジャケット仕様。歌詞・対訳・解説書付き。
State Of Confusion (1983) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. State Of Confusion
2. Definite Maybe
3. Labour Of Love
4. Come Dancing
5. Property
6. Don't Forget To Dance
7. Young Conservatives
8. Heart Of Gold
9. Cliches Of The World (B Movie)
10. Bernadette
[リマスター盤CD ボーナス・トラック]
11. Don't Forget To Dance (Original Extended Mix)
12. Once A Thief
13. Long Distance
14. Noise
80年代最大のヒット曲4Come Dancing」(UK第11位)や切ないバラードDon't Forget To Dance(US第29位)を含む1983年のアルバム。シングル曲以外は同時 代的なビート・ポップ・ナンバーが中心。

[CDについて]
🔵 『State Of Confusion』 (日本盤 = ビクター エンタテインメント VICP-60702)
  1999年5月に発売された日本盤CD。歌詞・対訳・解説書付き。ボーナス・トラック4曲収録。なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)。
🔵 『State Of Confusion(日本盤=ビクター エンタテインメント VICP-70015)
 2008年発売。SHM-CD、紙ジャケット仕様。歌詞・対訳・解説書付き。
Word Of Mouth (1984) ⚪️ iTunes Music Store配信版

1. Do It Again
2. Word Of Mouth
3. Good Day
4. Living On A Thin Line
5. Sold Me Out
6. Massive Reductions
7. Guilty
8. Too Hot
9. Missing Persons
10. Summer's Gone
11. Going Solo
[リマスター盤 ボーナス・トラック]
12. Good Day (Extended Edit)
13. Summer's Gone
(Extended Edit)
この時期の代表曲1「Do It Again」を含む 1984年発表の作品。
[CDについて]
🔵 『Word Of Mouth+2』 (日本盤 = ビクター エンタテインメント VICP-60703)
  1999年5月に発売された日本盤CD。歌詞・対訳・解説書付き。ボーナス・トラック2曲収録。なお、このCDと同内容でメーカーや仕様が異なる再発盤が複数発売されています(例:ビク ター→ユニヴァーサルに変更、紙ジャケット仕様など)。
🔵 『Word Of Mouth(日本盤=ビクター エンタテインメント VICP-70016)
 2008年発売。SHM-CD、紙ジャケット仕様。歌詞・対訳・解説書付き。
Think Visual (1986/CD:(日本盤)London P33L 20034)

1. Working At The Factory
2. Lost And Found
3. Repetition
4. Welcome To Sleazy Town
5. The Video Shop
6. Rock 'N' Roll Cities
7. How Are You
8. Think Visual
9. Natural Gift
10. Killing Time
11. When You Were A Child
Ray Davis (vo,g,k) / Dave Davis (g,vo) / Ian Bibbons (k,cho) / Bob Henrit (d) / Jim Rodford (b,cho) / Mick Avory (d on 6)
1986年11月に発表されたLondon Records移籍後初のアルバム。その間にオリジナル・メンバーのMick Avoryが脱退(1984年7月)、後任としてBob Henrit(d/元Argent)が参加。工場の労働者を逃 れミュージシャンになったが、そこでも工場のように働かされたと歌う1Working At The Factory、 ジャジーな4Welcome To Sleazy Townで はインドアな生活を送る人に繁華街で刺激を求めようぜと言ってるものの、今ではその街が駐車場やショッピング・モールに変わってしまった…と、現在も相変 わらず続く話が。レゲェ調の5The Video Shopは ビデオ屋を開いた男の話。しかも「テレビから録画したんで画質は良くないぜ」とか歌っている(笑)。デイヴがヴォーカルの6Rock 'N' Roll CitiesMick Avoryが唯一参加したタイトル通りロックン・ロール。シングル・カットされたミディアム・テンポの7How Are Youは別れた相手に向けて歌った と思われる曲。ラストの11When You Were A Childデイヴの曲でモロに80'sなエレ・ポップ(ヴォーカルが普段のデイヴっぽくない感じがする)。ジャケットが「?」な感じで当時出たっきり一度も再発売されていません が、決して悪くはないアルバムだと思います。
The Road (1987/CD:(日本盤) London P33L 20063)

1. The Road
2. Destroyer
3. Apeman
4. Come Dancing
5. Art Lover
6. Cliches Of The World (B Movie)
7. Think Visual
8. Living On A Thin Line
9. Lost And Found
10. It (I Wanted It)
11. Around The Dial
12. Give The People What They Want
1987年12月に発表されたライヴ盤。過去3作のライヴ盤と被らない選曲で、表題となった(当時の)新曲「The Road」のみスタジオ録音。
UK Jive (1989/CD:(日本盤) London POOL 20127)

1. Aggravation
2. How Do I Get Close?
3. UK Jive
4. Now And Then
5. What Are We Doing?
6. Entertainment
7. War Is Over
8. Down All The Days (To 1992)
9. Loony Balloon
10. Dear Margaret
11. Bright Lights
12. Perfect Strangers
1989年11月発表のアルバム。所々でラップ調のヴォーカルが入る1Aggravationに始まり、シングル・カット もされたブルージィーな2How Do I Get Close?、50 年代風の曲調からThe Whoのパロディまで飛び出すタイトル曲3UK Jive、アルバムからのファース ト・シングルでVan Halenの「Jump」風のシンセが登場する8Down All The Days (To 1992)、 シングルのカップリング曲にもなった7War Is Over辺りが聴きどころ。1〜9が レイ、10〜12がデイヴの曲という分け方もこれまでと違うといえば違う点。(掲載:2015年12月15日)
Did Ya (1991/CD:(日本盤)Sony Records SRCS 6856)

1. Did Ya
2. Gotta Move (Live)
3. Days (Re-Recorded)
4. New World
5. Look Through Any Doorway

Sony Records移籍第1弾として発表されたミニ・アルバム。元々は一般発売なし&ラジオのオンエア用として制作されたようですが、1993年に日 本盤が来日記念盤として初リリースされています。タイトル曲1「Did Ya」は1966年頃の雰囲気を彷彿とさせる曲調。2Gotta Moveはライヴ音源で、1964年 のシングルB面曲「I Gotta Move」と同じ曲。3Days」は1968年発表シングル曲の再録版。4「New World」は軽快な打ち込みのリズムに重い詞が乗る。5「Look Through Any Doorway」はデイヴの作 品。なおこのアルバムは2007年発売の『Phobia』の紙ジャケット仕様日本盤にボーナス・ディスクとして組み込まれリイシュー されています。(掲載:2015年12月15日)
Phobia (1993/CD:(日本盤) Sony Music Japan International SICP-1486〜87/紙ジャケ再発盤) ⚪️ iTunes Music Store配信版
フォビア(紙ジャケット仕様)
1. Opening
2
. Wall of Fire
3
. Drift Away
4
. Still Searching
5
. Phobia
6
. Only A Dream
7
. Don't
8
. Babies
9
. Over the Edge
10
. Surviving
11
. It's Alright (Don't Think About It)
12
. The Informer
13
. Hatred (A Duet)
14
. Somebody Stole My Car
15
. Close to the Wire
16
. Scattered
[2007年紙ジャケ版ボーナス・ディスク]
1. Did Ya
2. Gotta Move (Live)
3. Days (Re-Recorded)
4. New World
5. Look Through Any Doorway
1993年発表のアルバムで、CDでは約72分、レコードでは2枚組分に当たるヴォリュームの大作。タイトル曲Phobiaを はじめ、重いテーマを扱った曲が多い。かつての「Days」にも通ずる曲調の6Only A Dreamは アルバムからのセカンド・シングルとしてもリリース(約1分程短くなっている)。ちなみに日本盤CDは2種類あり、1993年初盤は通常のプラ・ケース仕 様、2007年の再発盤は紙ジャケット仕様になり、ジャケット・デザインも若干異なるほか、Bonus Disc として『Did Ya』を収録。ライナーも2007年盤が充実しており、新規解説書と1993年盤の解説両方を掲載。歌詞・対訳付き。(掲載:2015年12月15日)
To The Bone (1994/CD:(英)KONK KNKCD1)
1. All Day And All Of The Night
2. Apeman
3.
Tired Of Waiting For You
4. See My Friends
5. Death Of A Clown
6. Waterloo Sunset
7.
Muswell Hillbillys
8. Better Things
9. Don't Forget To Dance
10. Autu
mn Almanac
11. Sunny Afternoon
12. Dedicated Follower Of Fashion
13. You Really Got Me
To The Bone (1996/CD:(日本盤)東芝EMI TOCP-50024〜25/2枚組盤)

[Disc 1]
1
. All Day And All Of The Night
2
. Apeman
3
. Tired Of Waiting For You
4
. See My Friends
5
. Death Of A Clown
6
. Muswell Hillbillies
7
. Better Things
8
. Don't Forget To Dance
9
. Sunny Afternoon
10
. Dedicated Follower Of Fashion
11
. Do It Again (Acoustic)
12
. Do It Again
[Disc 2]
1. Celluloid Heroes
2. Picture Book
3. Village Green Preservation Society
4. Do You Remember Walter?
5. Set Me Free
6. Lola
7. Come Dancing
8. I'm Not Like Everyone Else
9. Till The End Of The Day
10. Give The People What They Want
11. State Of Confusion
12. Dead End Street
13. A Gallon Of Gas
14. Days
15. You Really Got Me
16. Animal
17. To The Bone
通常のバンド編成とアコースティック・スタイルでの演奏が混在した変則的なライヴ・アルバム。1994年発売の英盤は1枚ものでしたが、1996年発売のアメリカGUARDIAN 盤と日本盤は2枚組化。英盤とはジャケッ ト・選曲共に異なり、(当時の)新曲「Animal」「To The Bone」が追加されています。厄介な事に2枚組盤はAutumn Almanac」がカッ トされているため、両盤必要…(苦笑)。日本盤ブックレットにはRay Davisからのコメント、ライナー、収録曲解説、歌詞・対訳付き(余計な事に触れると「Till The End Of The Day」の歌詞の一部…"Free"を"Three"と書き間違えていて、変な訳になっています…)。個人的にはDisc 2の2〜4が嬉しい選曲。Do You Remember Walter?」はゆったりとしたア レンジに。全編を通して健在振りを示したものになっていますが、現時点でこれが最新アルバム(といっても既に20 年が経過…)。(掲載:2015年12月15日)
BBC Sessions 1964-1977 (2001/CD:(日本盤)ビクター・エンタテインメント VICP-61373〜4)
BBCセッションズ 1964-1977
[Disc 1]
1.Interview
2. You Really Got Me
3. Interview
4. Cadillac
5. All Day And All Of The Night
6. Tired of Waiting For You
7. Everybody's Gonna Be Happy
8. See My Friends
9. This Strange Effect
10. Milk Cow Blues
11. Wonder Where My Baby Is Tonight
12. Till The End Of The Day
13. Where Have All The Good Times Gone
14. Death Of A Clown
15. Love Me Till The Sun Shines
16. Harry Rag
17. Good Luck Charm
18. Waterloo Sunset
19. Monica
20. Days
21. The Village Green Preservation Society
[Disc 2]
1.Mindless Child Of Motherhood
2. Holiday
3. Demolition
4. Victoria
5. Here Comes Yet Another Day
6. Money Talks
7. Mirror Of Love
8. Celluloid Heroes
9. Skin & Bone/Dry Bones
10. Get Back In The Line
11. Did You See His Name?
12. When I Turn Off The Living Room Lights
13. Skin & Bone
14. Money Talks
2001年にリリースされたCD2枚組BBCセッション集。タイトル通り全曲イギリス・BBC放送用に演奏されたスタジオ・ライヴを中心に収録(註:例外 としてDisc 2のDid You See His Name?」「When I Turn Off The Living Room Lightsの2曲は実際には通常のスタジオ録音での収録。詳細は付属ライナーを 参照)。日本盤はRay Daviesの1999年のインタビュー(書籍『ザ・キンキー・ファイル』に掲載されたものの完全版)、英文ライナー・ノーツの翻訳、歌詞・対訳付き。な お2012年9月には本作をさらに拡大した内容の『The Kinks at the BBC』と題されたCD5枚組+DVDがリリースされています。
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