The Golden Cups Album Vol.2 (ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第2集)
Cups Vol.2 1. Shotgun
2. Hold On,I'm Coming
3. Woman,Woman
4. Money (That's What I Want)
5. Spooky
6. In The Midnight Hour
7. 長い髪の少女
8. 愛する君に
9. (Sittin' on) The Dock of the Bay
10. 過ぎ去りし恋
11. Strange Brew
12. Gimme Little Sign
13. 午前3時のハプニング
14. クールな恋
発売日 : 1968年9月10日 / LP:東芝音 楽工業 Capitol CP-8473 /LP:P-Vine PLP-7735 (1998年再発盤)
デイヴ平尾(vo) エディ藩(g,vo) マモル・マヌー(d,vo) ケネス伊東(g,vo) ルイズルイス加部(b,vo) ミッキー吉野 (k)
  サード・シングル「長い髪の 少女」(1968 年4月)のヒットで全国的な人気を獲得したカップスでしたが、メンバー中唯一アメリカ国籍のケネス伊東がビザの都合で1968年7月8日に一旦ハワイへ帰 国。1968年9月下旬にグループに復帰するもののビザの問題は解決せず、レコードの表ジャケットやテレビ出演へ等の露出が制限される事に。そんな中、ケ ネス伊東に替わって加入したのが当時若干16歳だったミッキー 吉野。バンドにキーボードが加わりサウンド面に広がりが出始めます。そして新編成になって最初のシングル「愛する君に」(1968年9月1日)もヒット、数日後にはこのセカンド・アルバムが発表されます(註:1994年発売のCDや一部の書籍では10月21日発売と表記されているものもあります)。

 ファースト・アルバムで 聴けたBluesものは一旦後退し、作曲家による歌謡路線のシングル(7,8,14)の他にアメリカのR&BやCream等の洋楽カヴァー(1〜 6,9,11,12)、メンバーのオリジナル2曲(10,13)というバラエティに富んだ内容。オリジナル・メンバーで1968年2月に録音された「長い 髪の少女」以外の曲の中には6人編成で演奏されたものもあり、恐らく大半はケネス伊東が帰国する直前に録音されたのではないかと(推測)。また、表ジャ ケットではメンバーの服装もバラバラでしたが、中ジャケットや歌詞カード用の写真では"GS仕様"の衣装姿が載り、結果的にカップスの全アルバム中特に GS寄りな 作品に。

[CDについて]
『ザ・ ゴールデン・カップス・アルバム第2集』(東芝EMI/TOCT-8707/1994年)
 1994年12月14日に東芝EMIの"音蔵"という復刻盤シリーズにより初CD化。

『The Golden Cups』(P-VINE RECORDS PCDT-7229〜38/2003年)
 2003年にP-VINEから発売された10枚組ボックス・セットの中に含まれたもので、紙ジャケット仕様で復刻されています。

『ザ・ ゴールデン・カップス・アルバム第2集』(東芝EMI/TOCT-25103/2003年)
 2003年6月27日にに発売。東芝EMIの"必聴名盤シリーズ"という復刻盤シリーズによる再発盤。デジタル・リマスター、紙ジャケット仕様。解説書 付き。

『ザ・ ゴールデン・カップス・アルバム第2集』(東 芝EMI TOCT-25382/2004年)
 2004年6月30日に発売された再発盤。24bitリマスター、解説書付き。

『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第2集』
(東 芝EMI/TOCT-16002/2005年)
 2005年3月30日に発売。東芝EMIの"名盤グラフィティー60's、70's"という復刻盤シリーズによる再発盤。

『ザ・ゴールデン・カップス・アルバム第2集』 (Universal Music Japan UPCY-6921/2014年)
 2014年11月5日にリリースされた再発盤。通常のプラ・ケース仕様で、2014年最新リ マスター、盤はSHM-CDを採用。解説書付き。ちなみに2012年にEMI系列の権利がユ ニバーサルや ワーナー等に移行したため、今回からユニバーサルからのリリースになります。

[音源配信について/更新:2011年11月19日]
この作品は以下のサイトでダウンロード購入ができます(※対応OS、ファイル方式にご注意ください。また、サービス終了等によりリンク切れになっている場 合があります)。
●iTunes : https://itunes.apple.com/jp/album/za-goruden-kappusu-arubamu/id720292876

MORA(モーラ) : http://mora.jp/package/80312032/0370006118874/
OnGen : http://www.ongen.net/search_detail_album/album_id/al0000231639/
●Listen Japan : http://listen.jp/store/album_4988006184817.htm
●Amazon : ザ・ ゴールデン・カップス・アルバム第2集

1. Shotgun (作詞・作曲 : Autry DeWalt)

 オリジナルはアメリカの モータウン・レーベル所属のR&Bグループ、Junior Walker & The All Starsが1965 年1月に発表したヒット曲(全米ポップ・チャート8位/R&Bチャート1位)。カップスとほぼ同時期にヴァニラ・ファッジ(カーマイン・アピスが在籍していた60年代米ロック・バンド)もシングル及びアルバム『Near The Beginning』(1969年 2月)でカヴァーしていますが、両者のアレンジは全く異なります。カップスのヴァージョンは録音スタジオにアメリカン・スクールの女学生を招いた"スタジ オ・ライヴ"形式で録音され(やたらと「マモ ルぅ~っ!!」と叫ぶファンの喚声がうるさい(^^;))、間奏では各メンバーによるソロ・コーナーが登場する。

別テイク :

a : 1970年6月頃と思われるAMラジオでのスタジオ・ライヴ。メンバーはデイヴ平尾(vo)/エディ藩(g)/ケネス伊東(b)/ミッキー吉野(k)/ア イ高野(d)。
(収録CD)
『ロッ ク画報 (12)』 (書籍+CD:ブルース・インターアクションズ/2003年)

b : こちらも1970年(正確な録音時期は不明)の スタジオ・ライヴ。aと似た印象ですが別テイク。2003年発表のボックス・セットのdisk union購入特典CDのみに収録されていたため、現在は入手困難。


2. Hold On,I'm Comin' (作詞・作曲 : Issak Hayes / David Porter)

 
オリジナルはアメリカのR&Bデュオ、Sam & Daveの1966年のヒット曲。カップスのヴァージョンではデイヴ平尾ケネス伊東がヴォーカル。トランペットが加わっていますが、これはゲス ト参加した日野皓正による演奏のようです。有 名曲なのでカヴァーも多く存在しますが、カップスと同時期にザ・ ボルテイジというR&B系GSバンドも取り上げています。
3. Woman,Woman (作詞・作曲 : Jim Glaser / Jimmy Payne)

 
オリジナルはアメリカのポップ・グループ、Gary Puckett & The Union Gapが1967年11月に発表したナンバー(全米3位)で、ヴォーカルはマモル・マヌー。 原曲の管楽器を聴く限りでは「愛する君に」のモチーフになった可能性あり。後にメンバーが書籍『日本ロック大系』『ザ・ゴールデン・カップスのすべて』等で、洋楽カヴァー曲でもレコード会社の要請でレコーディングし た曲もあるとコメントしていましたが、この曲もその一つだったようです。
4. Money (That's What I Want) (作詞・作曲 : Berry Gordy / Janie Bradford)

 
オリジナルはアメリカのR&Bシン ガー、Barrett Strongが1959年に発表した曲で、The BeatlesThe Rolling StonesThe SonicsThe Flying Lizards等のカヴァーでも お馴染み。カップスのヴァージョンはアップ・テンポで演奏されていますが、これはThe Kingsmen(「Louie Louie」のヒットで知られるアメリカのガレージ・バンド)のヴァージョン経由によるもの。リード・ヴォーカルはエディ藩。間奏ではキーボード→ギターのソロが入る。
5. Spooky (作詞・作曲 : Buddy Buie / J. R. Cobb / Harry Middlebrooks / Mike Shapiro)

 オリジナルは サックス奏者のMike Sharpeが1967年1月に発表したも ので、全米第57位を記録。その後アメリカのソフト・ロック・グループ、The Classics IVが取り上げ、1967年12月に全米第3位の大ヒットを記録。この曲もDusty Springfieldをはじめ多数のカヴァーが存在。カップス版のリード・ヴォーカルはデイヴ平尾で、演奏にはストリングスが加わっています。そのストリング に埋もれ気味ながらも、カップスのジャジーなプレイが聴き所。

他のアーティストによるヴァージョン:

Classics IVThe Very Best of Classics IV
The Feminine ComplexTo Be In Love(CD:(米)Teen Beat 236)
Dusty SpringfieldDusty Springfield: Classics & Collectibles
Bill Wyman & The Rhythm KingsAnyway The Wind Blows(CD:(米)Velvel 79768/1999年)
アン・ルイスFETISH ~the Crime of Pleasure and Innocence~(2006年)


6. In The Midnight Hour (作詞・作曲 : Steve Cropper / Wilson Pickett)

 
「ダンス天国」で知られるア メリカのR&Bシンガー、ウィルソン・ピケットの1966年のヒット 曲で、ヴォーカルはケネス伊東デイヴ平尾。 軽快なリズムの原曲に対し、カップス・ヴァージョンはグルーヴ感が増し、ギターにファズやワウ・ペダルをかけたサイケデリック・ファンク・サウンドに(The Isley Brothersの「It's Your Thing」にも通ずる音ですが、この曲が出たのは翌年)。ケネス伊東の歌い方か ら察すると、恐らく米ガレージ・バンドのThe Chocolate Watchbandのヴァージョンも参考にした可能性あり。また、2004年10月10日@渋谷公会堂で行われたライヴでは、忌野清志郎が ゲストで加わりこの曲を演奏しています。

他のアーティストによるヴァージョン:
Wilson PickettIn The Midnight Hour(CD: ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-27504)
Billy PrestonBillys Bag(CD:(日)Solid CDSOL-7092)
Archie Bell & The DrellsTighten Up(CD: ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-27611)
The Young RascalsThe Young Rascals(1966年)
The Chocolate WatchbandMelts In Your Brain...Not On Your Wrist!(CD:(英)Big Beat CDWIK2 249)
ザ・スパイダースアルバムNo.5(CD:(日)テイ チク TECN-20390/1968年)
The VoltageR&B Big Hit Album(1968年)
The JamThis Is The Modern World(CD:(日)Universal POCP-2586/1977 年)
RCサクセションthe TEARS OF a CLOWN(CD:(日)EMIミュージックジャパン TOCT-11094/1986年)
Echo & The BunnymenCrystal Days 1979-1999(CD:(米)Warner/Rhino R2 74263/2001年)


7. 長い髪の少女 (作詞: 橋本淳 / 作曲 : 鈴木邦彦)

 
1968年4月1日に3枚目のシングルとして発表され、チャートの14位を記録しゴールデン・カップスの知名度を上げた一曲。脳裏に強く 焼き付く12弦ギターのイントロ(それに 抵抗するかのようにBlues風のギターが絡んでくる)、歌のバックに流れるストリングス、哀愁漂うメロディ・ラインは昭和40年代歌謡の世界。ヴォーカ ルはマモル・ マ ヌーエディ藩をメインに、サビの「どうぞ〜っ♪」デイヴ平尾。 こうした歌の振り分けはSmokey Robinson and The Miraclesの「You've Really Got A Hold On Me」(次回作に収録)からヒントを得たようです。前回の「銀色のグラス」が昭和歌謡的なメロディとカップスのガレージ・パンク的な音がインパクト大だっ た反面、レコード会社側は誰でも口ずさめる一般受けする曲をやってもらいたかったのでしょう。結果的にこの曲はヒットし、カップスも"グ ループ・サウンズ"のひとつとして知られるように。

 この曲の成功とは裏腹に、この曲を(当時)最も受け入れなかったのはカップス自身だった事は数々のインタビューで語られている通りで、レ コーディング以外で演奏した機会はテレビやラジオ出演等ほんの僅か。普段のステージでは殆ど演奏しなかったとのこと(
あっても解散直前の地方公演程度だったようで す。ライヴ音源も『リサイタル』での短縮版のみ)。 メンバーが英米の最新のRockやR&Bに意識が向かっている中でこうした曲をやるのは、曲そのものが良くても相当違和感があったのではない かと…。リアルタイムでの周囲の反応も気になるところがあり、それまでのカップスを知るファンは拒否反応を示した方も多かった一方で、この曲を聴いてジャ ズ喫茶等に足を運んだ人達は、実際に演奏を観てどう感じたのでしょうか…と、当時を知らぬ者からするとそうした疑問を抱くわけで。行ってみたら 「長い髪の少女」をやってくれなかった or わけのわからない英語の歌ばかりでがっかりして帰ったか、逆に演奏に圧倒されたか、俺も楽器やろうと思ったか…。カップスがきっかけで後々ミュージシャン とし て活躍する人達の口からまずこの曲の話は出てこないし、当時このシングルを買った人達は、B面にひっくり返した時何を思ったか…カップスのシングルでこれ ほど建前(A面)と本音(B面)が極端なのもないですよね。曲そのものの出来を抜きにしても聴き手の好みの分かれる曲でもあり、どちらも時の試練 に耐え得る曲。

ライヴ・ヴァージョン :

a : 1969年7月20日@渋谷公会堂でのライヴで、歌詞の一番だけを演奏しています。この時のメンバーはデイヴ平尾(vo)/ルイズルイス加部(g)/マモ ル・マヌー(d,vo)/ミッキー吉野(k)/林恵文(b)。この曲の現役時代のライヴ・ヴァージョンはこれのみ。
(収録アルバム)
『ゴールデン・カップス・リサイタル』(1969年10月)

b : 厳密には解散後のもので、1974年8月9日@郡山ワン・ステップ・フェスティバルに"デイヴ平尾&ゴールデン・カップス"名義で出演した際のラ イヴ・テイク。これも余興的に1番のみ。この時はデイヴ平尾の他にルイズルイス加部(b)、柳ジョージ(g)等が参加。ちなみに同イベントにはエディ藩、 ミッキー吉野、アイ高野、ジョン山崎が別のバンドで出演していました。
(収録アルバム)
『ONE STEP FESTIVAL』(2005年)
『ONE STEP FESTIVAL SPECIAL BOX』(2013年)

カヴァー・ヴァージョン :
ジャッキー吉川とブルー・コ メッツ『アポロン傑作選~思い出のグループ・サウンズ・ヒット』
ダウン・タウン・ブギウギ・ バンド『G.S.』(1976年/デイヴ平尾ゲスト参加)
ゆうき剛『長い髪の少女』(1973年/マモル・マヌーの別名義)
エディ藩 & ROXVOX『Another Better Day』(2004年)
奥村チヨ『チヨとあなたの夜』(1968年)
カルメン・マキベスト&カルト
橋真梨子『紗 II』(1990年)
ニック・ニューサ『ゴールデン☆ベスト』
Mi-Ke『想い出のGS九十九里浜』 (1991年)
天童よしみ『天童よしみ・よしみコレク ション 〜歌心名曲選〜II』(2007年)
大 竹しのぶ『歌 心 恋心』(2014年12月)
8. 愛する君に (My Love Only For You) (作詞: 橋本淳 / 作曲 : 鈴木邦彦)

 
1968年9月に発表された4枚目のシングルで、オリコン・チャートの13位を記録。リード・ヴォーカルはデイヴ平尾で、サビの部分はマモル・マヌーが 担当。前作「長い髪の少女」はバンド本来の姿とのギャップが かなりありましたが、こ の曲ではカップスと作曲家の持ち味が上手く活かされ、洗練 されたメロディとコード進行、デイヴ平尾とマモル・マヌーのヴォーカル、間奏でのエレクトリック・ピアノのソロ、さらにブラス・セクションとストリングス で厚みのあるサウンドに。賛否両論の多いシングルA面曲の中でもこれは紛れもなく名曲。ちなみに1968年のテレビ映像(映画『ワンモアタイム』に収録)や書籍『ロック画報(12)』の付録CDではバンドのみのライヴ・ヴァージョ ンを聴く事が出来ます。また、GSの同窓会的なプロジェクト、タ イガース・メモリアル・クラブ・バンドが1990年にこの曲をリメイクしています(デイヴ平 尾マモル・マヌーミッキー 吉野が参加)。

小ネタ :
 テレビアニメ『巨人の星』の第93話「新しい年のはじまり」の 中で、星飛雄馬がゴーゴー・クラブに訪れるシーンのバックでこの曲が流れます。

カヴァー・ヴァージョン :

 陣内孝則(俳優/元TH eROCKERS)がPlatinum Sax名 義で発表したアルバム『B.Blues』 (Pony Canyon PCCA-00689/1994年)でこの曲をカヴァーしています。窪田晴男花田裕之等が録音に参加。
9. (Sittin' on)The Dock Of The Bay (作詞・作曲 : Steve Cropper, Otis Redding)

 60年代後半に活躍したアメリカのR&Bシンガー、
オーティス・レディングがスティーヴ・クロッパー (Booker T. & The MG'S)と共に書いた曲で、オーティスの事故死後の1968年1月にシングル・カットされ全米No.1ヒットを記録。カップス版はデイヴ平尾のリード・ヴォーカルで、原曲同様雨のSEが挿入されています。
10. 過ぎ去りし 恋 (Goodbye,My Love) (作詞: ケネス伊東 / 作曲 : エディ藩)

 
エディ藩作曲、ケネス伊東作 詞のオリジナルで、アルバム発表後の1968年12月にシングル・カットもされています(オリコン・チャート第89位)。The ImpressionsやThe Delfonics等のR&Bバラードにも通ずる非常に洗練された曲調ですが、エディ藩のいくつかのコメントによると、The Young RascalsやThe Assiciationの「Never My Love」等で使用されているコード等からヒントを得て作ったとの事。リード・ヴォーカルはマモル・マヌー、サビの部分はデイヴ平尾。2003年の再結成以降のライヴではAOR風にアレンジされ、デイヴ平尾のヴォーカル・パートがエディ藩に変更されています(DVD及びアルバム『One More Time』に収録)。
11. Strange Brew (作詞・作曲 : Eric Clapton / Felix Papalardi / Gail Collins)

 
Creamのセカンド・アルバム『Disraeli Gears』(1967年)からのナンバーで、オリジナルよりもサイケデリック&ルーズな印象。ヴォーカルはマモル・マヌー
12. Gimme Little Sign (作詞・作曲 : Alfred Smith / Joseph Hooven / Jerry Winn)

 
アメリカのR&Bシンガー、Brenton Woodの1967年のヒット曲で、カップス版のヴォーカルはデイヴ平尾。意外にもカップス側の選曲ではなく、所属レコード会社の洋楽担当者がメンバーに2〜3回 レコードを聞かせて演奏させたようです。
13. 午前3時のハプニング (Happening At 3 O'Clock A.M.) (作詞・作曲 : ルイズルイス加部)

 
ルイズルイス加部作よるサイケデリックなナンバーで、ヴォーカルは加部ケネス伊東。冒 頭で"ギター教則ソノシート(?)"を早回ししたものがサンプリング(←当時はこんな言葉ありません)が挿入され、続いて印象的なギター・リフとファズの かかったギターとベースが始まり、加部が「まんでーもーにぃーん すりーおくろぉーっく....♪」と歌い、さらにボレロ風のリズムに替わったりと独創的な展開を見せる。発表当時は雑誌 「ミュージック・ライフ」のレビューでも高く評価されていました。このアルバム収録後の1968年12月、シングル「過ぎ去りし恋」のB面としてシングル・カットされています。

カヴァー・ヴァージョン:

ザ・ヘア恋のサイケデリック(CD:(日) Vivid Sound VSCD-3075/1995年)
14. クールな恋 (Baby,Please Don't Run Away) (作詞: 松島由佳 / 作曲 : 村井邦彦)

 
シングル「愛す る君に」のB面に収録されていた歌謡曲調の作品で、作曲は「朝まで待てない」(The Mops)「翼をください」(赤い鳥)等で知られる村井邦彦。リード・ヴォーカルはデイヴ平尾。 エディ藩のファズ・ギターと、いかにも昭和40年代的な雰囲気の管楽器が印象的。リアルタイムではレコーディング以外で演奏されていたかは定かではありませんが、デイヴ平尾他 界直前に出演した2008年6月14日@神奈川県民ホールでの"GSフェスティバル2008"でこの曲が演奏されています。

小ネタ1 :
 テレビアニメ『巨人の星』の第90話「ロボット対人形」の中 で、星飛雄馬がゴーゴー・クラブに訪れるシーンのバックでこの曲が流れます。これ以降の回では"オーロラ3 人娘"というアイドル・グループの持ち歌として流れるようになり、オーロラ3人娘ヴァージョンはアルバム巨人の星オリジナルサウンドトラック(1993年)に 収録。

小ネタ2 :

 『巨人の星』で使用されたカップスのナンバーは「愛する君に」「クールな恋」「Do You Know I Love You」の3曲。2008年に は東京MXテレビで、2010年にはテレビ神奈川で再放送されています。

文章作成 :1998年夏 / 加筆訂正 : 2010年11月19日,2014年12月2日
Blues Messageへつづく。
戻る
inserted by FC2 system