The Golden Cups (Box Set)

Disc 1:『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム』(PCDT-7229)
Disc 2:『アルバム第2集』(PCDT-7230)
Disc 3:『Blues Message』(PCDT-7231)
Disc 4:『Super Live Session』(PCDT-7232)
Disc 5:『ザ・ゴールデン・カップス・リサイタル』(PCDT-7233)
Disc 6:『The Fifth Generation』(PCDT-7234)
Disc 7:『ライヴ!! ザ・ゴールデン・カップス』(PCDT-7235)
Disc 8:『Single Collection』(PCDT-7236)
Disc 9:『ブルースの新星〜パワー・ハウス登場』(PCDT-7237)
Disc 10:『Hello Party』(PCDT-7238)
CD:P-Vine PCDT-7229〜38 / 発売日 : 2003年9月25日
ザ・ゴールデン・カップスが1967 年〜1971年に発表した全音源 を網羅、さらにカップスの兄弟バンドで柳ジョージが在籍していたパワー・ハウスの唯一のアル バム(ゲストでケネス伊東、ミッキー吉野が参加)、そして本邦初公開となる 1970年の文化放送でのラジオ・セッションを加えたCD10枚組ボックス・セット。

[主な特徴]
● リマスタリング
● LPのデザインを忠実にミニチュア化した紙ジャケット仕様
● 豪華152ページブックレット付き
● オリジナル・アルバム未収録音源収録(初CD化2曲)
● 未発表音源12曲収録

ブックレットは一部『ロック画報』の記事と同じですが、シングル盤のジャケット、雑誌等に掲 載されたメンバーの写真、スケジュール表、アイ高野のインタビュー等が掲載されていて読み応えあり。なおこのボックスの発売にあたり、新たに2枚のCDが このボックス・セットに収録されましたので続いてご紹介致します。
Disc 8 : Single Collection

1. いとしのジザベル (Single Version)
2. This Bad Girl
3. 蝶は飛ばない
4. もう一度人生を
5. にがい涙
6. 悪魔にだまされた
7. 人生は気まぐれ
8. たったいちどの青春
((『四つの明星』より)
9. 花の首飾り
10. エメラルドの伝説
『Rock'n'Roll Jam'70』より)
11. Till The End Of Time
12. Micky
13. Killing Floor
14. フィルモアより遠く離れて
ザ・ゴールデン・カップスの全シングル の中から、オリジナル・アルバム未収録曲やオムニバス盤に収録された曲を集めたCD。1「いとしのジザベル」はストリングスが無く、エディ藩のファズ・ギター が聴けるSingle Version。初CD化の9,10はな かにし礼作品集『四つ の明星』に収録されていたもの(後に単独でもCD化)。ザ・タイガースの9「花 の首飾り」マモル・マヌーザ・テンプターズの10「エメラルドの伝説」デ イヴ平尾が ヴォーカル。権利関係が今よりも厳しい&ライバル会社から出た曲だという事もあり、所属レコード会社の要請で2人に歌ってもらった可能性あり(演 奏はどう聴いてもカップスのサウンドではない)。11〜14はオムニバス形式のライヴ盤『Rock'n'Roll Jam'70』(1970年発表)より。
 なお、シングル曲に関しては別項で触れていますのでそちらも是非。http://kzkoala.web.fc2.com/c/c09.html
Disc 10 : Hello Party

1. Hush
2.
Honky Tonk Women
3. The Weight
4. Together 'Till The End Of Time
5. Honey Bee
6. Killing Floor
7. Morning Glory
8. Ride Captain Ride
9. Every Hungry Woman
10. Pay My Dues
11. Whole Lotta Love
12. Proud Mary
デイヴ平尾 (vo) / エディ藩 (g,vo) / ケネス伊東 (b) / ミッキー吉野 (k) / アイ高野 (d,cho) / 柳ジョージ (b)
このボックス・セットで初登場となった未発表スタジオ・ライヴ音源で、単独発売は一切なし(2014 年現在)。文化放送のラジオ番組「Hello Party」から1970年の出演分を収録し たもので、この時期のメンバーはデイヴ平尾エ ディ藩ケネス伊東ミッキー 吉野アイ高野で、一部柳 ジョージ加入後の演奏も含まれています。音源は(恐らくファンの方が)AMラジオ放送をエアチェックしたものなので音質に難があるのは仕方 のない所ですが、これまで正式にレコード /CD化されていない楽曲が収録されており、『リサイタル』(1969年)〜『The Fifth Generation』(1971年)の間の時期のカップスを知る上でも資料性の高い音源と言えそうです。
1. Hush (作詞・作曲 : Joe South)

 アメリカのシンガーソングライター、ジョー・サウスの作品で、1968年にDeep Purpleがカヴァーし全米第4位のヒットを記録。他に日本のダイナマイツやイギリスのLove Affair、Kula Shake(1997年)等も取り上げています。ライナー・ノーツによると、1970年1月16日の演奏とらしいです。
2. Honky Tonk Women (作詞・作曲 : Mick Jaggar / Keith Richards)

 言わずと知れたThe Rolling Stonesの1969年の大ヒット・ナンバー。当時日本ではザ・タイガースも取り上げていました。1970年7月頃の演奏と思われます。
3. The Weight (作 詞・作曲 : Jaime Robbie Robertson)

 カナダ出身のグループ、The Bandの'68年のアルバム『Music From Big Pink』収録曲で、カップスはアルバム『リサイタル』でも取り上げていました。ここでは『リサイタル』よりもテンポをさらに落として演奏しています。
4. Together 'Till The End Of Time (作詞・作曲 : Frank Wilson)

 『Rock'n'Roll Jam'70』でも取り上げていた曲ですが、オリジナルはモータウン・レコードのブレンダ・ハロウェイで、イギリスのスペンサー・デイヴィス・グループも カヴァーしています。カップスはアル・クーパーとマイク・ブルームフィールドのアルバム『フィルモアの奇蹟』からのテイクを参考にしたと思われます。 1970年1月16日の演奏と思われます。
5. Honey Bee (作詞・作曲 : Elvin Bishop)

  アメリカのギタリスト、Elvin Bishopがアルバム『Elvin Bishop Group』(1969年)で発表した曲。この音源の正 確な出演日は不明ですが、2002年頃にYouTubeで同じ音源がupされた事があり、そこでは他に「Tired Of Waiting For You」(The Kinks)や「Moondance」(Van Morrison)といった曲も。この2曲共に惜しくもCDには未収録。
6. Killing Floor (作詞・作曲 : Chester Burnett)

  オリジナルは「Spoonful」「The Red Rooster」等で知られているブルース・シンガー、ハウリン・ウルフの作品で、後にJimi Hendrix、Electric Flag等も取り上げていました。カップスはライヴ盤『Rock'n'Roll Jam'70』でも演奏していますが、ここではアップ・テンポになりスリリングなプレイを展開。
7. Morning Glory (作詞・作曲 : Tim Buckley / Larry Beckett)

 オリジナルはアメリカのフォーク・シンガー、Tim Buckleyのセカンド・アルバム『Goodbye And Hello』(1967年9月)に収録されていた曲で、カップスはBlood,Sweat & Tearsの『Child Is Father To The Man』(1968年)のヴァージョン経由でのカヴァー。
8. Ride Captain Ride (作詞・作曲 : Mike Pinera / Frank "Skip" Konte)

 アメリカのロック・バンド、Blues Imageのヒット曲で、アルバム『Open』(1970年)にも収録。柳ジョージ加入後、正確な放送日は不明ですが、1970年7月以降の演 奏と思われます。
9. Every Hungry Woman (作詞・作曲 : Gregg Allman)

 これも柳ジョージ加入後の演奏と思われ、オールマン・ブラザーズ・バンドのファースト・アルバム『The Allman Brothers Band(1969年)収録曲。
10. Pay My Dues (作詞・作曲 : Mike Pinera / Frank"Skip" Konte)

 これも柳ジョージ加入後の演奏と思われ、前出のBlues Imageのシングル「Ride Captain Ride」のB面曲。
11. Whole Lotta Woman (作詞・作曲 : John Bonham / John Paul Jones / Jimmy Page / Robert Plant / Willie Dixon)

 言わずと知れたLed Zeppelinのセカンド・アルバムLed Zeppelin II』(1969年)収 録曲で、元々はMuddy Watersが1962年に発表した「You Need Love」(Willie Dixon作)という曲。Small Facesがさらに「You Need Lovin'」へと発展させ、それをさらに…という複雑な経緯を経た曲でもあるため、80年代後半以降は作者クレジットにWillie Dixonのクレジットが入るようになります(註:本CDでは表記なし)。

 ここで聞けるカップスの演奏はメンバー・チェンジ直後の1970年1月9日分の演奏。オリジナルとは曲の長さが違いますが、恐らく "Single Edit Version"(間奏がカットされている)を参考にしたものと思われます。オリジナルよりもキーが下げられているのは意図的なのか、単に元のテープの ピッチが遅くなっているだけなのかは不明。
12. Proud Mary (作詞・作曲 : John Fogerty)

  「Down On The Corner」「雨を見たかい」等のヒットで知られるアメリカのロック・バンド、クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(通称C.C.R.)の 1969年の大ヒット・ナンバー。アイク&ティナ・ターナーのカヴァーでもおなじみ。カップスのヴァージョンは柳ジョージ加入後の1970年夏頃 の演奏と思われますが、詳細は不明。
追記 : disk union特典CD (Special Thanks : Tanさん)
  ボックス・セット発売当時、disk union(首都圏内にあるレコード/CDショップ)の初回購入特典として未発表音源を収録した4曲入りCD-Rが付けられていました。(※当サイトをご 覧の方のご厚意で聴く事が出来ましたのでご紹介したいと思います。改め て、どうもありがとうございます。)
1. My Sunday Feeling (作詞・作曲 : Ian Anderson)

 収録された4曲はAMラジオからのエアチェック音源から察すると、文化放送の『Hello Party』からの音源のようです。1970年前半の演奏と思われ、メンバーはデイヴ平尾/エディ藩/ケネス伊東/ミッキー吉野/アイ高野。曲はイギリス のロック・バンド、Jethro Tullのファースト・アルバム『This Was』(1968年)収録曲で、邦題は「日曜日の印象」。にしても、これが"特典"のみで広く聴かれない状況にあるのは実に惜しく感じるのですが…。ち なみに2012年頃からYouTubeで『Hello Party』の音源がupされていますが、そちらは別テイクでした(演奏・音質共に非常によく似ていますが、間奏のギター・ソロが大きく異なる)。
2. Shotgun (作詞・作曲 : Autry DeWalt)

 
セカンド・アルバムを含めるとこれで3つ目のテイクの登場。録音時期は定かではありませんが、『ロック画報 12 Special Sampler CD』収録版とは別テイク。リード・ヴォーカルはデイヴ平尾、バック・ヴォーカルはアイ高野。
3. Honey Bee (作詞・作曲 : Elvin Bishop)

 2度目の登場で、ボックス・セット収録版とは別テイク。恐らく1970年夏以降、柳ジョージ加入後のものと思われますが、詳 細は不明。
4. White Room (作詞 : Pete Brown / 作曲 : Jack Bruce)

 Creamのアルバム『Wheels of Fire』(1968年)からのカヴァーで、詳細は不明ですがこの曲のみ"第3期"メンバー(デイヴ平尾/ルイズルイス加部/マモル・マヌー/ミッキー吉 野/林恵文)によ るもので、リード・ヴォーカルはマモル・マヌー。恐らく1969年9月前後のものと思われます。ちなみに2007年11月13日@渋谷duo music exchangeで行われた40周年ライヴでこの曲が再演されています。
作成 : 2004年9月25日/更新 : 2004年3月2日,2014年11月10日
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